奈良の「空気ケーキ」って知ってる?ほわほわ軽すぎる口当たりにびっくり!
近鉄奈良駅から徒歩20分。喧騒から少し離れた落ち着いた場所に、緑に隠れるように建つパティスリー「空気ケーキ。」があります。店名にもなっている「空気ケーキ」は、ころんとまあるいフォルムと口に入れた瞬間になくなる驚きの軽さで、忘れがたいおいしさ! ゆったり和みたい奈良旅行にぴったりです。
まるで森の中。隠れ家のようなお店がありました
鹿で有名な奈良公園から少し南下し、奈良の自然が感じられるエリアを歩いていると、力強い緑の生い茂った一角が目に留まります。ここがパティスリー「空気ケーキ。」。緑の隙間から、ナチュラルな木の看板が顔を出します。
店内の大きな窓からはやわらかな光が降り注ぎ、あたたかな雰囲気がしています。そこにいるだけでなんだかほっこりした気分に。窓の外に広がる緑は、まるで別荘を訪れているような気分になるほど。
大きな木製ショーケースにはフルーツたっぷりのケーキが並んでいます。定番の「ショートケーキ(540円)」をはじめ、「季節のフルーツタルト(540円)」や「生キャラメルなお菓子(540円)」など、どれも魅力的!
自然に囲まれたテラス席のイートインスペースもあります。
奈良公園から少し離れたこの場所まで鹿がやってきて葉っぱを食べてしまうそうで、「ここまで仕上げるのに数年かかりました」とオーナーシェフの脇田さんは笑います。
「空気ケーキ」は想像の上をいくふわふわ感!
看板商品は、店名にもなっている「空気ケーキ」。ひと口食べて、その軽さにびっくり! まるで溶ける雲を口に入れたような、じつに繊細で軽やかな食感なのです。
この「空気ケーキ」、まずネーミングが思い浮かび、ふわふわ……消えてなくなるような食感……浮き上がりそうなころんとした形……関西和菓子の定番「みかさ」(どら焼き)とムースのコラボ……とイメージを少しずつ固めながらできあがったのだとか。
「ブルーベリーチーズ」は、香ばしく焼き上げたスポンジでチーズムースとブルーベリーコンフィチュールを挟んでいます。砂糖ではなく和三盆を使用しているため後口もさっぱりで、爽やかなブルーベリーの余韻を残しながらすーっと儚く消えていきました。
小豆を挟んだ「プレーン」や、抹茶ムースの「抹茶」、柑橘の爽やかさが後を引く「オレンジ」など、空気のような軽やかさはそのままに種類はさまざま。季節によって味わいが変化し、常時4種類ほどがショーケースに並びます。
ケーキや焼き菓子も豊富。お土産にもぴったり
空気ケーキのほかにも、季節に応じたかわいらしいスイーツもずらり! 春の人気は奈良のいちご「古都華(ことか)」をたっぷり使用したタルトです。
タルトも空気ケーキと同じく“軽さ”にこだわり、タルト生地ではなく砕いたクッキー生地をベースに、ふわっとやわらかなスポンジや鮮度にこだわった卵や牛乳で爽やかな風味に仕上げています。
クッキーやサブレなどもさまざまな種類があり、ほっこりかわいらしいパッケージも魅力。奈良土産にもぴったりです!
お菓子以外にも、空気ケーキをモチーフにしたマスキングテープやトートバッグなど、手に取りたくなるグッズもたくさん取り揃えています。
自然豊かな奈良の風景や空気感を存分に楽しみながら、おいしいスイーツをぱくり。時間がゆったり流れるような「空気ケーキ。」で特別な時間を過ごしてみませんか?
text:木村桂子(ウエストプラン)
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