京都ステイは満開の桜のお部屋で。アーティストコラボの客室が気になる!
学生寮として使用されていた建物を活用し、全128室の客室があるホテルへと生まれ変わった「ホテル アンテルーム 京都」。常に変化する京都のアート&カルチャーを発信し続け、宿泊だけでなくさまざまなアートと触れ合える場所としても話題沸騰中。とくに、蜷川実花氏とコラボした客室はうっとりするほど華やかです!
気軽にアートに触れられるスタイリッシュなホテル
JR「京都駅」から徒歩圏内の「ホテル アンテルーム 京都」は、観光の拠点として、またビジネス利用にもおすすめのホテル。学生寮だったとは思えない、スタイリッシュな門構えです。
入ってすぐに出迎えてくれるのが、著名な彫刻家・名和晃平氏が手がけた作品。トラとシカの剥製をモチーフにした大きなアートに圧倒されます。
中庭にある苔山は、京都御所の中にある池がモチーフ。浮遊感のある不思議なデザインで、思わず目を奪われます。このように細かなディテールまでアートと結びつき、敷地全体を通して奥深い仕掛けがなされているのがこのホテルの特徴です。
絶対泊まりたい!蜷川実花氏とのコラボルーム
「ホテル アンテルーム 京都」には、芸術家とコラボした客室が9つ備えられています。蜷川実花氏が手がけた客室は、東京の桜の名所として知られる目黒川の桜の写真が壁全体を覆い、入った瞬間に感嘆の声が漏れるほど。自分がアートの一部になったような感覚に、うっとり。
窓を開けると庭があり、そこには桜の木が1本植えられています。 春には庭の桜が花開き、壁一面の桜と現実の桜の美しいコントラストが楽しめるという仕掛け。
さらに、青森ヒバの木を贅沢に使った大きな浴槽も設えられ、庭を眺めながらゆっくりくつろぐことも可能。部屋での滞在時間をとことん楽しめるよう、あちこちに工夫が施されています。
一転、京都出身のアーティスト・金平徹平氏のアーティストルームでは、おもちゃ箱をひっくり返したようなクラフト感溢れる設えに。 9部屋のアーティストルームはどれもまったく異なる印象なので、宿泊するたびに新鮮な気持ちへと誘われるはず。
共有スペースも見どころたっぷり
庭に面したラウンジは、日中は宿泊ゲストのためのスペースとして開放。夜はバーとしても運営され、京都醸造所が手がけたクラフトビールやシングルモルトのウイスキーで、リラックスした一夜が過ごせます。
朝食は、朝食専用レストラン「ANTEROOM MEALS(アンテルームミールズ)」で。開放感のある空間で、旬の食材をふんだんに使ったハーフブッフェスタイルの朝食(1000円、11/1以降は1320円)をいただきましょう。
ロビーのコンクリートにも注目を。猫の足跡の刻印はアートとして付け加えたものではなく、学生寮のときからあったもの。なんだか微笑ましい気持ちになりますね。 館内の廊下などいたるところにアート作品が展示され、そのほとんどは購入可能。間近で見て思いを巡らせ、気に入ったらお持ち帰り。そんな気軽なアートの楽しみ方を教えてくれる、魅力的なホテルなのです。
ホテル アンテルーム 京都
住所:京都府京都市南区東九条明田町7
TEL:075-681-5656
営業時間:チェックイン15時〜、チェックアウト~11時
定休日:なし
料金:シングルルーム1泊6000円〜
※シーズンにより変更あり
text:木村桂子(ウエストプラン)
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