ご近所でも、泊まりたい! 超進化系カプセルホテルは、“泊まれる茶室”?
今春、日本橋人形町にオープンしたカプセルホテルが、想像以上に美しいと話題です。和モダンな格子、壁には日本画、天井高が2m以上、シモンズ製ベッドを使用している…って、それはもうカプセルホテルじゃないですよね!“泊まれる茶室”がコンセプトだという「ホテル・ゼン・トーキョー(hotel zen tokyo)」。いったいどんなホテルなのでしょうか?
コンセプトは“泊まれる茶室”。 世界初の「禅×ミニマリズム」ホテルって?
今春、人形町駅徒歩1分という好立地にグランドオープンした「ホテル・ゼン・トーキョー」。従来のカプセルホテルに、千利休が生み出した“茶室”の要素を取り入れた世界初の「禅×ミニマリズム」ホテルです。
ずらりと並んだ客室は、木を取り入れた壁や格子で仕切られていて、日本画が飾られています。床の間のようなベッドヘッドに間接照明もキレイで、和モダンな設え。極小空間なのに上品な雰囲気で、削ぎ落とされた美しさにうっとりします!
客室の天井はすべて高さ2m以上あり、最高の眠りを実現…で有名なシモンズ製ベッドが備えつけられています。省スペースながら客室内金庫、フリーWifi、ハンガー、アメニティ&タオルフルセットも付属され、カプセルホテルのイメージを覆す仕様に驚愕!
客室は5種類。部屋のほとんどはベッド幅120cmのセミダブルで、部屋幅の違いや、畳付きなど若干の違いがあります。デラックスコーナーという客室は、窓もありカプセルホテルとは言い難いとってもお得な仕様です。
フロアは男女共用と女性専用に分かれていて、男女別の共用バスルーム(シャワー、無料バスアメニティ付)も利用できるので、女子のひとり旅でも安心ですね。
ラウンジやルームウェアにこだわりあり!新世代の「禅」を体感。
ルームウェアは、ファッションデザイナーによるオリジナルのもの。着物にインスパイアされたデザインのルームウェアを有料でレンタルすることができます(2019年秋以降に提供予定)。自然の風景を身に纏い、禅の心を引き寄せる…という茶室空間を堪能したい方にはぴったり。
ホテルには宿泊者以外も利用できるバーラウンジがあり、日本産にこだわったドリンクメニューがいただけます。ソムリエが厳選した日本酒・日本産のリキュールを用いたカクテルも用意。ワインや日本酒とのマリアージュをコンセプトとしたフードメニューもあるため、最先端の和モダンなお食事にも出会えてときめきます!
客室の宿泊料金は、3400円から(2019年4月10日現在)。いまならオープンセール価格(期間未定)で利用可能なので、気軽にお泊りできますね。従来のカプセルホテルの概念を覆す“泊まれる茶室”は、とにかくスタイリッシュ! 美しさを極めた最小限の物だけに囲まれる空間って、こんなにも心が和らぐものなんだって初めて気づきました。
今後、国内・海外での店舗展開を企画しているので、こんな日本文化のイイトコ取りをしたカプセルホテルが世界中に広がっていくのかもしれません。その記念すべき一号店に泊まれるのって、とっても貴重な気がしませんか?
世界中で人気を博すミニマリズムや禅の精神。日本文化の魅力を再認識する機会にもなりそうです。ぜひステキな極小空間を満喫してみて。
■hotel zen tokyo(ホテル・ゼン・トーキョー)
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-8
ベッド数:78
チェックイン:16時~、チェックアウト:10時
アクセス:人形町駅 徒歩1分、水天宮前駅 徒歩5分
Text:カトウエリサ
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