神戸・ケシパールでチーズケーキとコーヒーのマリアージュを堪能
神戸・三ノ宮駅近くのオフィス街にある「ケシパール」。言い尽くせない美味しさと種類の多さが魅力的なチーズケーキと、コーヒーが評判のカフェです。「笑顔で笑顔をつくる」というオーナー夫婦のコンセプトが活きたカフェは、おしゃれで賑やかな神戸の街で、あえて“静けさ”を楽しむ唯一無二の時間を過ごすことができます。
常連でさえ飽きない120種ものチーズケーキ
ケシパールの代名詞であるチーズケーキ。最初は5種類程度だったのが、研究と試行錯誤の末、今ではなんと120種類に。「キャラメルが何よりも好き」という常連さんを思い出してカラメルテイストを作ってみたり、お土産にいただいたレモン味のチョコレートのお返しにと「レモンとホワイトチョコのチーズケーキ」を作ってみたり。お客さまとのやりとりから生まれたメニューも多いのだとか。
定番メニューの「ザ・チーズケーキ」と週替わりメニュー5種が常に用意されています。約2週間のスパンで、それぞれが2~3日で入れ替わるため「いつ訪れても新しい味が楽しめる」というワクワク感がたまりません。
120種類もあれば、素材やパターンごとにそれぞれファンがいることも珍しくなく、人気素材のかぼちゃなら、「ベイクド」「スフレ」「レアチーズ」の3パターンがレパートリーになるほど!どれも味わい深いと好評です。
「特に旬の素材を使った季節限定メニューは、年に一度しかない登場を、皆さん楽しみにしてくださってますね」とオーナー。
オーナーセレクトのコーヒーで幸せなマリアージュを
オーナー夫妻が「一番美味しいと思っている」という東京・堀口珈琲さんの豆を使用。「生産プロセスはもちろん、生豆の輸送に至るまで全工程においてこだわった豆なので、コーヒーそのものの香りや風味を味わってほしい」と、チーズケーキとの相性も考えて基本的にブラックで提供。定番のブレンド4種、季節限定のメニュー4~5種から、お気に入りを探してみては。
お客さまが選んだチーズケーキに、オーナーがぴったりのコーヒーを合わせてくれる「マリアージュ」。一緒に運ばれてくる豆本に書かれているのは「オススメの召し上がり方」。コーヒーを一口含むとチーズケーキの風味が広がり変化していくという体験は感動モノですよ。
4種のチーズを使用した素朴でコクのある定番「ザ・チーズケーキ」と、深煎りながらキレがあり上品な定番ブレンド「ビタースイート」のマリアージュ。
「ザ・チーズケーキ」は、濃厚なチーズを感じつつも、軽やかさを持つ不思議な味わいが魅力。「ビタースイート」のスッキリとした雑味のない苦さでチーズの濃厚さが柔らぎます。
桜の花が閉じ込められた美しいゼリーと、淡いピンクのレアチーズの二層になった「桜のクリームレアチーズ」。季節のブレンド「ハーモ二アス」を一口含むと、さらに爽やかなやさしさが口いっぱいに広がります。「ハーモニアス」はコーヒー単体で完成されたバランスを保つので、マリアージュする素材が少ない中、唯一ピタリと合った素材が桜なんです。
“静けさ”という空間で一人時間を楽しんで
思い思いに本を読むなり、考えごとをするなり、ぼーっとするなり、ケシパールならではの静けさは、ゆったりと一人時間を楽しめる貴重な空間です。「このカフェで同じ時間を過ごす人同士が、それぞれの時間を尊重しあえたら」と、行き着いた温かくて穏やかな場所、それもケシパールの魅力なのです。
2階のケシパールも9階のケシパルーフも、内装でこだわったのが、スタッフからだけでなくお客さま同士も見通しの良いレイアウト。「一人一人を尊重しながらも、同じ空間にいる仲間とその空気感を味わえるように」との思いから。
金・土曜の20時からは、本格的に静けさを楽しむ「静カフェ」に。おしゃべりもスマホもひととき離れて、五感のすべてを使って、ケシパールを堪能してもらいたい格別な時間です。
「ケシパール」という空間全体でお客さまをハグするような大きな愛を感じるひととき。一人だけど一人じゃない、“静けさ”の中にある“温かさ”に触れてみて。
text:首藤和歌子(ウエストプラン)
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