繭に包まれたような白い空間。おこもり感たっぷりの尾道の宿「LOG」
広島県尾道市、「千光寺」へと向かう坂道の途中にあるピンク色の建物「LOG(ログ)」は、アパートだった建物を改装した複合施設。建物の3階部分にある客室は、まるで繭に包まれたような温かみのある白い空間。特別な時間を過ごすことができます。
アパートだった建物を尾道の宿に
「千光寺」へと向かう坂道の途中に現れるピンク色の建物「LOG(ログ)」。こちらはカフェやバー、ホテルなどが入った複合施設です。
インドの建築集団「スタジオ・ムンバイ・アーキテクツ」が指揮する建築プロジェクトとして、尾道のアパートだった建物が生まれ変わりました。人の手で造る建築が特徴で、自然の素材を使った温もりのある空間が人気を集めています。
各部屋はそれぞれ異なる色をモチーフにしていて、入るたびに新鮮な気持ちにさせてくれます。
宿泊者のみ利用できる3階のライブラリー(写真)からは、尾道の景色を一望。自由にゆっくりと過ごせる空間です。
手すき和紙に包まれる客室
客室は2種類あり、デラックスダブルルーム(最大2名、4万円~(素泊まり、税別)/1室)とスタンダード2ベッドルーム(最大4名、3万5000円~(素泊まり、税別)/1室)。全部で6室あります。
スタンダード2ベッドルームは、入るとシンメトリーな構造になっていて、やわらかく白い空間が広がります。
シングルサイズの布団が2組敷けるスペースが左右に2つ。床や壁、ふすままで、すべて手すき和紙が貼ってあるのが特徴です。これらも1枚1枚、手作業で貼ったのだとか。
客室にはテレビはなく、自然の音や会話を楽しんでほしいという想いが込められているそう。慌ただしい毎日から解放される時間を過ごすことができます。
アメニティーも充実していて、快適に過ごすことができます。真っ白な洗面台やシャワールームは、いつもとは違う空間を一層演出してくれそう。
カフェやバーでゆったりと過ごすことも
2階には、宿泊者以外も利用できるカフェ&バーがあります。こちらはピンク色の壁が特徴的。大きな窓から尾道の景色を楽しむことができます。
こちらは、瀬戸内の柑橘類を使った「柑橘スカッシュ」と「レモンケーキ」。坂や階段の多い尾道を歩いて疲れた体に、柑橘の爽やかさが染み渡ります。メニューのほとんどは自家製で、ひとつひとつこだわって作られています。
宿としても、カフェとしても利用できる「LOG」。休憩だけの利用もできるなど、尾道観光に行くときにはぜひチェックしておいてほしいスポットです。
■LOG
住所:尾道市東土堂町11-12
TEL:0848-24-6669
営業時間:チェックイン15時、チェックアウト11時
1階ランチ 12〜14時30分
2階 カフェ 11~17時(土日祝 10時〜)
バー 17~23時
定休日:無休(ランチは水曜定休)
text:三國ユリ
photo:あがのとも
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