購入チャンスは週2回だけ!手土産にしたい“手でつまめる”胸きゅんフルーツタルト
千駄木の路地の角っこで、金・土曜だけオープンする「小さなタルト屋 shiomi(シオミ)」。みずみずしいフルーツがたっぷりのった、小さな舟形のタルトで人気のお店です。お散歩の途中につまむスイーツとしても、手土産にするのにもぴったり!手で持ってかぶりつきたい、かわいくておいしいタルト、おすすめです。
オープンは週2日。金曜日と土曜日だけのタルト屋さん
古き良き下町の風景が残り、若者や海外からの観光客も多い千駄木エリア。「小さなタルト屋 shiomi」は、不忍通りから細い路地を入った住宅街の一角にあります。
たくさんの緑で囲まれた、ガラス張りの小さなお店です。
ただし、お店のなかに電気が灯るのは、1週間に2日間だけ。「shiomi」は金曜日と土曜日だけオープンします。
お店に入ると、ショーケースにはキラキラ輝くタルトが。
どれも3、4口で食べられそうな小ぶりのサイズで、ボートのような“舟形”になっています。これが、「shiomi」のタルトの特徴です。
タルトからこぼれ落ちそうになるくらい、大きめにカットされたみずみずしいフルーツがのっていて、とってもおいしそう!
「shiomi」の店主・三浦さんは、2人の子供を持つお母さん。家族との時間を大切にしながらお菓子を作りたいと、2014年、今のスタイルでのタルト屋さんを始めました。
なんと以前は、クルーズ船内のレストランでパティシエを務められていたといいます。
小さい頃から船乗りになるのが夢で、船に乗るための手段として、お菓子の勉強を始めたのだそう。名門「ル・コルドン・ブルー ロンドン校」でお菓子作りを学び、そのあと、世界中を船で旅をしながらお菓子づくりをしていたのだとか。
その「ル・コルドン・ブルー」のレシピで作る看板メニューが「小さなレモンのタルト」です。
小さな“舟”のなかに、シンプルなレモンクリームを入れて焼き上げました。おばあさんのご実家で採れた、小田原産のレモンを使っています。
フレッシュフルーツを使ったタルトは、季節によって上にのる果物が変わり、常時5〜6種類ほどあります。秋にはナッツや栗を使ったタルトも登場しますよ。
食べ歩きにもちょっと休憩にも。手で食べたい舟形タルト
店内には2席だけ休憩できるスペースがあり、イートインも可能です。
こちらは「ぶどうといちじくのタルト」(税込380円)と、先ほどの「小さなレモンのタルト」(税込180円)。
もともと、食べ歩きできるようフォークを使わないで食べられるタルトにしたかったという三浦さん。舟形のタルトは持ちやすく、手で食べるのにぴったり!
特にほかのタルトよりひとまわり小さいサイズの「小さいレモンのタルト」は、ついつい「もうひとつ」とつまんでしまいそう。
さっくりとした生地に、レモンの酸味がきいたやさしいおいしさです。食べ歩きの場合には、紙に包んで手渡してくれますよ。
手土産にもおすすめ! 友達や家族と楽しんで
「shiomi」のタルトは、手土産にもおすすめ。
「黄金桃のタルト」(税込400円)は、厚めのタルトにアーモンドクリームを入れて焼き込み、その上にクリームチーズとレモン果汁入りのクリーム、そして大きくカットされた黄金桃がのっています。
わずかな期間しか出会えない旬の味を、こんなふうにお菓子でプレゼントできることも「shiomi」のタルトを手土産におすすめしたい理由のひとつ。
フルーツのみずみずしさに負けない、少し塩気のきいた力強い味わいのアーモンドクリームとタルトがとってもおいしい!
「コーヒーとナッツのタルト」(税込350円)は、アーモンドクリームにもコーヒーとチョコレートを混ぜ込み、ほろ苦い大人の味わいに。
甘さを控えたコーヒークリームに、香ばしく焼いたくるみとアーモンドをトッピングしました。男性にもよろこばれそうです。
どのタルトも、ぜひ手で持って食べてみてください。ザクザクとしたタルトの硬さやフルーツの贅沢な重量感が感じられて、より楽しめますよ。
週に2回しか出会えないからこそ、大切に味わいたい「shiomi」のタルト。お友達や同僚にはもちろん、たまには家族へのお土産にしてみては?
三浦さんのように、家族とゆっくり過ごす時間を作ることで、いい気分転換になるはず。
食べ歩きにも手土産にもおすすめの手で食べるタルト。ぜひ気兼ねなく過ごせる人と一緒に食べてくださいね。
■小さなタルト屋 shiomi
住所:東京都文京区千駄木2-40-13
TEL:090-8517-7015
営業時間:10~15時 ※売り切れ次第閉店
定休⽇:日〜木曜
Text & Photo:RIN
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