奈良にある「うのまち珈琲店」を満喫してきました!ーー新人編集部員・あおきちレポート【後編】
東京を離れて、奈良・橿原市にやってきた新人編集部員のあおきち。今回の後編記事では、橿原市にある人気ブックカフェ「うのまち珈琲店 奈良店」でひと息つく様子を振り返ります。みなさん、奈良って聞いてどんなイメージを思い浮かべますか? この記事を読めば、みなさんの奈良に対するイメージがほんの少しだけ変わるかもしれませんよ。
カモメののれんが目印!
続いてご紹介するのは、近鉄八木西口駅より徒歩10分の場所にある「うのまち珈琲店 奈良店」。橿原市今井町にあるブックカフェです。「うのまち珈琲店」といえばその名の通り、岡山・宇野市にあるカフェとして有名ですが、こちらはその2号店。先ほどの「café ことだま」と同じく、古民家をリノベーションした趣あるレトロな雰囲気のオシャレカフェです!
こちらの2号店ができた背景を少し説明しておきましょう。オーナーのお話によると、地元の岡山・玉野市にある「うのまち珈琲店」本店が人気になり、インスタグラムなどのSNSを見て、県外からもたくさんのお客さんが訪れているのだそう。それを踏まえて、「県外でもお店を始めたらどうなるのか?」ということが気になってしまい、大阪や広島でテナント探しを始めたのだとか。
そして出会ったのが、今回の旅先である奈良・橿原市今井町。観光客は少ないながらも、町全体に古民家が立ち並び、今なおそんな家屋でたくさんの人々が毎日を過ごしているのだとか。日本全国でも珍しい、温かい雰囲気が特徴的な街並みです。私とおなじで、まさしく「奈良は修学旅行以来」だったというオーナーも初めて今井町を訪れた際、そんな街並みに惹かれてこの地に2号店をオープンしたのだとお話してくれました。
これを読んでいるみなさん!“観光客が少ない”というのは、素敵なお写真が撮りやすいということ!レトロな街並みが大好きな方には、ぜひ訪れてほしい場所です。
のれんには、2羽のカモメが飛んでいるロゴも。こちらは本店がある岡山・玉野市が港町だということから、海の近くに飛んでいるカモメを選んだそうです。奈良県、そして今井町の街並みに旅立ってきたカモメたちは、どんなシアワセを運んできてくれたのでしょうか!
ブックカフェ「うのまち珈琲店 奈良店」にある“しおり”で繋がろう!
扉をかけるとすぐ、カウンターが見えてきます。こちらで楽しくオーダーしましょう。
そこから先に進むと、ドライフラワーやアコースティックギターの飾られたカフェスペースに。店内はウッドテイストで落ち着いた雰囲気。窓から差し込んでくる光が、店内をちょうどよい明るさにたもってくれます。
店内は全31席で、カウンター13席のテーブル18席。そのほか、テラスにも18席が用意されていて、こじんまりとした雰囲気ながらも広々とした空間。オープン後には2時間待ちにもなる日もあるという人気ぶりのため、店内にはたくさんの人が集まりますが、不思議と窮屈な印象は覚えないそうです。
また、「うのまち珈琲店」はブックカフェということもあり、カウンター席の目の前にはさまざまなジャンルを取り揃えた本棚が。小説から漫画作品まで、誰でも楽しめそうなラインナップでした!
そんな「うのまち珈琲店 奈良店」を訪れた際にはぜひ、こちらの“本のしおり”を手に取ってみてください。しおりをめくってみると、そこには素敵な出逢いが…。
実はこちら!!「コミュニケーションツールとしてのしおり」としてご用意されてるものなんです!自分のお名前やSNSアカウントをこのしおりに記入して、好きな本の好きなページに挟んでおくと、後から来店された方がコンタクトを取ってくることもあるのだとか。このしおりをきっかけに、新しい友だちができた人もいるのだそう!「うのまち珈琲店 奈良店」は、今井町の人々の憩いの場だけでなく、誰かと誰かが繋がれるカフェとしても、とっても大きな役割をもっているんですね。
“タピオカ新幹線”ってなんですか…?
