「パンどら」って知ってる?京都・嵐山に誕生した自家焙煎コーヒー店の話題の新グルメ

「パンどら」って知ってる?京都・嵐山に誕生した自家焙煎コーヒー店の話題の新グルメ

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日本を代表するバリスタのひとり、岡田章宏さんが「Okaffe kyoto」の2号店を京都嵐山に2019年7月オープンしました。 “焙煎所カフェ”と銘打ち、自家焙煎コーヒーにこだわっています。「コーヒーに合う」と考案したオリジナルのどら焼き「パンどら」は四条烏丸の本店でも話題ですが、嵐山店でしか出会えないメニューが早くも話題に!どんなものなのか、早速出かけてきました。

Summary


嵐山店限定!甘じょっぱさがクセになる、新どら焼きの具材とは!?

こちらが「パンどら」。パンのようなどら焼き、ではありません。正解は“パンケーキのようなどら焼き”。どら焼きほど甘くもなく、ずっしりもしておらず、かといってパンケーキでは決してない、ちゃんと二者が成立しています。
店内で手焼きする皮には、一般的などら焼きと同じく、卵やみりんも入っているので、間違いなくどら焼きの様相。生クリームを加えることでパンケーキの柔らかさや風味を奥の方で感じます。
中身は…肉!ポークハンバーグが挟まれた、甘じょっぱさのトリコになる人続出中!

パンどら ポーク 850円(税別)
パンどら ポーク 850円(税別)

「パンどら」はスイーツではなく、れっきとした“お食事”です。京都ポーク100%のバーグは、甘い肉汁があっさりしていて、柔らかく、これがパンどらの生地と驚くほど相性がいい。
がぶりとほおばると、生地と肉の歯切れがよく、白みそや粒マスタードなどが入った甘じょっぱいソースのパンチがきいています。
さらに、トッピングされている木の芽が名わき役!この小さな一枚が、すべての味をひとまとめにしてくれています。

パンどら お抹茶 450円(税別)
パンどら お抹茶 450円(税別)

ポークのほか、抹茶あんの「お抹茶」もおすすめです。京都の老舗有名和菓子店で修業をした菓子職人に特注している抹茶あんがたっぷり挟まっています。

ポークと同じどら焼き生地なのに、抹茶あんといただくと、あら不思議。完全に甘味のどら焼きになっています。
抹茶のほろ苦さがほどよく残り、しっとり滑らかな満足度の高い和菓子です。
あんの上にバニラアイスを挟んだ「どら焼きアイスのっけ」(650円・税別)も人気。

「パンどら」はいずれもテイクアウト可能。片手で食べやすいサイズなのもうれしいですね。

コーヒーは季節もの。毎日研究&分析でよりおいしく

本店・四条烏丸店はいわゆる喫茶店ですが、「Okaffe Kyoto 嵐山」は、焙煎所カフェ。
日本初導入だというアメリカ製完全熱風型の焙煎機を使って焙煎しています。「雑味が少なくなり、豆の特徴や味わいがより一層わかりやすくなるんです」と教えてくれたのは、店長で焙煎士の山本順平さん。焙煎の技術を学ぶためにドイツ・ベルリンで4年半ほど修業していたそう。

嵐山店では、深煎りで深みや苦みも感じるダンディブレンド、ダンディブレンドより少し浅煎りのパーティブレンド、原種に近い希少価値な豆・エスメラルダ、シングルオリジン(日替わり)を店内で、あるいはテイクアウトでもいただけます。
シングルオリジンは1カ所の農園で栽培されたものなので、季節によって入荷してくるものはさまざま。
山本さんは「本来コーヒーはシーズンものなんです。畑が違うと、収穫する時期も違ってきます。季節に合ったものを飲んでいただけるのが、一番おいしいと思います」と話します。

「Okaffe kyoto 」では、豆の特徴に合わせて、もっともおいしく淹れるレシピをデータ化。
焙煎機から送られる温度や時間などの数値に加え、豆の挽き具合、豆や注ぐお湯の量、温度や抽出時間、濃度、豆の成分をどれくらい抽出したかなどを数値化。
人間の味覚だけに頼らない、安定した味の研究に日々取り組んでいます。

豆の種類によって煎り方を変えていますが、ハンドドリップで淹れるときにも、方法が少し違います。
浅煎りのときは、コーヒーの成分を均一にするために、お湯を注ぎ終わってから、下のサーバーごとコーヒーをふわっと回します。
深煎りでは、それをすると雑味の伴った苦みが出てしまうので、回さないなど、随所にこだわりが。
それもすべて「いかにおいしい1杯をお客様に提供するか」。コーヒーへの深い思いが伝わってきます。
ドリンクは、コーヒーのほか、冬季限定のホットチョコレートや抹茶ラテなどバリエーションも豊富です。

おいしいコーヒーとOkaffe kyoto の世界観がそこかしこに

自宅でも楽しめるように、豆はすべて購入可能。
シングルオリジン(この日はホンジュラス、エチオピア、コロンビアのもの)は、嵐山店のみでの取り扱いなので、ぜひ選んでみて。
コーヒー豆を200g以上購入すると、コーヒーを1杯サービスしてくれます。「日常づかいの豆を買いにきたときに、店内でもゆっくり過ごしてもらいたいから」という心づかいがうれしいですね。

コーヒー豆のほか、岡田さんのシルエットが大きくあしらわれた、オリジナルデザインのコーヒーカップやTシャツなどの販売もあります。

店内の高い天井を見上げると…こちらにも岡田さんを模した巨大なオリジナルロゴが!インパクト大

お店の場所は、京福嵐山本線・阪急嵐山線、それぞれの嵐山駅から徒歩5分ほど。渡月橋の南側、目の前はすぐ桂川が臨めます。
美しい自然と心地よい空気を感じながら、しばしの休息時間。心があらわれます。

丁寧に淹れられたコーヒーは、口のなかでアロマのような香りが残り、後口はすっきり。
ここでしか味わえない「パンどら」とおいしいコーヒーで、豊かな時間を過ごしてください。


text:よしおかまさこ(ウエストプラン)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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