花手水がフォトジェニックな古寺、京都の柳谷観音 楊谷寺で 「あじさいまつり」開催

花手水がフォトジェニックな古寺、京都の柳谷観音 楊谷寺で 「あじさいまつり」開催

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古寺にぱっと目をひく花手水(はなちょうず)と押し花御朱印がSNSで話題の「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」。あじさいの花咲く季節は「あじさいウィーク」となり、古寺が華やかに色づきます。そして、花がもっとも見頃となると予想される2019年6月23日(日)に、「あじさいまつり」のイベントが開催されます。

Summary

眼病平癒の寺として1200年間祈願されてきた「柳谷観音 楊谷寺」

柳谷道というくねくねした山道の先にある山間の古寺「柳谷観音 楊谷寺」。十一面千手千眼観世音菩薩を御本尊とし、眼病平癒の祈願所として平安時代より天皇家を初めとする眼病に悩む人々に信仰されてきた由緒あるお寺なのです。

毎年6月になると境内には約5000株のあじさいが咲き誇ります。この景色を眺めているだけでも目によさそうですが、眼病平癒の霊水として信仰を集める湧き水「独鈷水(おこうずい)」もあるので、スマホやパソコン作業で疲れた眼を洗い清めることもできるそうですよ。

6月の風物詩「あじさいウィーク」とかわいらしい花手水

さまざまな色に変幻するあじさいが、清らかな水を蓄えた手水鉢に浮かぶ様子がかわいらしい花手水。着物女子の撮影スポットとして大人気です。

季節の花が浮かぶ花手水は境内に3カ所。うち本堂の大きな手水鉢は、あじさいと紅葉のシーズンのみ花で飾られます。

残りの2カ所の丸い小さな手水鉢には、あじさいと紅葉以外のシーズンにも、かわいらしい季節の花が浮かび、古寺に鮮やかな彩りを添えています。

期間限定のあじさいの押し花御朱印、今年は花手水御朱印が初登場!

左 あじさいの押し花朱印(1000枚限定 志納料600円)右 陽光桜の押し花朱印(4月に授与)
左 あじさいの押し花朱印(1000枚限定 志納料600円)右 陽光桜の押し花朱印(4月に授与)

「柳谷観音 楊谷寺」では、季節の草花の押し花をあしらった御朱印を、毎月17日の縁日にのみ授与されています。それが、あじさいウィークの期間中はいつでも、あじさいの押し花御朱印をいただくことができます。ただし、限定数は1000枚のため、なくなり次第終了となります。

花手水御朱印600円(300枚限定 志納料600円)
花手水御朱印600円(300枚限定 志納料600円)

毎年、大変人気のため、あじさいまつり当日までに終了してしまうことも。そのため、今年は花手水の御朱印が初めて登場します!こちらは6月17日(月)からの授与で、数量限定です。

ハイライト「あじさいまつり」のイベント概要

境内全体があじさいで色づく6月23日(日)、いよいよ「あじさいまつり」が開催されます。この日は、通常非公開の天皇家下賜品の特別展示や、「古都百庭」に選ばれた名勝庭園(浄土苑)の新緑が広がる「上書院」も特別公開。阿弥陀堂コンサートでは書道パフォーマンスやお坊さんのライブも行われます。

1716年創業の有職菓子司(ゆうそくがしつかさ)「笹屋伊織(ささやいおり)」の花手水をモチーフとした限定和菓子や丹山酒造などの特産品が販売されますので、そちらも楽しみですね。

「柳谷観音 楊谷寺」があるのは、山道を40分歩いた先のひっそりした場所。だからこそ手付かずの美しい自然が残っているともいえます。縁日の日やあじさいまつりの日はJR 長岡京駅東口・阪急西山天王山駅東口からシャトルバスが出るので、そちらを利用するのもいいですが、ハイキングを兼ねて山道を歩いてみては。

■柳谷観音楊谷寺 「あじさいまつり」
開催日:2019年6月23日(日)
場所:柳谷観音 楊谷寺(京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2)
開催時間:10 時~15 時 30 分
※*あじさいウィーク(有料入山期間)6 月 8 日(土)〜7 月 7 日(日)、10~16 時
交通:JR 長岡京駅東口・阪急西山天王山駅東口からシャトルバス(料金300円)
※6月23日の9 時 30 分~14 時 30 分のみ運行
※毎月17日は楊谷寺のシャトルバスが運行(詳しくはホームページで)
電話: 075-956-0017
料金:入山料300 円、上書院・寺宝庫拝観料800 円、駐車場500 円

Text : 小西尋子

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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