アートな絶景の連続!フォトスポット満載の豊田市美術館の楽しみ方
建築界の巨匠、谷口吉生の設計による愛知県の豊田市美術館。外観、館内、庭など、敷地内には画になる景色がいっぱい。見て、撮って、食べて、買って、長時間滞在して楽しめるスポットなんです。
池も庭も、壁さえも! 敷地全体がアーティスティック!
名古屋から電車や車で約1時間で行ける豊田市美術館。国内外の近現代アート作品を所蔵・展示しています。アプローチを抜けると…
あらわれたのは、大きな石で縁取られた池と、直線が美しい建物。設計を担当したのは、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の設計も担当した谷口吉生さん。
正面入口前の庭園を散策すれば、海外にいるかのような錯覚に。アメリカのランドスケープデザイナー、ピーター・ウォーカーさんが手掛けました。
こちらは展示室の外壁。少し緑がかっていて、周囲の景色にさりげなく溶け込んでいます。この素材の持ち味を味方にしてパシャリ!
ちなみに石はアメリカから取り寄せたもの。かなり高価な石材です。
正面左手には、2階の大池へと続くゆるやかなスロープ。何気ない景色のひとつひとつが美しいんです。
影さえもアート! 2階から正面玄関へと下る階段で出くわした1シーン。
入口をくぐったエントランスの先は、白い吹き抜け空間。乳白色のガラスから外光が漏れ入り、やわらかい空間を作り出しています。
白い世界のなかで存在感を放つのが、アメリカの作家、ジェニー・ホルツァーさんの作品「豊田市美術館のためのインスタレーション」。作品は“天井から下がるLED電光掲示板”となっています。ぜひその目で確かめてみて。
パフェにお抹茶、季節の和菓子。館内スイーツを楽しもう
2階のカフェレストラン「味遊是(ル・ミュゼ)」では、テラスの作品や豊田市街地を眺めながらランチやスイーツが食べられます。メニューをプロデュースするのは、有名レストランガイドで一つ星を獲得したフレンチ「壺中天」!
パフェをはじめ企画展をテーマにしたスイーツやドリンクを用意。食事メニューも「味遊是カリー」1300円(税抜)など、お手頃価格でミシュラン星付きの片鱗を伺い知ることができます。
和菓子好きなら、敷地内の本格的な茶室「童子苑」へ。
お抹茶とお菓子で一服して、なんと350円。お菓子は豊田市内にある数軒の和菓子店から。15日間で内容が替わります。
茶室付近からの眺めもオススメ。大池越しの美術館を望みながら、静かなひとときを。
日によってキッチンカーの出店も。この日は、三重を拠点にするオーガニック工房「フレイトレシピ」による甘夏ソーダが楽しめました。
ここにしかないアートグッズをおみやげに
景色を堪能した後は、ミュージアムショップでお買い物。
人気はオリジナルパッケージのミネラルウォーター。ラベルにはクリムト作品の一部や豊田市美術館の外壁がプリントされて気分が上がります。
クリムト作品がパッケージになったお茶は、9月に登場した新商品。有機肥料を使い、手摘みにこだわる地元の茶園「高香園」とのコラボ商品です。
美術館ロゴがかっこいい箱の中は、クリムトの作品を模したバターサブレ。
ポストカードも目移りするほど揃います。
いかがでしたか?
ここで紹介した以外にも、魅力的なシーンがいっぱいの豊田市美術館。
季節や時間で異なる顔を見せてくれますよ。
■豊田市美術館
住所:愛知県豊田市小坂本町8-5-1
TEL:0565-34-6610
営業時間:10時~17時30分(入館は~17時)
定休日:月曜(祝日の場合は開館)、その他、展示替え等の休館あり、詳しくは要問合せ
料金:入館300円(企画展・特別展は除く)
※臨時休館日:2020年2月24日(月)~3月19日(木)
Text:石崎幸子
Photo:新井亮(※一部、施設提供画像)
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