博多から日帰りで。離島・壱岐島の絶景【もろんのんの旅する写真日記vol.3】
こんにちは、トラベルフォトライター・もろんのんです。九州連載もついにラスト。今回は長崎にある離島「壱岐」の紹介です。もし、まだ福岡、宮崎・熊本編などチェックできてない方がいたらぜひそちらも合わせて読んで「九州ってこんな写真が綺麗に撮れる観光スポットがあるんだ!」と知っていただきたいです。
お地蔵さんのお腹に穴が空いた「はらほげ地蔵」
今回は、福岡の博多から、船を使って向かいました。フェリーで2時間程度。ジェットフォイルを利用すれば、1時間程度で壱岐に到着します。船の時間は旅行前にしっかり押さえておきたいですね。
さて、島に到着したら、港でレンタカーを借りて島をドライブです!バスよりも、時間を気にしないで遊べるので、車のほうがおすすめですよ。
最初は島の東方面にある「はらほげ地蔵」へ。
六つのお地蔵さんは六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)において衆生の苦患を救うという六種の地蔵だそう。
自然石の頭部で、腹が丸くえぐられており、はらほげ地蔵と呼ばれています。
お腹の穴は、満潮になって地蔵が水没しても供え物が流れないように、船から供え物ができるようにではないかと伝えられているそう。
干潮時には参道となる道が現れる「小島神社」
小島神社は、島全体が神の領域とされており、小枝すら島から持ち帰ることが許されないと言われている場所。この島の周りを一周ぐるっと散策することもできます。
上の写真の道は、干潮時は海が割れて参道が現れた時ですが、満潮時は潮が満ちて道がなくなり島に変わります。
背景の抜け感を出すために、小島神社側から撮影した一枚。
■小島神社(こじまじんじゃ)
住所:長崎県壱岐市芦辺町諸吉ニ亦触1969
電話:0920-47-3700(壱岐市観光連盟)
時間:参拝自由
定休日:無休
料金:参拝自由
壱岐No1の絶景スポット、牧崎公園「鬼の足跡」
続いては、島の西側にある、今回、私が壱岐の中で一番感動した絶景スポットです!
絶壁に巨人が蹴って空けたような大きな穴が空いています。
縦の大きさはなんと110mもあるそう。
これは長い時間をかけて波が浸食した海蝕洞の先端部が、陥没してできた穴なんだとか。迫力がありますね。
ただ、牧原公園は「鬼の足跡」だけで終わらない。このスポットからさらに先の草原へ向かうと…
絶壁の上から、日本海を一望することができます。
この日はちょうど晴れて、オレンジ色に染まっていく公園を見ることができました。青い海と、オレンジ色の草原が美しかったです。
柵などがないので、綺麗な写真が撮れるのですが、お子様がいらっしゃる方は注意して遊びに行ってくださいね。
じーっと岩やそこに生えている植物を観察しても面白そう!私が行ったのが3月なので芝生は茶色いですが、夏に行ったら一面緑でまた爽やかになりそうですね。
帰りに見逃せない、フェリーからの夕焼け
この日は日没前にフェリーの最終便が出てしまうので、港でレンタカーを返却して博多へ戻ります。季節にもよると思いますが、晴れていたらこのようにフェリーから夕焼けを見ることができます。「壱岐でどこが一番好きだった?」という話をしても盛り上がりそうですね。
行きも帰りも1~2時間程度かかるので、トランプやUNOなどを準備して行くのがおすすめ。
私たちは、4人で行ったのでスマホゲームをしながら帰りました。
以上、もろんのんでした!
福岡編、宮崎・熊本編、の九州編にお付き合いいただきありがとうございました。
使用カメラ:SONY α7iii
使用レンズ:Minolta rokkor f1.7 55mm / Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4