NEWなのにレトロ?グランド喫茶「シヤチル」の“硬めプリン”
レトロなのに新しい。懐かしいのに今っぽい。絶妙なバランス感覚でおしゃれ空間を作り出している名古屋のグランド喫茶「シヤチル」。モーニングから、ランチ、スイーツ、アルコールと豊富なメニューを揃えており、インスタ女子から仕事帰りのサラリーマンまで、幅広い客層のハートをわしづかみ! なかでも人気が高い、クリームもりもりの大人プリンをご紹介します。
レトロなのに今っぽいおしゃれ空間
2018年5月、名古屋の千種駅と今池駅の中間にオープンした「シヤチル」。カタカナのロゴやネオンサインから、ひょうひょうとしたイメージが伝わってきます。
アンティークな雰囲気だけど渋くなりすぎず、肩の力が抜けた大人空間です。“グランド喫茶”という言葉のイメージがぴったり。
ところどころにヨーロッパの空気が漂います。
店内には金鯱モチーフがいっぱい。そう、「シヤチル」という店名は、「鯱=シャチ」が由来。「鯱」に「る」をつけて動詞にした造語なんです。
オリジナルのキーホルダーやステッカーも販売しています。
スタッフさんの私物にもロゴ…!
硬めプリンはクリームトッピングがおすすめ
数あるメニューのなかでも、SNSで強い人気を誇るデザート(スイーツというよりこちらの響きがあう!)がこちら。「シヤチルのプリン」(650円)。ホールプリンを大胆にも1/4にカットして提供。クリームトッピングはプラス100円になります。濃い色合いのカラメルと、もこもことしたクリームのコントラストが美しい!
もこもこクリームは、入道雲をイメージしているんだとか。あぁ、夏の記憶が蘇って胸キュンです。プリンは、昔の喫茶店で食べたような硬めでシンプルなもの。ほろ苦カラメルが大人味に仕上げてくれ、大きめサイズでもペロリといけます。
上から見てもフォトジェニック!
ソルトビーフサンドなど食事も充実
甘い物ばかりではなく食事も充実しています。
推しは「ソルトビーフサンド」(750円)。イギリス・ロンドンでの思い出から生まれた一品だそうです。塩漬けした肉を煮込んだ後、オーブンで焼くという手間のかかるメニュー。柔らかくジューシーな肉と、酸味控えめのピクルスとの相性抜群。酒のつまみとしてもオススメです。
サンドイッチはソルトビーフのほか、たまごや照り焼きチキンなど。
ホルモンカレーやスパゲティ、18時以降はラムステーキサンドやナポリタンも登場します。ワインやモヒートなどアルコールも揃え、23時まで営業!
喫茶でもカフェでもない新たなジャンルを確立。世代を超えて愛されているのも納得の一軒です。
Text:石崎幸子
Photo:新井亮