京都の夏といえば川床! 先斗町のレトロな老舗「大當両」へ

京都の夏といえば川床! 先斗町のレトロな老舗「大當両」へ

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町なかにも緑が映え、通りの風も心地いい京都の初夏。鴨川沿いに連なる数々の料理店が、屋外で料理を楽しめるテラス席「川床(かわゆか)」を設置し、風流なグルメ体験を提供しています。京料理店「大當両」も、食と文化を通じて京都の魅力を丁寧に堪能させてくれる名店のひとつ。ザ・京都な川床デビューにもってこいのお店です。

Summary

築140年以上、先斗町に華を添えるベンガラ色の日本家屋

場所は四条通から先斗町通を北へ10軒ほど。阪急河原町、京阪四条駅、どちらからもアクセス抜群の好立地で、80余年に渡り伝統的な京料理を提供。京都国際観光おもてなしコンシェルジュに任命されている3代目店主の上村さんをはじめ、京都を愛するスタッフさんが温かく迎えてくれます。

通りでもひと際目を引くベンガラ色の壁が特徴的で、先斗町に大當両あり! という風格を感じますね。鴨川側から見ても美しいんですよ。

建物は築約140年の日本家屋で、梁や柱には往時のものが残り、船底天井、急な造りの階段など伝統的な建築も随所に見られます。また、室内の花や飾りなども季節感のあるものが配され、しつらえと共に純和風のレトロな雰囲気が存分に味わえます。

京都の食と文化、観光を一度に楽しめる納涼床席

先斗町鴨川沿い料理店で、夏の醍醐味といえば「鴨川納涼床」。大當両でも5~9月には川床が設置され、東山の山々、近くには南座、四条大橋が見られる好立地で夏限定の料理を楽しむことができます。5月、9月のみ営業する昼席では、ゆば膳、鱧膳などの御膳、夜席では会席料理がいただけます。
京都の食と風物詩、一度に味わえる川床は、夏の旅にはぜひ取り入れてほしいプラン。いずれのお店も予約はマストです。事前にコースと時間もプランニングしてお店へ行きましょう。席に着くと料理がスタートします。

“奇をてらわない”伝統京料理で多彩な鱧料理を

京都の夏を象徴する食材は何といっても鱧!ということで、今回は川床限定の鱧会席(1万2100円、税・サービス料込 るるぶモール特別価格)を注文してみました。先付ではさっそく鱧柵が登場し、続いて色鮮やかな八寸へ。

鱧料理の大定番・鱧落としでは、丁寧に骨切りされたフワっとした食感をじっくり堪能。大當両ではサイズを厳選し、大きな鱧を仕入れているため、しっかりと食べ応えもあり!
日も暮れかけの涼しい時間、ビールや冷酒と合わせたくなります。

珍しいのが鱧寿司。鱧は照り焼にしていて、一見鰻のお寿司のような感じですが、鱧ならではの品のある軟らかな食感が魅力の一品です。酢飯とも相性◎。
ほかに、椀物、焚き物、焼き物、油物で鱧が主役として登場し、まさに鱧づくし!一生で一番鱧を食べた日がこの日になること間違いなしですね。

女性に人気!ゆばづくしのお料理でリーズナブルに川床体験も

大當両の会席の魅力は、ゆば“づくし”、鱧“づくし”と京都らしいひとつの食材をさまざまな食べ方で楽しませてくれるところ。ゆば会席(7220円 税・サービス料込 るるぶモール特別価格)ではゆばのお造りだけでも3種類の調理法で提供され、吸い物、揚げ、小鍋など、はじめから最後までゆばが出てくるんです。ヘルシーで少しリーズナブルとなれば、川床初心者の女性にも嬉しいプランですね!

いずれの料理についても京料理の基本と伝統に忠実に“奇をてらわない”というのが大當両の信条。和の空間、伝統京料理、川床文化、京都をより京都らしく体感できる魅力が大當両には詰まっています。この夏は伝統的な京都を体験できる川床デビュー、してみませんか?


text:8ビートフジタ
photo:小川康貴

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。


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