“日本一キレイでかわいい”御朱印!?最新「令和バージョン」も要チェック

“日本一キレイでかわいい”御朱印!?最新「令和バージョン」も要チェック

おでかけ 神社 御朱印 御朱印帳 パワースポット 東京都
るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket

松任谷由実さんの名曲「中央フリーウェイ」。東京都府中市近辺の風景が曲中に登場することで有名ですよね。歌詞にある競馬場とビール工場の先…国立府中ICを出ると、そこは緑豊かな学園都市国立市です。その国立市にあるのが今回ご紹介したい「谷保天満宮」。“日本一キレイでかわいい”と言われる御朱印帳があり、最強の交通安全ご利益のあるパワースポットです。パワーアップした御朱印帳とご利益をいただきに参拝してみましょう。

Summary

「野暮天」の語源になった由緒ある「谷保天満宮」

地名の由来となったほど由緒ある谷保天満宮入り口
地名の由来となったほど由緒ある谷保天満宮入り口

中央高速道路国立府中インターから約3分。電車ならJR南武線谷保駅から徒歩3分という立地にある「谷保天満宮」。
ここを中心としてできた集落が谷保村で、後に国立に改名されるまで地名の由来であったほど歴史をもった神社です。また、無粋なことを言った人に使われる「野暮天」の語源という説もありますよ。

約6000坪の東京都天然記念物に指定されている社叢
約6000坪の東京都天然記念物に指定されている社叢

神社内には、さすが緑豊かな国立市の中にあるだけあって、一際広大な社叢が。東日本最古の天満宮で湯島、亀戸と並んで関東三大天神と呼ばれる格式を持っています。

国指定の勅額や市指定の社殿など多くの文化財がある
国指定の勅額や市指定の社殿など多くの文化財がある

「谷保天満宮」の歴史は903年2月に菅原道真が死去した際、道真の三男道武がこの地に流され自ら像を刻んで、父を祀る廟を建てたことに始まります。

そのあと、「京都北野天満宮」造営の際、村上天皇の勅によりこちらの社殿も造営されて官社となり、1181年に現在の地に遷座しました。朝廷からも篤い崇敬を受けた天満宮です。

御朱印ブームの先駆け!令和バージョンでパワーアップ

季節にはここだけでも見る価値のある梅林
季節にはここだけでも見る価値のある梅林

天満宮といえば、菅原道真=梅の花。
この天満宮には、約350本の梅林があり、1月中旬から3月にかけて紅白の梅が咲き誇り春を告げます。

大小2種のサイズのある御朱印帳。一般的なサイズは小ですが、大は御朱印の迫力が違いますね
大小2種のサイズのある御朱印帳。一般的なサイズは小ですが、大は御朱印の迫力が違いますね

その紅梅白梅を混ぜ合わせたピンクと、青空をイメージする水色をベースに梅の花をあしらった御朱印帳がこちら。

御朱印ブーム以前から、若い方達に神社をより身近に感じてほしいと願って作られた元祖キレイ系ともいえる御朱印帳。“日本一キレイでかわいい”と口コミで広がり、現在の御朱印ブームの先駆けとしての役割を担ったのです。

期間限定で色が変わる梅の花のスタンプ
期間限定で色が変わる梅の花のスタンプ
表紙と同じデザインのキレイな栞
表紙と同じデザインのキレイな栞
道真の和歌を作曲・作舞した「紅わらべの舞」の巫女イラストとお揃いの間紙
道真の和歌を作曲・作舞した「紅わらべの舞」のかわいい巫女イラストとお揃いの間紙
令和バージョンの御朱印4点セット
令和バージョンの御朱印4点セット

そして改元を期に作られた令和バージョンの御朱印帳は、梅の花スタンプの押された御朱印と裏表紙の巫女イラスト。
そして栞と間紙の4点セットという充実さで、キレイさ&かわいさMAXなのです。

全国一とも言われる最強の交通安全お守り

袋、キーホルダー、ステッカーの交通安全3種のお守り
袋、キーホルダー、ステッカーの交通安全3種のお守り

御朱印帳をゲットしたなら、最強のご利益もいただきましょう。
天満宮ですから学業成就は勿論ですが、ここ「谷保天満宮」は全国的に知られた最強の交通安全のご利益がいただけるパワースポットなのです。
その理由は、何とここが“交通安全祈願発祥の地”であるから。

絵馬に描かれたタクリー号
絵馬に描かれたタクリー号

トヨタや日産がまだ無かった1907(明治40)年、国産ガソリンエンジン自動車の第1号「国産吉田式自動車」が誕生。「自動車の宮様」と呼ばれた有栖川宮威仁親王から国産車製造の依頼を受け作られたもの。

この車は、走るときに「ガタクリ、ガタクリ」と音を立てていたので「タクリー号」と呼ばれました。

梅林の昼食会が開かれた場所に建立された有栖川宮の碑とタクリー号の顔ハメ看板
梅林の昼食会が開かれた場所に建立された有栖川宮の碑とタクリー号の顔ハメ看板

そして1908(明治41)年。タクリー号のお披露目として「遠乗会」と称した日本初のドライブツアーが日比谷公園から「谷保天満宮」の間で行われました。

このとき、将来の自動車産業などについて語られた昼食会は、現在の自動車大国ニッポンへのエポックメーキングな語らいの場となりました。
そしてこのとき、帰路の安全を祈願したことから発祥の地となったというわけです。歴史を感じますね。

由緒ある古社で、“日本一キレイでかわいい”御朱印帳と交通安全ご利益、ぜひ次のお休みにいかがでしょうか。

Text&Photo:70.Qanai

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

るるぶ公式Twitter るるぶ公式Facebook るるぶ公式LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください