クリームソーダ職人tsunekawaさん直伝!レシピと盛り付けテクニックをご紹介
シュワシュワのソーダに、まんまるのバニラアイスがちょこんとのるクリームソーダ・・・喫茶店やカフェの映えメニューとしても人気ですが、自分で作れたらもっと素敵にできるかも。美しすぎるクリームソーダが話題のクリームソーダ職人tsunekawaさんが、全国をめぐり、4時間待ちにもなったという#旅する喫茶 のクリームソーダ。tsunekawaさんのレシピとポイントを教えてもらいました。
Summary
クリームソーダ作りに必要なものをそろえよう
クリームソーダを美しく見せるためにこだわりたいのは何と言ってもグラス。キュッと締まった脚つきのグラスを使えば、メリハリのある美しいたたずまいになります。
次に大事なのは氷の透明感。家で作る氷はどうしても透明感に欠けてしまうので、コンビニやスーパーで売っている純氷のかち割りを使いましょう。
基本の材料はかき氷シロップと炭酸水、そしてバニラアイス。最近は無添加など素材にこだわったシロップもネットで購入できるので、好みのものを選べます。
シュワシュワさせたいときは強炭酸を使ってみて。アイスをまあるくすくうためのアイスディッシャー、計量カップも用意しておきましょう。
シロップの濃度が美しいグラデーションを生み出す
液体が層に分かれてグラデーションになる原理は、溶かしているシロップの濃度によるものです。シロップを炭酸水で薄めて濃度の違うソーダ水をいくつか作り、濃いものから順に注いでいきます。最後に静かに炭酸水を注げばキレイなグラデーションができますよ。
センス際立つアイスの盛り付けテクニック
仕上げのアイスの盛り付けは、なかなか緊張する一瞬。失敗せずキレイに盛るには、はじめに仕上がりの完成イメージを固めておくことがポイントです。
アイスでソーダの蓋をするようにのせてミントを添えるのがベーシックですが、チェリーなどのフルーツと合わせて盛る場合はアイスを端に寄せておくとまとまりやすくなります。
春なら桜の塩漬け、夏なら旬のフルーツなど季節感のあるものを合わせるのもステキですし、フリーズドライフレークやアラザンなどの製菓材料を使ってデコレーションしてもかわいいですよ。
夏にオススメのクリームソーダレシピ
①:レモンとローズマリーのクリームソーダ
爽やかでフレッシュなレモンとローズマリーは夏にぴったりな組み合わせ。
グラスに氷、レモンの輪切り、手で軽く潰して香りを立たせたローズマリー(朝摘みだとなお良し)をセットして、生搾りしたレモン果汁、ガムシロップ、炭酸水を注ぎ軽くまぜます。バニラアイスを添えたら、ローズマリーがほのかに香るレモンとローズマリーのクリームソーダの完成です。
②:宝石のような涼やかカラーのクリームソーダ
赤、青、黄の3色のシロップを調合すれば、どんな色のソーダも作れます。ビーカーでシロップを調合してからグラスに入れ、氷とソーダを注いでください。透明度の高いロックアイスを使うと光を反射して宝石のように透き通って見えます。
どんな色に仕上がるか、科学の実験みたいにわくわく楽しみながら作れますよ。
③:ティーフロート
ソーダの代わりに紅茶を使えばティーフロートに。グラスに氷と輪切りレモンをセットし、アイスティーを注いでバニラアイスをのせます。レモンピールとハーブを添えて完成。
日差しの強い夏、バテた体をリフレッシュさせるさっぱりしたデザートドリンクです。
オリジナルのクリームソーダをデザインしよう
色、氷、光の反射まで計算されたtsunekawaさんのクリームソーダがアートと言われるのも納得。レシピを考えるときは「旅先の光景や四季の景色などをヒントに、グラスの中に小さな世界を作り出す」イメージを持つことが大事なのだそう。
tsunekawaさんをマネて、色の調合やトッピングにこだわったマイクリームソーダをデザインしてみるのも楽しそうですね。
監修・tsunekawa
クリームソーダ職人。服職人。
全国を巡る #旅する喫茶 を開催中。2019年7月クリームソーダのレシピ集を発刊予定。
Instagram: @tsuna_february
Twitter:@tsunekawa_
Text:村山英子(vivace)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。