お箸で食べるフランス料理⁉下町浅草で味わう“萌え断”ガレット
フランス北西部の郷土料理として有名な蕎麦粉の“ガレット”と林檎の発泡酒“シードル”。そんな郷土料理を浅草にある「Fleur de Sarrasin」で楽しめることをご存知でしたか?ガレットといえば通常は四角い形ですが、このお店では他とは一味違い、ロール状に巻かれた一口サイズ。さらに、見た目だけでなく、和の“そば”と掛け合わせたユニークさが話題に。今回は、大注目の「Fleur de Sarrasin」の魅力をお伝えします!
下町浅草で楽しむ新感覚“ガレット”
観光地でありながら、落ち着いた雰囲気の西浅草にある「Fleur de Sarrasin(フルール・ド・サラザン)」。
このお店は、100%国産蕎麦粉のグルテンフリーのガレットと林檎の発泡酒シードルの専門店です。
日本で初めてガレットを広めた「ル ブルターニュ神楽坂店」に5年、「ル ブルターニュフランス店」にキッチン責任者として5年勤務後、日本蕎麦の「神田 眠庵」でも1年修行されたご主人。そんなご主人が日本とフランスの蕎麦文化の融合を目指して、お蕎麦屋さんの多い下町浅草に2019年4月オープンさせました。
日本の蕎麦文化から派生したガレットをコンセプトに、お箸で食べるガレットを楽しむことができます。
フランスでは特産品のリンゴの発泡酒、シードルと合わせるのが通例。
シードルにはりんごのポリフェノールが多く含まれていて、アルコール度数も低いため気軽に楽しむことができます。
平日ランチはお食事ガレット「黒」or デザートガレット「白」
平日ランチには、お食事ガレットの「黒」セット(1350円)とデザートガレットの「白」も楽しめる「黒と白」セット(1650円)の2種類が用意されています。スープとドリンク(シードル・りんごジュース・そば茶)がつき、サラダやアイスクリームなどの追加もできます。
今回は、「黒」たまご・チーズ・生ハム(パルマ)と「白」林檎の塩バターキャラメルのセットにアイスクリームを追加!
スープはやさしい甘みの新玉ねぎの冷製スープでした。
通常ガレットは四角い形ですが、こちらではロール状に巻かれ、一口サイズにカットされているので、カット面も美しくおしゃれな一品に。
カリッと香ばしく焼かれた生地には、たまごとコクのあるチーズが巻かれていました。そこにパルマ産の生ハムがのせられていて、それだけでも十分においしいのですが、これをとろみのある蕎麦出汁につけると、さらに濃厚な蕎麦の風味を楽しめました。
昼はカフェ、夜はバーと違う楽しみ方を
入り口そばに、お蕎麦屋さんでよく見る石臼が置かれていました。
生産者さんから仕入れる蕎麦の実を、ご主人が店内の石臼で挽き、ガレット用にブレンドしているそう。
にぎやかな浅草にありながらも、隠れ家のような落ち着いた雰囲気があるお店。ランチではガレットを提供するカフェ形態ですが、夜はシードルとフレンチベースの前菜を楽しめるシードルバーに。
日本各地のシードル生産者さんから直接仕入れたシードルが、常時30種類以上取り揃えられています!
ぜひ昼と夜、違う楽しみを味わってみてください。
Text & Photo︓nanano.nana
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