ここで質問なんですが「タピオカ新幹線」ってご存知の方、いらっしゃいますか?タピオカ新幹線……冷静にワケがわからないですよね、タピオカ新幹線って。最近では某スマホのカメラがタピオカになったと騒がれましたが、今度は新幹線までもがタピオカに……。
……というわけではなく、「うのまち珈琲店 奈良店」の期間限定新メニューこそ、タピオカ新幹線!左から東海道新幹線のカラーリングをイメージした「タピオカ新幹線」、ドクターイエローをモチーフにした「タピオカドクターイエロー」です!
こちらはJR東海が主催する観光ツアー「うまし うるわし奈良」との期間限定コラボメニューとして、2019年11月30日(土)まで楽しむことができます。オーダーの条件は、ご自身のスマートフォンにエクスプレス予約&スマートEX公式スマホアプリ「EXアプリ」がインストールされている方。店頭にアプリを提示いただくことでオーダーできる“裏メニュー”として密かに人気を集めています!聞くところによると、タピオカ新幹線のお写真を見てお店を訪れ、その場でアプリをダウンロードした方もたくさんいるのだとか。
左側が噂の「タピオカ新幹線」。東南アジアで古くから愛される真っ青な色の紅茶・バラフライピーで、東海道新幹線に入っているラインカラーを再現!その上に程よい甘さのミルクを注いでいくことで、東海道新幹線のボディカラーが描かれているとのことです。最後に、ミルクホイップとバタフライピーのパウダーをふりかけたところで完成!もう完全に東京都民をはじめ、全国のみなさんがよく乗っている“あの”新幹線じゃないですか…。名古屋とか大阪行くときに、よくお世話になってます。
「うのまち珈琲店 奈良店」では、実際に店内からカウンターでドリンクを作っている様子を見ることができるので、「タピオカ新幹線」が形作られていく工程が見えるのもうれしいポイント。それぞれのドリンクの境界線がきっちりまっすぐなのも、「うのまち珈琲店」が人気な理由のひとつなのでは!(ちなみにオーナーは、こちらの境界線を“水平線”と表現されていました。ステキ!)
右側の「タピオカドクターイエロー」は、爽やかなゴールデンパインの黄色いスムージーをベースに、ミルクやバターパウダーなどを混ぜ合わせて白色を表現。最後には「タピオカ新幹線」と同じく、バタフライピーのパウダーをトッピングしています。
こちらはゴールデンパインの果実感がたっぷり味わえるスムージーがとっても魅力的!2つのドリンクを見比べてみると、「タピオカ新幹線」は滑らかな仕上がりですが、「タピオカドクターイエロー」は不思議な模様が描かれたような、見ているだけでパイナップルの舌触りが想像できるビジュアル。期間限定なので、来店時にはどちらも楽しみたいところ!
「うのまち珈琲店 奈良店」オススメを一挙にご紹介
ここからは「うのまち珈琲店 奈良店」の定番メニューを一挙ピックアップ!こちらは「クリームブリュレの季節パフェ」。今回の取材時は、キウイを使ったパフェでした!
いちばん上にあるカラメルのブリュレをパリンっ!と割ってみると、中からは自家製の牛乳プリンやアイスクリームが顔を見せてくれます。次から次へとスイーツを掘り探っていくのは、パフェならではの楽しみ方。
ちなみに右側が通常のパフェ。シャインマスカットがのっていてとってもキュート!そして左側のパフェでは、ちょっとリッチなゴールデンキウイが使われています。なんでも、オーダー時にお店のSNSをフォローしている方だけが選べる“裏メニュー”のような扱いなのだとか…!!そんなちょっとした遊び心があるのも、「うのまち珈琲店 奈良店」を訪れるお客さんが絶えない理由なのでしょう。
青リンゴとパイナップルのスムージーが目を惹く「ツートンラッシー」。青リンゴの方には、まんまるなマスカットがトッピングされています。
「うのまち珈琲店」のラッシーはプレーンな味わいになっていて、それぞれのスムージーと混ぜ合わせるとちょうどよい甘さに!ラッシーだけで味わってもおいしいのですが、やはり“水平線”が徐々にグラデーションとして溶け合っていく様子こそ、このお店だから楽しめる一品。どちらも見た目と味を含め、観光で少し歩いた後の疲れを癒すかのように、甘すぎず爽やかな後味を運んでくれました◎
