隈研吾が監修した熊本の醤油蔵カフェで、キュートなうさぎ発見!

隈研吾が監修した熊本の醤油蔵カフェで、キュートなうさぎ発見!

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熊本市西区小島にある、1818年(文政元年)創業の醤油蔵「浜田醤油」。2019年3月、重要文化財にも指定されている浜田醤油の蔵を、世界的建築家・隈研吾氏が監修しリニューアル。趣のある蔵が、洗練されたモダン空間に生まれ変わりました。隠れ家のようなイートインスペース「うさぎカフェ」や、オリジナルの醤油や調味料が購入できる「蔵shop」など、見どころの多いスポットになっています。

Summary


隈研吾氏が監修した、スタイリッシュすぎる醤油蔵

浜田醤油は熊本市西区にある創業200年を超す老舗の醤油製造会社。2016年4月に発生した熊本地震でダメージを受けた蔵を、世界的にも有名な建築家・隈研吾氏が監修してリノベーションしました。

蔵の中へ足を踏み入れると、和を基調としたスタイリッシュな空間がお出迎え。歴史ある建造物と、現代的なデザインが融合した内装が見事です。通路にある大きな窓からは、工場での生産の様子も見られます。

蔵の中心部には、醤油のもとになる“もろみ”が詰まった巨大な仕込み桶があり、そばに近づくと醤油の香りが漂ってきます。こうした昔ながらの木桶での醤油作りをしている醤油メーカーは少なく、間近で見られる場所は現在では貴重です。

そんな昔ながらの醤油づくりの様子を見学できることも、この場所の魅力のひとつ。

醤油蔵の2Fにある、隠れ家のようなカフェでうさぎ発見!

蔵の中にある階段を上がり二階のフロアへ行くと、醤油蔵ならではの和スイーツや軽食が味わえる「うさぎカフェ」があります。蔵に昔からあった梁や土壁などを活かした、隠れ家のような趣深いデザインの空間です。

うさぎカフェという名前の由来は、浜田醤油と「うさぎ」の不思議なご縁に関係しています。浜田醤油の創業者は「卯七」という名前で、二代目が「卯三郎」、三代目が「卯作」と三代続いて「卯(うさぎ)」の字がついていました。それに加えて、七代にわたって浜田家の当主は全員が卯年生まれなのだとか。そうしたことから、浜田醤油にとって縁の深い「うさぎ」をカフェの名前にしたそうです。

うさぎカフェで一番人気のメニューは、浜田醤油の醤油も使った和のスイーツが一度に何種類も味わえる「スイーツ盛り合わせ」(1320円・税込)。醤油ソフトクリーム・お月見団子・甘酒ぷりん・お多福豆・和菓子が、まるいお盆にずらりと並んだ贅沢なメニューです。

お盆の端っこにちょこんと添えられたうさぎ最中は、醤油ソフトクリームを挟んでいただきましょう。醤油ソフトクリームには浜田醤油の醤油が使われていて、醤油の塩気とコク、ミルクの甘さが調和した、塩キャラメルのような味わいです。うさぎの形のキュートな最中はサクサクした食感で香ばしく、醤油ソフトクリームとも相性抜群。

お月見団子の白玉には、熊本県小川町にある「白玉屋新三郎」の白玉が使われています。トッピングのみたらしタレは、浜田醤油の醤油を使った自家製のもの。もっちりとしてコシのある白玉と、とろとろの甘辛いタレの組み合わせは、間違いないおいしさです。

甘酒ぷりんには、別添えの黒みつをかけて食べましょう。なめらかで甘さ控えめの甘酒ぷりんに、ほうじ茶のゼリー、きなこ、金箔がトッピングされた上品な味のデザートです。

うさぎカフェでは、和のスイーツ以外にもおにぎりと味噌汁、浜田醤油おすすめ総菜がセットになった「小腹セット」(770円・税込)など、軽食メニューも提供しています。趣深い蔵の内部を見学した後は、醤油蔵ならではのグルメを楽しみましょう。

熊本の醤油をお土産に!1Fの蔵shopも要チェック

蔵の一階には、浜田醤油で製造された醤油やドレッシング、味噌などを販売する「蔵shop」があります。試食コーナーも充実していて、実際に自分の舌で味を確かめてから商品を購入できるのもうれしいポイント。熊本の醤油は関東などの醤油と比べ、甘みとうまみが強いことが特徴で、旅のお土産としても人気があるアイテムです。

こちらは浜田醤油の顔・かけ醤油の定番「大和」。150ml入りの小瓶(324円・税込)や、1L入りのボトル(529円・税込)などがあり、用途によって好きなサイズを選べます。

こちらは蔵の木桶の中で長期間熟成させた、プレミアム醤油「第七代」(150ml入り 1383円・税込)。木桶で540日もの長期間熟成させた特別な醤油です。

手間暇をかけ、昔ながらの伝統的な製法で作られた醤油は、旨み、甘み、香りの調和がとれたバランスの良い味わい。自分用のお土産にはもちろん、贈答品としても喜ばれそうな上品なパッケージが目を引きます。

醤油や調味料以外にも、食卓を彩る生活雑貨も販売されています。こちらはエキゾチックでカラフルな九谷焼の箸置き(770円・税込)。他にも天草高浜焼の醤油さしや、オリジナルのエコバッグなどもあり、醤油と組み合わせたギフトセットも用意されています。

江戸時代から続く伝統を守りながらも、進化を続ける浜田醤油。醤油づくりを間近で見学しながら醤油や調味料を購入でき、オリジナルの和スイーツも味わえる充実したスポットです。隈研吾氏の監修でスタイリッシュに生まれ変わった醤油蔵に、足を運んでみてくださいね。


text&photo:桑原由布

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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