愛媛の高級フルーツ・紅まどんなをかき氷で!行列必至の「あんから庵」
松山市の繁華街・二番町にある「あんから庵」は、手間を惜しまずに作られたスイーツが揃う和カフェ。紅まどんなや和栗など愛媛県産の食材をふんだんに使ったかき氷が楽しめるとあり、話題になっているお店なんですよ。
愛媛ならでは!「紅まどんな」をまるごと召し上がれ
今年の夏で15年目の「あんから庵」は、あんみつや抹茶ぱふぇなどの甘味とお食事メニューが揃う人気店。
5年ほど前からかき氷が評判となり、その人気は年々上昇!かき氷は4月から10月までの期間限定販売で、暑さがピークに達する8月は1日200杯の注文があるほど。平日でも開店前から行列ができています。
かき氷の種類は、果物系からチョコレート系までなんと20種類以上も!焼き餅や白玉といったトッピングを含めると、味のバリエーションは無限大。ハーフサイズ500円~もあるので、気になるものを色々と味わえるのも人気のヒミツです。毎年、新たなメニューが考案され、多くのかき氷ファンを魅了し続けています。
2019年にデビューした紅まどんな1200円は、愛媛県産の高級柑橘である紅まどんなを味わい尽くせる贅沢なひと品。
紅まどんなの果肉が入ったアイス、皮ごとワインで煮込んだコンフィチュール、食感の違いが楽しめるように作られたゼリーをトッピング。そしてかき氷の中は、濃厚な紅まどんなシロップと優しい甘さの紅まどんなシロップが2層になっています。
ちなみに、紅まどんなのみ、ハーフサイズはありませんのでご注意を。
愛媛の食材をコツコツ手間暇かけてさらにおいしく
まずは紅まどんなのアイスをひと口。果肉のつぶつぶが入っていておいしいのでそれを伝えると、「生の果物を使って一からお店で作っているんですよ。手作りのものを味わってもらいたくて頑張っています」と照れながら話すオーナーさん。
そう!トッピングされるアイス、コンフィチュール、シロップ、お餅などは、手間暇をかけてそのほとんどをお店で手作りしているのです。ここにもおいしさの理由があったのですね。
あんから庵のかき氷は、氷にもこだわりが。道後の名水「熟田津(にきたつ)」で作られた氷を、フワフワに削って器にたっぷりと盛りつけています。
食べ進めると氷とシロップが溶けあい、まるで果物をまるごと絞ったジュースのよう。紅まどんなのスッキリと、爽やかな甘さが生きています。
和風の落ち着いた甘さが魅力的な「栗ほうじ」も気になる!
かき氷を始めた頃からファンに支持されている栗ほうじ800円は、渋皮ごと煮込んだ栗をふんだんにトッピングした、あんから庵を代表するかき氷。
氷の上にゴロゴロっとちりばめられた栗は、しっかりと煮込まれているので、口の中でホロリとほどける柔らかさ。静岡県産のほうじ茶を使ったシロップも優しい味わいで、全体の調和が取れています。栗のこっくりとした甘さの余韻は、くせになりそう。
栗のシーズンに仕込んだものを使っていくため、無くなってしまえば次の栗のシーズンまでおあずけ。真夏には一時的に売り切れてしまう、人気のかき氷メニューです。
あんから庵で使用している器も、愛媛県産の砥部焼を使用しています。砥部の陶彩窯で焼かれた手びねりの優しいフォルムと素朴さが、かき氷のおいしさを引き立てていますね。
「あんから庵」は、伊予鉄道路面電車の大街道駅から徒歩2分と、アクセスしやすい立地。店舗前でたなびく赤いかき氷旗が目印です。お店は階段を登った2階にあります。
素材の美味しさをギュッと濃縮させた手作りかき氷を、ぜひ一度味わってみてください。
photo:Natuorhythm
text:Natuorhythm
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