秋は紅葉も!福岡の街×玄界灘のパノラマを一望できる山の絶景カフェへ
「茶房 わらび野」は、若杉山の中腹にたたずむ絶景カフェレストラン。街と海、空が織りなす眺望を目の前に、軽いお茶からフルコースまで堪能することができます。だんだんと木々が色付いてくる秋は、特におすすめのシーズン。非日常感極まる、特別な時間が過ごせますよ。
福岡の街を天空から見渡す。秋には紅葉の別世界に
果てしなく空へと上ってゆくような山道をドライブしていると、突如木立の間に現れるガラス張りの建物が「茶房 わらび野」です。シンプルモダンな外観はまるで美術館のよう。店内では、一面のガラス越しに広がるパノラミックな眺望が迎えてくれます。
「茶房 わらび野」の標高は350m。これは東京タワーのてっぺんよりもちょっと上というほどの高さで、右手に見える立花山の頂上の標高ともほとんど変わらないのだとか。
こんな見晴らしのいい場所まで車でサクッとたどり着けるなんて、最高。
眼下に行き交う車が、まるでミニチュアのよう。はるか玄界灘に浮かぶ相島の島影までくっきりと見ることができます。
敷地に2007年のオープン時に植栽された計600本のモミジやハゼが、毎年秋には燃えるような紅葉を見せてくれます。2019年の見ごろは11月いっぱいまで。敷地内の高低差も大きいので、シーズン終了まではいつ訪れてもさまざまな色づき具合の紅葉を愛でることができますよ。
まるで食べるアート!上質なごちそうに見惚れる
「茶房 わらび野」では、眺望だけでなく料理もスペシャル。中でも、一押しは肉料理!肉はわらび野グループ全体で一括して仕入れるため、良質なものを手ごろな価格で提供することができるのだそうです。
熟成肉と牛タンで作る「ぐつぐつ煮込みハンバーグ」は、200gもあるボリューミーな一品。アツアツなので、器の取っ手に触れないようご注意を。
「ぐつぐつ煮込みハンバーグ」にはドリンクと季節の和スイーツも付いています。ドリンクはコーヒーやダッチカフェオレ、桜の和紅茶、嬉野アールグレーなどからセレクトが可能。
スイーツも、期待を裏切りらない完成度。なかでも柿の葉が添えられた「干し柿とぶどうのクリームチーズ寄せ」は、芸術品のような美しさ!食べる前に、しばし見とれてしまいます。
マスカットの酸味とクリームチーズの風味、干し柿の自然な甘みが絶妙なバランスでとけ合う、こっくりとした味わいの大人の和スイーツです。
店内でシアワセ探し。素敵な器や音楽との出会いも
「茶房 わらび野」に訪れた際には、音楽やアートにもご注目を。店内には書や絵画、彫刻科・豊福徳知氏の作品などがさりげなく散りばめられ、土日には生演奏も行われています。
店内の一角では、作家もののアクセサリーや器も販売されています。陶器のドリッパーが3000円ほどと、以外と手の届く価格なのが嬉しい!思わずじっくり見入ってしまいます。
「茶房 わらび野」はこんなにも自然豊かな場所でありながら、篠栗駅から車で15分、福岡空港から40分ほどと、アクセスも良好です。紅葉だけでなく春の桜も見応えがありますよ。四季折々の眺望に会いに、出かけてみてはいかがでしょうか。
Text・Photo:仁田茜
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