夏の十勝は花々の楽園!北海道ガーデン街道めぐり
旭川から十勝を結ぶ全長約250kmの街道には、北海道を代表する美しい8つのガーデンが点在しています。北海道の風土を生かした観光農園として知られ、景観を取り入れるランドスケープ型から、花々が咲き競うイングリッシュガーデンまでその種類は多彩。『るるぶ十勝 帯広 ガーデン街道』から、花と緑が輝く季節限定の花めぐりスポットをご案内します。
Summary
“世界で最も美しい庭”と称賛された「十勝千年の森」
日高山脈のすそ野、400haに及ぶ敷地に4つのテーマガーデンが広がる場所。2012年には「アース・ガーデン」の設計で、ダン・ピアソンスタジオが英国ガーデンデザイナーズ協会の大賞を受賞、「世界で最も美しい庭」と絶賛されました。
カフェや食事処もある“食と農のテーマパーク”「十勝ヒルズ」
7つのガーデンのほか、ヒルズファームや動物とのふれあい広場などを備える“食と農のテーマパーク”。地元の豆問屋が展開するだけに、食材にこだわったレストランやカフェが充実し、園内で収穫された野菜やハーブ、果物を使ったメニューを楽しめます。
和洋さまざまな様式に庭園を巡る「真鍋庭園」
樹木の生産販売を手がける真鍋家が営む、2万5000坪もの広大な庭園。昭和41年(1966)、造園設計のための見本園として開園し、2016年で開園50周年を迎えました。日本庭園、ヨーロッパガーデン、風景式庭園など、さまざまな様式の回遊式ガーデンがあるのでいろいろなガーデンを楽しめますよ。
紫竹夫人が20年以上天塩にかけて作り上げた「紫竹ガーデン」
子供のころに遊んだ花咲く野原を蘇らせたいとの思いから、紫竹昭葉さんが20年以上の歳月をかけ作り上げたガーデン。カラフルな花を集めたパレット花壇や、野の花が連なるワイルドガーデン、岩を組んだロックガーデンなど、特徴ある22ゾーンから形成されています。
六花亭の包装紙の世界が広がる庭園「六花の森」
北海道を代表する銘菓舗、帯広に本社を置く「六花亭帯広本店」が運営する庭園。山岳画家・坂本直行さんが六花亭の包装紙に描いた“十勝六花”をはじめ、北海道の山野の花が咲き誇り、絵の世界を具現化しています。園内には7塘の美術館棟が点在し、ショップも併設しているので立ち寄ってみて。
北国ならではの植物を取り入れた自然風庭園「上野ファーム」
北海道の野草や気候に合う植物を選び、試行錯誤や工夫を重ねて上野一家が築き上げた「北海道ガーデン」。ミラーボーダーやマザーガーデン、ノームの庭など5つのガーデンエリアがあります。納屋を改装したカフェなど、アットホームな雰囲気も魅力のひとつ。
大雪の峰々を見渡す花々の回廊「大雪 森のガーデン」
雄大な大雪の峰々を一望し、のどかな田園風景が広がる上川町・大雪高原旭ヶ丘に、大自然に抱かれたガーデンが誕生。「川上らしさ」を表現した「森の花園」と、見る人が自然と調和する「森の迎賓館」の2エリアからなっています。
■大雪 森のガーデン
住所:北海道上川町菊水841-8
TEL:01658-2-4655
営業時間:9~18時(最終受付17時)、9月9日~10月14日は~17時(最終受付16時)
定休日:期間中無休
駐車場:100台(団体は要予約)
テレビドラマの舞台になった散策路「風のガーデン」
倉本聰さんの脚本のテレビドラマ『風のガーデン』の撮影のために作られた庭。新富良野プリンスホテル内にある風のガーデン受付から専用の送迎車で3分。ガーデン入口のアーチをくぐると園内には小道がめぐらされていて、思い思いに散策を楽しめます。
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●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は「るるぶ十勝 帯広 ガーデン街道」の過去に掲載した記事を元に作成しています。