“珍項目”を見たことある? 楽しみ方が幅広い「ウィキペディア」の活用術
1度は閲覧したことがあるかもしれない「Wikipedia(ウィキペディア)」。溢れんばかりの情報が網羅された“インターネット百科事典”には、検索ツールとしての機能以外にもいろいろな楽しみ方があるんですよ。
もはや“小説レベル”の読み応え?
2019年9月に放送された『マツコの知らない世界』では、日本語版ウィキペディアの記事を作成・編集する“さえぼー”さんが登場。“読み物”としても楽しめるウィキペディアの魅力を語りました。
これまでに300本近い記事を作成しているさえぼーさん。“代表作”の1つが「『オブ・ザ・デッド』で終わる作品一覧」で、あまりの情報量に進行役のマツコ・デラックスさんは「これを無償でやってるんだからね」とポツリ。さえぼーさんも「無償どころか、(資料集めで)お金が出ていく一方」と言う。
普通の辞書にはないユニークな題材も扱われているウィキペディアには、「珍項目」というカテゴリーも。「お姫様だっこ」「5秒ルール」といったワードがあり、マツコさんは「5秒ルールって世界規模で認知されてるの!?」と驚きを隠せませんでした。「5秒ルール」は食べ物を落とした際に度々聞かれるワードですが、該当ページにはイギリスの研究チームが実証したと記述されています。
ちなみに“荒らし”も発生することがあり、「高輪ゲートウェイ駅」が発表された際には多くのイタズラ書きがあったそう。悪質なユーザーとの攻防が繰り広げられる一方で、選挙によって認められるものが「秀逸な記事」。さえぼーさん曰く日本で1番有名な記事「地方病(日本住血吸虫症)」もその1つで、出典が300本を超えるほどの膨大な情報が書き込まれていました。
ウィキペディアが秘める魅力に、視聴者からは「珍項目なんてカテゴリーがあるのは知らなかった!」「辞書とは違う面白さがあって1度読み始めたら離れられなくなる」「情報の中には小説並みの文章もあるからウィキを開くのほんと楽しい」といった声が。
移動時など外出先で時間ができたら、ちょっとした読書のつもりでウィキペディアを覗いてみては?