きなことアイスが相思相愛!京都で食べたい、こぼれそうな「きななハポン」
ひと口食べると、その風味のよさと舌ざわりで、素材の素晴らしさがわかる「祇園きなな」の「きなな(きなこアイス)」。毎朝、職人さんが仕込む「できたてきなな」や、きなな3種類を贅沢に食べ比べられるパフェ「きななハポン」など、魅惑のメニューが揃います。
迷路みたい!祇園の奥にある名店カフェ
京都の魅力が詰まった祇園エリアの東側、花見小路を南へ下り、右へ左へと入り組んだ石畳の細い路地に、目指す「祇園きなな」はあります。
朝夕に掃き掃除をし、夏には暑さを和らげるために打ち水をするなど、地元の人々によって景観を保たれている清らかな路地です。
来店したからには食べておきたい「できたてきなな」
お店は祇園の景観に馴染んだ2階建て。のれんがかかった格子戸を開けると、1階はスタンディングのイートインスペースとショップ、2階がカフェになっています。
「祇園きなな」の看板商品「きなな」アイスは、プレーン、黒ごま、あずき、抹茶、黒みつ、よもぎの6種類のみ。それはオープン当初から変わらず、きなこと相性がよく、互いを引き立てあう厳選された天然素材です。
おみやげ用のカップアイスは、オンラインショップでも買えますが、「できたてきなな」が食べられるのは、ここだけ。
材料も作り方も、カップアイスと同じですが、カップに入れて凍らせるとどうしても水分が抜けて、若干シャリっとしてしまいます、とスタッフの小林さん。
作りたては、まろやかで、しっとり。きなこのざらりとした粒子と、まったりしたアイスのとろみは、唯一無二の味といっても過言ではありません。
「京きなな」が3段盛られたパフェ「きななハポン」
お目当てのパフェを食べに2階のカフェ席へ。舞妓札がたくさん貼られているのでもわかるように、舞妓さんの利用も多いのだとか。
カフェメニューの一番人気のパフェ「きななハポン」には、よもぎ、黒ごま、プレーンの3つのきななアイスが入っていて、構成の7割がアイス。特に感動なのが、よもぎのアイス。摘みたてのよもぎの香りがします。
添えられている八つ橋や、むちむちの白玉も、キラリと光る個性を発揮。丹波産あずきのふくよかな甘味も、ちょうどよくアイスを引き立てます。
セットのお茶は、四万十川源流域に広がる茶畑の茶葉を煎ったほうじ茶。パフェのあとに飲むと、ほっこり落ち着きます。
パフェも「できたてきなな」も両方食べたいときは、プラス250円でハーフサイズの「できたてきなな」を追加できます。ちなみに平日の13時30分までに来店すれば、カフェ利用にハーフサイズの「できたてきなな」がサービスで付いてくるとのこと。
おみやげを買って、おいしさをシェア
1階では、おみやげに最適なきなこを使った焼き菓子や飴、きなこジャムなどが販売されています。
一澤信三郎帆布の中に、きななの焼き菓子がたっぷり詰まったギフトセットはお店でしか購入できません。京きななのカップアイスも購入できますが、持ち運びのドライアイスは2時間までなので、遠方へはクール便で発送しましょう。
京情緒あふれる街歩きと、おいしいひんやりスイーツの両方を楽しむなら「祇園きなな」はいかがでしょうか。京都旅行の記憶に残る1軒になること間違いありません。
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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