この秋行きたい!京都・金戒光明寺とは?夜間の紅葉ライトアップ&伊藤若冲の作品などみどころ満載!
京都市東山区の「浄土宗大本山 くろ谷 金戒光明寺」では、2019年11月4日(月)から秋の特別夜間拝観を開催し、見事な紅葉が楽しめます。また、夜間拝観にあわせて、伊藤若冲の屏風絵も公開されるので、この機会に訪れてみてはいかが?
美しすぎる紅葉の夜間ライトアップ!水面に映る紅葉も必見
「浄土宗大本山 くろ谷 金戒光明寺」は平安神宮の東北東に位置する寺社。メジャーな観光地からすこし離れるがゆえに、ちょっと穴場な紅葉スポットでもあります。近くには、これまた紅葉の名所として有名な「真如堂」も。あわせて紅葉巡りも楽しめますよ。
観光地化されすぎていない境内に色づく紅葉は、お昼間に訪れても広々として清々しい気分にさせてくれますが、夜間ライトアップされると、それはまた艶やかな魅力を見せてくれます。
特に息を飲む美しさなのが、「紫雲の庭」から見る大池(鎧池)。赤々と照らし出されたもみじ葉が、深い夜の水面に映り込む様子は、時間を止めるほどの神々しさ。
庭師、コンシェルジュの庭園案内付きプレミアム入場券も
2019年の夜間拝観には、さらにとっておきのおもてなしが…。毎日18時~、18時45分~、19時30分~の3回「お琴」や「篠笛」などの和楽器の生演奏が披露されます。幻想的なライトアップの奥から響くように届く和楽器の奥ゆかしい音色に心癒やされます。
また、みんなと違った体験がしたい、文化や教養を身に付けたい方にオススメなのが、拝観時間の30分前に入場できる“プレミアムプラン”。金・土・日曜のみの催行ですが、御用(ごよう)庭師さんまたは植彌加藤造園の庭園コンシェルジュさんに「紫雲の庭」と「ご縁の道」などを詳しい解説付きで案内してもらえます。
伊藤若冲筆の屏風絵や法然上人ゆかりの寺宝も公開
金戒光明寺は幕末に京都守護職(会津藩)の本陣となった、新選組ゆかりの寺院。法然上人が、最初に念仏を広められたと伝わる寺院で、通常は非公開のお寺です。
今回は、夜間拝観に合わせて内部が公開されるとともに、法然上人ゆかりの寺宝も公開され、伊藤若冲筆の「群鶏図押絵貼屏風(ぐんけいおしえばりびょうぶ)」も鑑賞できます!
日本画家・久保田金僊(くぼたきんせん)による虎のふすま絵も見どころのひとつ。4匹の虎(1匹は顔を隠している)の描かれた襖を動かすと、4匹いたはずの虎が2匹になってしまう折り変わり絵のような仕掛けが。
この時期だけの特別公開。こちらも必見ですよ。
今年は誰と、どこで秋を感じますか?京都で秋を感じるなら、金戒光明寺の夜間特別拝観はかなりオススメですよ。
■浄土宗大本山 くろ谷 金戒光明寺 特別夜間拝観
拝観期間:2019年11月4日(月)~12月8日(日)
拝観時間:17時30分~21時(最終入場 20時30分)
拝観料 :800円
<プレミアム拝観プラン>
開催日 :拝観期間中の毎週金・土・日曜
拝観時間:17時~
拝観料 :1200円
Text : 小西尋子
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