最後にご紹介するのは、スカイブルーなシロップで清涼感が満載の「うのまちクリームソーダ」。空色のグラデーションが、この間まで暑かった真夏の思い出を呼び起こしてくれそうです。
クリームソーダのグラデーションはいつ見ても本当に爽やかですが、「うのまち珈琲店」では透明なソーダを使っているのも大きなポイント!透明なソーダって、お店でもなかなか見ないですよね。そんなコントラストがあるからこそ、スカイブルーのシロップもより一層に映えるのだと思います◎
そして極め付けは、今にもこぼれおちそうな大ぶりのアイスクリームが…!これ、アイスっていうより“塊”って感じですよね。トッピングのさくらんぼと比べてみるとわかりやすいかもですが、ホントにアイスの塊。シャクシャクとしていて食べやすいのですが、見た目のインパクトはお店でもトップクラス!クリームソーダは溶けやすいので、カメラやスマホで撮影をしたらすぐに食べはじめるのを忘れてはいけません。
「うのまち珈琲店 奈良店」では、このほかにもステキなメニューがたくさん…!オーナーさんのやさしい人柄を含めて、旅先でゆったりと読書を楽しめるのもうれしいところ。
そして何より、まったりとくつろいでから外に出ると、そこには今井町の心落ち着く街並みが広がっているのです…!! もうこれ、“落ち着き”品質保証ナンバーワンの旅ですよ。扉を開けたら、古き良き古民家。扉のなかにはおしゃれなドリンク。ーーそんな満足まちがいなしな旅を楽しめる場所こそ、奈良・橿原市今井町です。
■うのまち珈琲店 奈良店(うのまちこーひーてん ならてん)
住所:奈良県橿原市今井町4-3-6
TEL:0744-41-6645
営業時間:11時~19時(18時30分LO)
定休日:不定休
「うのまち珈琲店 奈良店」を離れて、最後に訪れたのは橿原神宮。近鉄 橿原神宮駅から徒歩10分の場所にあります。実は今回の旅を通して、欠かすことのできない目的地でした。というのも橿原神宮は、日本を建国したとされる第一代天皇・神武天皇をご祭神としてお祀りしている由緒正しき建物。冒頭に記した飛鳥寺と同じく、“日本のはじまり”を体感できる場所なんです。
西暦2019年を迎えた今年、元号が平成から令和に移り変わりました。そんな時代の節目にこそ、“日本のはじまり”の場所である奈良県や明日香村、橿原市を訪れておきたいところ。東大寺や奈良公園のある奈良市もいいですが、今年はちょっと雰囲気を変えた旅行もいかがですか? 何より、明日香村や橿原市は神社やお寺だけでなく、「café ことだま」や「うのまち珈琲店 奈良店」といった素敵なカフェスポットもたくさん。カフェ旅行ついでにいろんな場所を巡ってみるのも、おもしろいかもしれません。
また、あおきちが巡った橿原神宮や今井町などのおすすめスポットは、JR東海が主催する観光キャンペーンツアー「うまし うるわし 奈良」橿原神宮編でも訪れられるとか...!こちらは12月上旬まで購入可能なパッケージツアーとなっています。
そして、この記事を読んで「もっと奈良の隠された魅力を知りたいな...!」と思った方にも、「うまし うるわし 奈良」の観光キャンペーンサイトをご覧いただきたいところ◎ 女子旅で訪れたいカフェなどなど、もっと奈良のことを深く知れるコンテンツがたくさんあるのだとか!あおきち的には、ちょっと季節を先取りしすぎかもですが「かき氷特集」が気になっていたり...。来年の夏に備えて、今からじっくり読み込んでいます。もちろん、今回の連載記事で訪れた飛鳥寺・橿原神宮周辺のスポットについてもぜひご覧くださいね!
いかがでしたでしょうか? 奈良県のイメージを少しだけ変えられましたか? 令和元年を迎えたグッドタイミングな今年にこそ、ぜひ奈良県を訪れてみてください。そして「café ことだま」のランチで健康になって、「うのまち珈琲店 奈良店」の“タピオカ新幹線”でひと休みしちゃいましょう。ホントにオススメです。以上、るるぶ&more.新人編集部員のあおきちがお送りしました◎
Text&Photo:青木皓太(あおきち)
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