食・グルメ
2019.09.21
熊本・長洲町で人気の癒し系カフェ「サイフォンタツヤ」芸術的なチャイでインスタ映えを
熊本県の北西部にある長洲町は、金魚や鯉の養殖が盛んなことで知られる港町です。2019年1月、長洲町のランドマークでもある「金魚と鯉の郷広場」の敷地内に、和水町の人気カフェ「サイフォンタツヤ」が移転オープンしました。サイフォンで淹れたコーヒーの味の良さと、まるで前衛アートのようにデコレーションされたチャイが、インスタグラムを中心に話題を呼んでいます。
駐車場から150歩、鯉が泳ぐ池のほとりにあるカフェ
サイフォンタツヤは長洲町の「金魚と鯉の郷公園」の敷地内にあるカフェ。公園の駐車場から、色とりどりの鯉が泳ぐ池に向かって150歩ほど進んだ場所にあります。店内からは鯉の泳ぐ池や遊具のある芝生広場が見渡せ、のどかな風景にほっと一息つけます。
店内は木のぬくもりを感じるナチュラルな雰囲気。ソファ席やハンモックなどが設置され、リラックスしながらドリンクを楽しめるおしゃれな空間になっています。サイフォンタツヤで提供されるドリンクは、テイクアウトも可能です。天気の良い日には、公園の広場やお店のテラスでドリンクを楽しめる自由度の高さも魅力のひとつ。
日の光が差し込む明るい店内には、オーナーの東原さんがチョイスした書籍や漫画が置かれていて、陽だまりの中でのんびり読書を楽しむ人も。日常の喧騒から離れて、のんびりくつろぐにはうってつけの空間になっています。
こんなチャイ見たことない！アートのようなデコレーション
インスタグラムを中心に話題になっているのが、サイフォンタツヤのチャイ。本場のマサラチャイをヒントに開発されたオリジナルドリンクで、10種類以上のスパイスを配合した豆乳ベースの本格派チャイです。
チャイのメニューは「スパイキー」（ホット700円・アイス750円）、「モック」（ホット700円・アイス750円）、「ジェントル」（ホット650円・アイス700円）の3種類あり、「スパイキー」が最もスパイスが多く刺激も強め。チャイを初めて飲む人は、スパイスの量を抑え紅茶の配合を多くした「ジェントル」が、まろやかで飲みやすいためおすすめです。
こちらはジェントルチャイのアイス。表面にはキャラメルソースと黒砂糖のシロップで繊細なアートが描かれ、中心にピンクペッパーとアラザン、ローズマリーがトッピングされています。まずはストローでドリンクの中心部分を味わい、好みに合わせてカップの底にたまったスパイスを混ぜながら味わってみてください。ときどき現れるスパイスをカリッとかみ砕くと、さわやかな風味とピリッとした刺激が口の中に広がります。
こちらはジェントルチャイのホットです。泡立てられた豆乳が立体的に盛り付けられ、ピンクペッパーやアラザン、ローズマリーがクリスマスツリーのようにあしらわれています。ふんわりとした豆乳の泡をスプーンですくい、カップの底にたまったスパイスを好みに応じて混ぜ合わせながら飲みましょう。まろやかな豆乳と刺激的なスパイスが調和した、温かいスイーツのような味わいです。
もともとこのチャイのデコレーションはクリスマス限定でしたが、シーズンが終わった後もリクエストが多かったため、通年販売することになったそう。SNS映えするフォトジェニックなドリンクを求めて、熊本県内外からお客さんが訪れます。
厳選した豆をサイフォンで抽出する香り高いコーヒー
厳選した最高級の豆を使い、サイフォンで淹れるコーヒーもこの店の看板メニューのひとつです。
サイフォンとは、水の蒸気圧を利用してコーヒーを抽出するガラス製の器具のこと。ドリップ式で抽出するコーヒーと比べ、手作業による抽出ぶれが少ないため、安定しておいしいコーヒーを淹れられることが特徴です。コポコポと独特の音を立てながらコーヒーが淹れられる様子は、まるで理科の実験を見ているかのよう。
サイフォンから立ち上る、コーヒーの豊かなアロマも楽しみましょう。シンプルながら味わい深い、こだわりのコーヒーを味わってみてください。
サイフォンタツヤの問い合わせ先はインスタグラムのみ。お店の営業状況や、最新メニューの情報は、@higashiharatatsuyaをチェックしてくださいね。新しいコーヒー豆の入荷情報なども随時インスタグラムで告知されるため、来店前のチェックをおすすめします。
text＆photo:桑原由布
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