賞味期限はたったの60分!今年こそ絶対食べたい“くちどけふわふわ”絶品モンブラン
注文を受けてから作るできたてモンブランを求めて、休日には行列ができるほど人気の「パティスリー ラブリコチエ」。和栗100%のマロンクリームを贅沢に絞ったモンブランは、なんと賞味期限が60分!短い賞味期限の理由や、行列に並んでもまた食べたくなるおいしさの秘密についてご紹介します。
華やかで美しいフランス菓子がそろう人気パティスリー
高円寺駅から徒歩7分の場所にある「パティスリー ラブリコチエ」。2009年にオープンして以来10年以上、遠方からも多くのファンが訪れる人気のお店です。
“ラブリコチエ”とはフランス語で「杏の木」という意味で、その名の通り明るい杏色があしらわれた外観が目印。
店内は明るく開放的で、気軽に立ち寄りやすい雰囲気です。
日本やフランスで経験を積んだオーナーパティシエの佐藤正人さんが作るのは、フランス菓子の伝統を守りつつ、日本人が好む甘さや食感を大切にしたスイーツ。
ショーケースには、チョコレートのデコレーションや細やかな絞りが施されたケーキやマカロン、チョコレートがずらり!どれも華やかで美しく、心を奪われます。
店内には6席ほどのイートインスペースを用意。遠方から訪れても、作りたてのスイーツをすぐに味わえるのはうれしいですね。
くちどけふわふわ!賞味期限60分のできたて「モンブラン」
今回ご紹介するのは、注文を受けてから作るため店頭には並ばない「モンブラン」(現在は土日祝のみの提供)。9月から3月頃までの期間限定商品で、毎年楽しみにしているファンも多いそう。
実はこの「モンブラン」、賞味期限がなんと60分!
その理由は、できたてのおいしさを存分に楽しんでもらいたいから。
同店の「モンブラン」は、メレンゲの土台に生クリームとマロンクリームを盛りつけるというきわめてシンプルな構成。
サクサクっとしたメレンゲの食感や、作りたてクリームのふわっとしたくちどけを堪能できるのはできたてだからこそ。
店内でできたてをすぐ味わうのが一番ですが、テイクアウトも可能ですよ。
今回は特別に作っているところを見せてもらいました。
土台にしたメレンゲの上に注文を受けてから泡立てるという生クリームをのせ、その上からマロンクリームを贅沢に絞ります。和栗の旨みを引き立てるため、生クリームには砂糖を加えていないそう。
栗は全国各地のものを試したなかで、自然味あふれる味わいの熊本県産の和栗に決めたのだとか。くちどけはとても軽いのに、栗の旨みと風味をしっかり感じます。
佐藤さんおすすめの食べ方は、「マロンクリームと生クリーム、メレンゲを一度に食べること」だそう。
サクサク、ふんわり、いろんな食感や味わいが口のなかに広がって、至福のひとときを堪能できますよ。
ほかにもある!モンブラン以外のおすすめケーキ
おなかに余裕があればぜひ味わいたいのが、杏を使った看板商品の「ラブリコチエ」。
杏のジュレで包んでいるのは、ムースのような軽い食感のアーモンドペースト。ケーキのなかにもさっぱりとしたさわやかな味わいの杏のジュレが入っています。
チョコレートでコーティングしたクッキーが土台になっていて、ケーキのまわりはマカロンやチョコレートでおめかし。
ひとつでいろんなスイーツを楽しめるような満足感のある一品です。
チョコレートが好きなら、ぜひこちらの「ドゥルセ」をどうぞ!
低温で焼いて香ばしさを出したヴァローナ製のホワイトチョコレートを、とっても口当たりの軽いムースに仕上げています。
口に入れると溶けてなくなるような軽やかさは絶品!
なかに入っているパッションフルーツのブリュレの酸味とも相性抜群です。
賞味期限60分のモンブランには、できたてにしかない味わいと驚きがありました。和栗ならではの優しい甘みや豊かな香りに、ほっと癒されます。
今度のお休みは、旬の秋スイーツを堪能しに高円寺へ足を運んでみませんか。
Text & Photo:なかくきくみこ
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