おひとりさまにもおすすめ!炊きたてのお米が味わえる恵比寿の隠れた名店
外で和食を楽しむなら、お米にこだわってみるのはいかが?恵比寿にある「米福」は、お米が主役の和食屋さん。毎日お店で自家精米されるお米を、炊きたての土鍋ご飯で楽しむことができます。こだわりの食材で丁寧に作られた料理の数々は、素材にこだわる大人の女性におすすめです。一人でも行きやすい落ち着いた空間は、思わず寄りたくなる居心地のよさがあります。
恵比寿駅すぐ!「お米が主役」の和食店
恵比寿駅から徒歩2分、ビルの地下1階に位置する「米福」。
お店へとつづく階段を降りていくと、ほのかにお香の香りがします。入店前から、恵比寿の喧騒を忘れさせてくれる大人な雰囲気が漂っています。
「米福」は店名の通り、お米が主役の和食店。
温かみのある照明でゆったりとした店内であるため、落ち着いた雰囲気の中、食事を楽しむことができます。
こちらのお店では、「米福特選 土鍋ごはん」として、常時5種類のお米をラインナップ。
銘柄は2~3ヵ月ごとに数種類ずつ変わっていき、いつ訪れてもそのとき一番おいしいお米をいただくことができます。
自家精米された銘柄米で、お米のおいしさを再発見
提供されるお米はすべて、日本各地の契約農家から玄米の状態で取り寄せ、その日使う分だけ、毎日丁寧に自家精米。100%天然水のプレミアムウォーターを使用し、萬古焼の土鍋で一合ずつ炊き上げています。
今回いただいた「雪椿」は、甘みや旨み、食感のバランスに優れた銘柄。
土鍋のふたを開けると、そこにはツヤツヤと美しいご飯が。湯気と共においしい香りもふんわりと広がります。
底からしっかり混ぜ、水蒸気を逃し、まんべんなくご飯をほぐしてから茶碗によそうのがポイントだそう。
食べるとふっくらとしたお米が口の中で一粒一粒際立ち、ほのかな甘みが広がります。
土鍋ごはんは炊き上がりまでに30~40分を要するので、最初に注文しておくのがおすすめ。お店の方が、お酒や料理の進み具合を見ながら、絶妙なタイミングで提供してくれます。
お米のおいしさを引き立てるメニューが揃っているのもこちらのお店の魅力。
「お供三種盛り」は、四万十川の海苔の佃煮、北海道産いくらの醤油漬け、京都から取り寄せたじゃこ山椒がセットになっています。
全国のおいしいものが一堂に会し、どれもご飯と相性抜群の逸品ばかり。
「辛子明太子と九条葱の胡麻油和え」も、ご飯のお供に間違いない一品。
明太子と葱が胡麻油によってまろやかに絡み合い、この上ないおいしさです。
ご飯のお供はどれも、お米の甘みや旨みをよりいっそう感じられるような、ほどよい塩加減が印象的です。
「お米が主役」というお店のコンセプトにおもわず納得。
その他、生姜焼きや銀だらの西京焼きといったお料理も充実しているので、しっかり食べてお腹を満たしたいという人も安心ですよ。
女性おひとり様にもうれしい“持ち帰り”サービス
日本酒も豊富にラインナップされています。
こちらのお店では、原料となる酒米の品種や田植えの時期の違いなどによって、日本酒をセレクトしているのが特徴。
ほかにはない観点で楽しむことで、日本酒の、そしてお米の奥深さにますます夢中に!
ご飯が食べきれない場合は、最後に持ち帰り用の塩むすびにしてくれるサービスも。
これなら安心して色々な種類のお米を試せるので、うれしいポイントですね。
シンプルで素朴な店内は、女性一人でも訪れやすい雰囲気。
カウンター・テーブルあわせて26席とこぢんまりとしたお店なので、あらかじめ予約しておくのがおすすめです。
仕事帰りの贅沢ディナーに、休日に日本酒を楽しみながら…さまざまなシーンで楽しめる「米福」。
こだわり派の女性なら、一度は訪れてほしい名店です。
Text & Photo : 日笠麗奈
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