金魚とアートのコラボが素敵!“映える”金魚のミュージアムin奈良
奈良の複合施設「ミ・ナーラ」にある「金魚ミュージアム」が、フォトジェニックすぎると話題になっています。金魚×アートをテーマに、コンセプトの異なる6つの部屋が次々と展開。かわいくて幻想的な光景を楽しみつつ、写真も撮れちゃうのがうれしい! 奈良の最新映えスポット、その全貌をご紹介します。
金魚とアートを組み合わせたモダンな美術館
奈良の動物といえば鹿をイメージしますが、実は金魚の産地としても全国トップクラス。金魚と現代的な感性を掛け合わせた魅力的なスポットを、と2018年4月に「金魚ミュージアム」が誕生しました。
館内には44種類、約1000匹の金魚が優雅に泳いでおり、その様子を眺めるだけでも幸せ気分に。加えてフォトジェニックな演出があちこちに施され、まるで夢のような空間が広がっています。ポップでキュートで華やか、そんなめくるめく世界をご案内しましょう!
インスタアップ率高し!お花ルーム&万華鏡ルーム
インスタ登場回数No.1の部屋が、お花と金魚をコラボさせた「ROOM3」。plantica(プランティカ)というフラワーアート・ユニットが装飾を手がけ、ピンクのお花でぎゅぎゅっと埋め尽くされた壁に、正方形に仕立てられた金魚の水槽が規則正しく並びます。
ピンク色のお花を背景に、チラチラ華麗に泳ぐ金魚たち。まるで空中に浮かんでいるような仕掛けは、息を飲む美しさです。 こちらの部屋では、ぜひお花と金魚の前に立って撮影を。テクニックいらずで簡単にインスタジェニックな写真が撮れます。
宇宙をテーマにした「ROOM6」も、インスタ登場率の高い部屋。仄暗い場所にシェルターのような極彩色のステンドグラスが設置され、中にはピカピカ光るミラーボールと金魚の水槽、さらに草木もセッティング。
中に入るとミストがシュワーっと吹き出し、まさに異空間。なんだか音楽フェスのような不思議&おしゃれな空間で金魚がふわふわ泳ぎ、忘れがたい光景です。
シェルターの中に入って光の反射を楽しんだり、金魚を間近でじっくり観察したり。もちろん写真も動画も撮り放題なので、とっておきの思い出を残して。
ほかにも気になる部屋がいっぱい
ROOM1は、金魚へ至るまでの変容の歴史。「フナ」→「ヒブナ」→「ワキン」→「琉金(リュウキン)」と徐々に変わっていく様子が、水槽ごとにわかりやすく展示されています。
ROOM1ではデジタルアート体験も。モノクロのスクリーンに触れると、そこだけがパッと明るくなりカラフルな絵が浮かび上がります。金魚や自然が描かれた和モダンな絵がかわいい!
ROOM2では、「らんちう」や「オランダシシガシラ」など珍しい金魚を展示。幻想的に色を変えるカラフルな水槽の中で珍しい体躯の金魚がひらひら泳ぎ、別世界へ誘われます。金魚の体が大きく見える特殊な水槽を採用し、鑑賞しやすいのもうれしいところ。
ROOM3のお花の部屋を抜けると、プロップスタイリスト・遠藤歩さんによる「ジャポニズム」をテーマにしたROOM4へ。大正ロマンな世界とネオンなど現代のポップさを掛け合わせた、ここにしかない空間が広がっています。もちろん、真ん中のソファに座っての撮影もOK!
"ROOM5は、照明が乱反射する魅惑の空間。万華鏡の中に入ったような感覚で金魚を鑑賞するという、なんとも不思議な楽しみ方ができます。 時代性を取り入れたポップな金魚アートを、体験しながら楽しめる「金魚ミュージアム」。神社仏閣や鹿だけでない、奈良の新たな魅力に触れてみて!"
text:木村桂子(ウエストプラン)
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