チームラボが8月、金沢21世紀美術館に来る!6月3日からチケット発売開始
『チームラボ』が、石川県・金沢市の現代美術館「金沢21世紀美術館」で個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」を、2019年8月9日(金)から9月1日(日)まで開催。会期に先駆けて、6月3日(月)10時からチケットの販売を開始しています。
Summary
一つの連続した波によるインスタレーション
2019年8月9日(金)から開催されるチームラボの個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」。この展示は、いくつかのインスタ―レーションで構成されています。
「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」は、1つの連続した波によるインスタレーション。空間の中で波が一筆書きのようにすべてつながっているのが特徴。見ている人が作品の一部となり溶け込むことで、自分と他人との境界を連続的なものに変え、世界との境界のない新しい関係を表現しています。
それぞれのふるまいの影響を受けながら変容し続ける空間
「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども共に生きる」は、現実の時間の流れの中で生まれ、咲き、やがては散って枯れて死んでいく花々を描いた作品。コンピュータープログラムによってリアルタイムに描かれるこの作品は、人が触れる影響を受けながら変化し続けるので、その瞬間の絵は二度とみることができないのだそう。まさに「今」を体感できる作品です。
空間に書く書「空書」が作品空間の中を回転していく
“空書”とは空間に書く書のこと。「反転無分別 - Black in White」は、書かれた空書が作品空間の中をすべて同一方向に回転しているはずなのに、意識によって左回りにもなり、右回りにもなる、不思議な感覚が体験できるアート作品。書の墨跡が持つ、深さや速さ、力の強さのようなものを、新たな解釈で空間に立体的に再構築している作品です。
みんなが描いた花々が、壁に生まれ、群生し広がっていく美しい光景
「グラフィティ フラワーズ ボミング」は、紙に書いた花々が壁に映し出され、群生し広がっていく作品。散っていく時に花びらの軌跡によって、花自身も新たに線を描いていきます。人が壁に手を置いてじっとしていると、どんどん咲いていき、動かすといっせいに散っていく…。この作品には、国内で絶滅のおそれがある野生生物も登場します。
チームラボは、実際の作品を目の前にして、五感で感じ楽しむのが醍醐味。その世界観を2019年夏は金沢で体感してみませんか。
■チームラボ 「永遠の海に浮かぶ無常の花」
開催期間:2019年8月9日(金)~9月1日(日)
開催場所:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA・B(石川県金沢市広坂1-2-1)
時間:10~18時(金・土は~20時) ※最終入場は閉館の40分前
休み:無休
料金:日付指定入場券:2200円
TEL:076-260-3581(平日10~18時)
Text:うみのたかこ
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