チームラボ×世界遺産・下鴨神社で“自然が自然のままアートになる”を体感!
「下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by team Lab-TOKIO インカラミ」が、2019年8月17日(土)~9月2日(月)京都市左京区の下鴨神社境内で開催されます。全国を席巻するチームラボが、今年の夏も下鴨神社に帰ってきました。今年は、昨年よりも規模を拡大、去年には見られなかった展示作品も登場しますよ。
呼応する森と自立しつつも呼応する生命 - 下鴨神社 糺の森
日本はもとより海外にも活躍の場を広げるチームラボ。そのチームラボが世界遺産、下鴨神社 糺の森でおこなうのは「Digitized Nature」=「デジタルテクノロジーによって、自然が自然のままアートになる」というプロジェクト。縄文時代から続く太古の森が、チームラボの手でアートな空間へと姿を変えます。
会場の入り口は、京阪電車の「出町柳」駅から北へ8分ほど歩いた河合神社のあたり。チケットを提示して入ればすぐに「呼応する、たちつづけるものたちと森」の展示が始まり、人の背丈ほどある大きな卵(光のovoid)が、赤く、青く、色を変えながら光を放ち、呼応するように森の木々も照らされては闇に溶け込む、を繰り返します。
初展示“Walk,Walk,Walk-下鴨神社 糺の森”
参道に水琴窟のような共鳴音が響きわたり、怪しげに光る幻想的な雰囲気に飲み込まれます。ふと横に目を向けると幻の行列が。
境内を流れる泉川に沿って、うさぎが跳ね、蛙たちが荷車を引きながら、光の肖像たちが下鴨神社に向かって、ゆっくり、ゆっくり行進していきます。
誘われるように歩みを進めると蓮のような花が咲きはじめ、極楽浄土のような美しさ。新展示“Walk,Walk,Walk-下鴨神社 糺の森”は、リアルタイムで描き続けられ、永遠に変化し続けます。いま、目にしたこの瞬間の映像は、2度と見ることのできない世界なのです。
浮遊する、呼応する球体-下鴨神社
境内にある縁結びのパワースポット「相生社」を過ぎると、鳥居の朱色が光に照らし出されます。結界のような鳥居をくぐり、楼門までの間は、光のovoidが無数に展示されます。
楼門に近づくにつれ光のovoidの密度が増し、まるで迷路のよう。
楼閣を入ると光の球体がふわふわとただよいます。重要文化財の舞殿のなかにも球体が輝き、影絵のような美しさ。楼閣に入ると元の道には戻れないので要注意。
ファンタジーの世界に自らが入り込める光の祭。ゆっくりと見て回ると知らない間に2~3時間があっという間に過ぎていきます。18時30分から入場、22時までなので、できれば早めに夜ごはんを食べてから見て回るのがオススメです。思ったよりも歩くので、歩きやすい靴がベストです。
彼岸も過ぎた晩夏の夜にふさわしい体感型のアート展。夏の最後の思い出づくりにお出かけしてみてはいかがでしょうか?
■下鴨神社 糺の森の光の祭 Art by teamLab-TOKIO インカラミ
販売日:2019年8月17日(土)~9月2日(月)
場所:下鴨神社(京都府京都市左京区下鴨泉川町59)
営業時間:18時30分~22時(最終入場21時30分)
交通: 出町柳駅から徒歩12分
料金:平日1300円、土日1500円
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
Text : 小西尋子