dotcom space Tokyoは原宿の近未来カフェ!生クリームといちごがたっぷりの食パンが人気!
2019年3月、原宿にオープンしたコミュニティースペース「dotcom space Tokyo」。デザインやテクノロジーなど、さまざまな点“dot”をコーヒーがつないでくれる場所です。ここでさまざまな人と出会い、新しいコミュニケーションとクリエイティビティが生まれることを願い作られました。また、浅草にある老舗ベーカリー「ペリカンの食パン」を使ったメニューも味わえます。
デザイン、テクノロジーを重ね合わせたカフェスタイルのコミュニティースペース
音響機器やスマートプロダクトなどの商品企画やデザインなどの事業を行っている中国北京発の企業「dotcom」。使う人の体験や一緒に過ごす時間、またその空間全体をデザインすることで、人の生活に寄り添うテクノロジーを提案するというミッションをもとに事業を行っています。
そんな「dotcom」がこの春、コーヒーとデザイン、そしてテクノロジーを体験できる「dotcom space」(ドットコムスペース)の日本1号店「dotcom space Tokyo」を原宿にオープン。
お店の場所はJR原宿駅竹下通り口から徒歩2分ほどの場所。落ち着いた裏通り沿いにあります。
この看板が目印です。
お店があるのは地下2階。贅沢に使われている空間は開放感があります。
店内はとてもスタイリッシュですが、木目調の家具が使われているので、どこか温かみのある空間が広がります。
店舗デザインを行ったのは、建築家として有名な芦沢啓治氏。使用されている家具は「石巻工房」のもの。芦沢氏が2011年、東日本大震災をきっかけに、復興を目指す家具工房として石巻に設立した家具ブランドです。
この復興を目指すという考え方に「dotcom」が共感。コラボレーションしてつくられた家具が使用されています。
未来のバリスタ体験!?「Drip」とは
オーダーは、入ってすぐのカウンターで。この日お店でいただける厳選されたスペシャリティコーヒー豆がディスプレイされています。
コーヒー豆は渋谷区富ヶ谷の「FUGLEN COFFEE ROASTERS」、千葉県船橋市の「PHILOCOFFEA」さんという人気のロースターから仕入れたもの。焙煎度はもちろんコーヒーの産地や特徴などの説明があるので、選ぶときの参考になりそうです。
抽出方法は、コーヒーマシンやハンドドリップなどいろいろあります。
このお店で注目したい抽出方法が、スタイリッシュな姿のこちら!「Drip」です。
実はこれが未来のバリスタ!バリスタの腕の動きをミリ単位で再現。人間以上に正確で完璧な抽出を実現する自動ハンドドリップマシーンです。
バリスタさんはハンドドリップする間はドリップに集中しなくてはいけなかったところを、この「Drip」があることでお客さんとのコミュニケーションに集中することが可能に。これはまさに新しいバリスタ体験ですね。
また、こちらは「Drop」。ミリ単位で正確にアイスコーヒーやミルクを注ぐことができるそう。ラテなどはこちらのマシーンを使って作られます。
そして、ぜひ体験してほしいのがこのウォーターサーバー。セルフで取りに行くお水はこの「Drop」マシーンで。近未来的でわくわくします。
大人気「パンのペリカン」の食パンが味わえる
この近未来的なマシーンで作られたコーヒーと味わうのは、パン好きで知らない人はいないほど大人気の「パンのペリカン」の食パン。最先端のコーヒーと一緒に浅草・⽥原町で創業昭和17年から続く老舗の味を楽しめます。
取材時の食パンメニューは、ハニーバター・トーストチーズ・季節のトーストいちごクリームがありました。今回いただくのは、アイスコーヒーと季節のトーストいちごクリーム(※5月下旬までの予定です)。
この日は天気がよかったので、テラスでいただきます。今の季節はとっても気持ちが良いですよ。
「ペリカン」の厚切り食パンの上にたっぷりの生クリームといちご。しっかりした食パンにふわふわの生クリーム&いちごの組み合わせは間違いないおいしさです。
生クリームの下の、ラム酒を少しだけ効かせた自家製シロップとマスカルポーネチーズがアクセントに。いちごの酸味も相まって甘すぎずとってもおいしい!
すっきりとした味わいのアイスコーヒーにぴったりのおいしさです。
コーヒーはハンドドリップでの抽出も行っています。カウンターに並んでいる豆から好きなものを選び、抽出してくれます。
このコーヒーとともにいただくのは人気のチーズ・トースト。厚切り食パンにブルーチーズがおいしそうです。
もちろんそのまま食べてもOKですが、さらにはちみつをトロリ。
全体がまろやかになりブルーチーズが苦手という方にもおすすめ!
コーヒーは自分で選んだコーヒー豆のカードつきです。 産地などが詳しく書かれているので、自分好みのコーヒーを発見するのに役立ちそうです。コーヒーをライフスタイルに取り入れる提案は、こうした細かい部分でも行われています。
お店で使用しているコーヒー豆はもちろん、サーバーやコーヒーカップも販売。
なんとこちらは「Drip」のマシーンに合わせて、コーヒー機器総合メーカー「Kalita(カリタ)」さんが作ったドリッパー。数量限定で販売されています。
1941年ノルウェー創業の「Figgjo(フィッギオ)」の、こだわりのコーヒーカップも。店内で使われているのはどのコーヒーにも合うデザインのものですが、販売されているのは3種類。
形によって香りや味の感じ方が違うので、ワイングラスのように豆に合わせて楽しむという提案をしてくれます。
店内には人気の高音質Bluetoothスピーカー「LIBRATONE」もあります。さまざまな形でライフスタイルの提案をしてくれるのが面白いですね。
コーヒーやパンを味わいながら、その時間&空間を楽しめる「dotcom space Tokyo」。
コーヒーを軸にテクノロジーを身近に感じ、自分の生活の一部にしたくなるような体験ができる空間です。
今まで最先端テクノロジーというと、どこか無機質でクールなイメージでしたが、「dotcom space Tokyo」は店員さんもフレンドリーなうえ、テクノロジーを楽しめるツールを今までにない形で提案してくれるところが面白いです。ぜひ次のお休みの参考にしてくださいね。
Text & Photo:KARIN
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