縁結び&絶景でご利益アップ!長崎でみつけた“婚活女子”の新注目スポット
約400年の歴史を誇る長崎の総氏神「鎮西大社諏訪神社」。地元の人からは「お諏訪さん」の愛称で親しまれ、日本有数の豪華絢爛な祭りとして名を連ねる秋の大祭「長崎くんち」が開催されることでも有名です。実はこちらの諏訪神社、参道に江戸時代から伝わる「陰陽石」が偲ばせてあり、縁結びの神様としてもご利益があるといわれており、長崎の婚活女子に絶大なる人気を誇っています。
Summary
「長崎くんち」で知られるほか、縁結びの神様としても有名
長崎市街を走る路面電車の電停「諏訪神社」を降りるとすぐに、歴史を感じる大きな鳥居がみえてきます。戦国時代、長崎をキリシタン大名が治めていた頃、一時イエズス会の教会領となったことがありましたが、江戸幕府になってキリスト教が禁止されてからは逆に神道の力を強めるために神社が再興されていきました。諏訪神社もその一つで、寛永2年(1625)に創建された由緒ある神社です。
江戸時代から伝わる「陰陽石」を踏んで恋愛祈願
諏訪神社は小高い丘の上にあるため、長い階段をあがっていきます。まずは一の鳥居をくぐりましょう。
諏訪神社には江戸時代から伝わるというミステリアスな「陰陽石」が埋め込まれています。「男石」「女石」「両性合体石」の3つの石がこれにあたり、この一の鳥居の下の参道には丸い形の「男石」が埋め込まれています。女性の参拝者はこの「男石」を踏んでいくのをお忘れなく。
男性はこちらの四の鳥居の参道にある「女石」を踏んで、拝殿を目指します。
女性は「男石」、男性は「女石」を踏み、長坂を登りきり大門をくぐると、立派な社殿がみえてきます。よき出会いにめぐりあえるよう、しめくくりは社殿前にある「両性合体石」を踏みます。
拝殿前の敷石に埋め込まれている「両性合体石」。この石を力強く踏んで参拝すると縁結びの願いが叶うのだとか。
心を落ち着けて、しっかりとお願いしてみましょう。
恋する人のことを念じて歩く「恵比寿・大黒縁結びの良縁祈願」
諏訪神社の縁結びパワーは、「男石」「女石」「両性合体石」だけではありません。
拝殿のすぐそばにある「恵比寿・大黒縁結びの良縁祈願」も婚活中の男女に人気です。男性は大黒様に、女性は恵比寿様にお志(賽銭)を入れたあと、恋する人のことを念じながら、男性は大黒様から恵比寿様へ、女性は恵比寿様から大黒様へ目を閉じて歩いて、見事たどりつけたら願いが叶うというもの。
恋が叶う?おみくじも要チェック!
境内にあるおみくじも人気です。「陰陽石」同様、おみくじも恋みくじがあるほか、縁結びのお守りや絵馬もあります。
ほかにも、四の鳥居の先にある「踊馬場」は、毎年10月7・8・9日に諏訪神社に奉納される「長崎くんち」の舞台になるところとしても有名です。この長い石段「長坂(ながさか)」は、観覧席になるのだとか。
拝殿前の階段上からは長崎の街並みを見下ろせ、気持ちのいい景色が広がる絶景スポットでもある諏訪神社。
縁結びパワーを授かりに、ぜひ訪れてみてください。「陰陽石」を踏むのをお忘れなく!
■鎮西大社諏訪神社
住所:長崎市上西山町18番15号
TEL:095-824-0445
拝観自由
text:河村規子
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