聖徳太子も来浴した道後温泉の新名所「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉」
約3000年の歴史を持ち、日本最古の温泉ともいわれる道後温泉。道後温泉に近年、新たに加わった「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」は、飛鳥時代をテーマにした外湯です。外湯めぐりが楽しい道後温泉で、こちらの外湯が今、話題ですよ!
愛媛の伝統工芸と最先端アートが彩る空間
「道後温泉別館 飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)」は、道後温泉本館、椿の湯に続く、3つ目の外湯として2017年に誕生しました。飛鳥時代に聖徳太子の来浴があったとされる道後温泉の歴史にちなんだ湯屋は、飛鳥時代の建築様式を取り入れていて、朱と白のコントラストが華やかです。
エントランスに入ると、山門をイメージした和紙のシェードが目に飛び込んできます。館内は、愛媛の伝統工芸と最先端アートのコラボ作品がいっぱい。名湯とアートが一緒に楽しめる、なんとも贅沢な空間なんです!
浴室は3種。お姫様気分になれる特別浴室が気になる!
飛鳥乃湯泉の浴室は3種類あります。
1つ目は大浴場。砥部焼の陶板壁画で、道後にまつわる和歌の風景を再現しています。30分ごとにプロジェクションマッピングが映し出されるので、ついつい長湯してしまいそう。湯質はアルカリ性単純泉で肌になめらか。加温・加水なしの源泉100%です!
2つ目は、道後温泉本館にはない露天風呂。壁面は愛媛産の媛ヒノキのデコラパネルで飾られていて、木の香りに癒されますよ~。
3つ目は特別浴室(家族風呂)。なんと、道後温泉本館の皇室専用浴室・又新殿(ゆうしんでん)の浴室を再現したものなんです!特別浴室には専用の休憩室も併設されていて、優雅にプライベートな時間を過ごせます。
特別浴室では、その昔、高貴な身分の方が入浴するときに身に着けていたという浴衣「湯帳(ゆちょう)」を着て入浴ができます。
なめらかな肌ざわりの湯帳を身にまとい名湯につかれば、まるで飛鳥時代のお姫様になったような気分が味わえますよ!
どちらもステキで迷っちゃう。湯上がりに2つの休憩室
大浴場・露天風呂入浴後の休憩室は2タイプあります。
1つ目は、60畳の広さを持つ大広間。伊予竹細工の行燈から暖かい光がこぼれ、落ち着いた雰囲気。の~んびりくつろげます。
2つ目は、個室の休憩室。白鷺伝説など道後温泉に伝わるさまざまな伝説を、愛媛の工芸品で表現しています。写真は色鮮やかな今治タオルで椿の森を表現した「椿の間」。そのほか4つの個室があり、どの部屋もフォトジェニックな空間です!
休憩室利用の場合は、無料でお茶とお茶菓子がいただけるんですよ。道後温泉の伝説にまつわる白鷺または椿をモチーフにしたお茶菓子を味わいながら、湯上りにリラックス。砥部焼の茶器がかわいい。
魅力いっぱいの飛鳥乃湯泉、いかがでしたか。上質な温泉と感性を刺激するアートを、思う存分楽しんでくださいね!
text:四つ葉
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