ル ブルターニュ 神楽坂店で味わうヘルシーガレット!おしゃれな石畳の奥にある隠れ家
フランス北西部、ヨーロッパ大陸の北西に突き出た半島にあるブルターニュ地方。ここには小麦とワインというフランス食文化とは異なり、ソバとリンゴという独自の食文化があります。そんなブルターニュの伝統的な郷土料理“ガレット”。これを20年以上前、日本に最初に紹介したのが「LE BRETAGNE 神楽坂店」です。東京の“プチフランス”ともいうべき神楽坂で味わう“ガレット”。ぜひ一度、ご賞味ください。
江戸とフランスが融合したクレープリー
ブルターニュ地方では、カフェよりクレープリー(クレープ専門店)のほうが多くあり、憩いの場として多くの人が集まります。
そんなブルターニュ地方にあるクレープリー「LE BRETAGNE」が日本進出第1号店として選んだのが神楽坂。神楽坂には多くのフランス人が住んでおり、おしゃれな石畳の風景がパリをイメージさせることから選ばれたようです。
石畳沿いにある「LE BRETAGNE 神楽坂店(ル ブルターニュ 神楽坂店)」は、路地裏にかわいいテラス席のある隠れ家的クレープリー。優しいスタッフが出迎えてくれるアットホームなお店です。
クレープリーの伝統料理「ガレットとクレープ」
フランス中世時代、小麦粉栽培に適さないブルターニュは、アンヌ女公が推奨したことから盛んになったソバ栽培の産地で、古くからソバ生地を布で包んでスープで煮るような料理がありました。
そんなブルターニュでガレットが誕生したのは、あるとき偶然。焼石の上に落ちて焼けたソバ生地がとても芳ばしくおいしかったことから食べられるようになったそうです。
それ以来、卵やハム、きのこやベーコンなどを入れたガレットがブルターニュの主食となりました。
そんなガレットのメニューは大きく分けると「クラシック」と「創作系スペシャリテ」の2つ。合わせて20種類以上もあり、どれもおいしそうなので迷ってしまいます。
まずはあなたのお好きな具材や月ごとのおすすめからチョイスしてみてはいかがでしょうか?それでも決められないときは、気軽にスタッフに尋ねてみてください。きっとあなたにぴったりのガレットを教えてくれますよ。
ガレットの誕生から数世紀後、ソバ生地で塩味のガレットに対して、バターや塩キャラメルソースを添えた小麦粉生地のクレープがうまれました。以来、メインのガレット、デザート・朝食のクレープとして、ブルターニュを象徴する料理となったのです。
お店にある30種類以上のクレープの中で「キャラメルブールサレ」(塩バターキャラメルのクレープ)は、ブルターニュの伝統的な塩味スイーツを継承した正統派クレープ。ぜひ一度は食べていただきたい歴史的な味。
また、ほかにも進化した創作系や珍しいソバ粉のクレープなど魅力的なメニューがたくさんあります。じっくり迷って選んでくださいね。
ガレットとクレープを引き立てる逸品「シードル」
フレンチにワインは王道ですが、伝統的なブルターニュのドリンクは「シードル」。
ブルターニュの農家では必ずと言っていいほど自家製のリンゴの微発泡酒が飲まれています。このシードルはカップかボウルでいただくのが一般的。その甘さとさわやかさで、ついつい飲みすぎてしまうかもしれませんね。
ブルターニュは良質な乳製品の名産地。新鮮なバターや天然塩をたっぷり使用した「ガレットバタービスケット」はブルターニュの伝統的なお菓子です。
ほかにも、「ソバビスケット」や「塩バターキャラメル」など上品で素朴な味わいのスイーツが、お店と隣接する「Boutique Le Bretagne(ブティック ル ブルターニュ)」で販売されています。
お家でもブルターニュの味を楽しんでみてはいかがですか。
日本人には馴染みの深い香りと、ヘルシーさのおかげもあり、多くの女性たちが来店しています。
ブルターニュの伝統をそのまま伝える本物のガレットとクレープ。ぜひ味わってみてくださいね。
Text&Photo:70.Qanai
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