トンネル愛が止まらない!「マツコの知らない世界」で話題の旧北陸線トンネル群
トンネルには愛とロマンがある⁉「マツコの知らない世界」を観て、トンネル探究家の花田欣也さんが熱ーく語るトンネルの美しさについて、気になった方も多いはず。なかでも、番組中ロケで紹介された「旧北陸線トンネル群」は別格の美しさなんだそう。花田さんに詳しく「旧北陸線トンネル群」の魅力を伺ってみました!
Summary
トンネルの魅力は、異世界感⁉
トンネルって、ちょっと怖い感じもするけど、花田さん曰く、出口から見える光景が「とても素敵!」なんだそう。
「千と千尋の神隠し」でもトンネルがキーポイントになっていましたね。確かにそう言われてみれば…異世界への出入口みたいで、なんだかわくわくしてきました!
旧北陸線トンネル群は、福井・滋賀の県境にあって、古くから交通の要衝として険しい峠に設けられました。
明治期に造られた鉄道用のトンネルが、100年以上経った今も道路用の現役トンネルとして使用されているんです。
蒸気機関車のススの付いた煉瓦にそっと触れてみると、タイムトラベルしたような感覚に!
一番のおすすめ撮影ポイントがこちら。
出口が見えなくて一体どこへつながるんだろう?って、どきどきします。
花田さんは、この光景を有名ハリウッド映画から「日本のバック・トゥ・ザ・フューチャー」と名付けたそう。タイムトラベラーになってワープする感覚でしょうか…何となくわかります!
ここでは「トンネルinトンネルinトンネル」という珍しい写真も撮れるんです。
暗いトンネルだからこそ。光の演出が美しい!
トンネル初心者へまずお伝えしたいのが、トンネルの闇に輝く、光の魅力。
トンネルの入口や出口に、光が差し込むと筆舌に尽くしがたいほど。どこまで続くかわからない深い闇に、光が差すとすごくキレイなんです!
連続するトンネル群だからこそ、隙間に見える敦賀湾も感動的です。天候にめぐまれれば、とっても素敵な眺めに!
“トンネル好き”な人には、こんな「行き止まりトンネル」も!
勾配の激しい旧北陸本線に設けられた「山中信号所スイッチバック」の跡にあります。 極上の闇に、やみつきになるかも?
文化財登録!トンネルの個性を愛でる
福井と滋賀の県境にある「旧北陸線トンネル群」には、いまも11ものトンネルが残っていて、国の登録有形文化財に登録されています。それぞれの入口にも趣きがあるんですよ!
120年以上の時を経て、静かに残る総煉瓦造りのトンネルとカンテラ風の照明は、 美しい!の一言。
また山中トンネルには、煉瓦でしっかり造られた鉄道用の「待避溝」が一定の間隔にあって、 このトンネルを蒸気機関車の引く列車が通っていたことを物語ります。
煉瓦の美しさは入口にも。トンネルを支える柱も頑丈な感じで、明治時代の難工事だったことがうかがえます。
この旧北陸線トンネル群では、花田さんを講師に迎えて今秋“トンネルツアー”が開催されました。意外にも、女性の参加者が多かったそう。花田さんの“トンネルツアー”は、2020年も開催予定。女性でも安心して歩ける魅力的なトンネルを次回も訪ねるそうで、要チェックです!
「銀河鉄道999×福滋県境鉄道遺産回廊コラボキャンペーン」が開催中!
旧北陸線トンネル群をはじめとした鉄道遺産の素敵な画像をSNS投稿して、プレゼントをもらっちゃおう!
2020年2月29日(土)まで「銀河鉄道999×福滋県境鉄道遺産回廊コラボキャンペーン」が開催中です!
銀河鉄道999×福滋県境鉄道遺産回廊コラボキャンペーン
応募期間:2020年2月29日(土)まで
【キャンペーン詳細】
- ①「福滋県境鉄道遺産回廊」の公式アカウント@tetsudouisankairoをフォロー
- ②長浜市・敦賀市・南越前町観光連携協議会発行のマップ「記憶の旅へ」に記載されている鉄道遺産の画像を投稿する
- ③ 投稿時に、3つのハッシュタグ「#福滋県境鉄道遺産回廊」「#銀河鉄道999」「#〇〇〇(撮影した市町名)」をつける
- ④ハッシュタグまたは本文に画像の鉄道遺産名を記入する。※正式名称でなくともOK! 例:鉄道スクエア、山中ロックジェッド、葉原トンネルなど。
投稿画面を下記施設で提示された方に、松本零士先生が本企画のために書き下ろしたイラストを使用したコラボグッズをプレゼント!
◆グッズ配布施設
長浜市:鉄道スクエア(長浜市北船町1-41)
敦賀市:敦賀鉄道資料館(敦賀市港町1-25)
南越前町:今庄駅お土産販売所(南条郡南越前町今庄74-3)
また同施設で、松本零士先生の貴重なイラストを大迫力のパネルで展示する銀河鉄道「9×9×9」展やフォトコンテストも開催されます。詳しくは下記のリンク先をチェックしてみて。
◆積雪期の「旧北陸線トンネル群」アクセス情報
雪が積もる冬から春にかけて「旧北陸線トンネル群」を訪れるには、まず南越前町の観光まちづくり課(TEL:0778-47-8002)にご相談ください。雪が積もると道路が通れなくなることもあり、自家用車ではなくタクシー利用をおすすめします!JR敦賀駅、あるいは今庄駅からスタートするのが便利です。※トンネル内を歩行する際には、生活道でもあるため、十分に気をつけてください。またトンネル内は暗いので懐中電灯をご持参ください。
長浜市、敦賀市、南越前町のおすすめ観光情報は?
盆栽の梅が、幻想的で綺麗すぎる!
「第69回長浜盆梅展」
滋賀県長浜市で開催される『長浜盆梅展』は昭和27年(1952)からはじまり、歴史・規模ともに「日本一の盆梅展」といわれ、新春の風物詩として親しまれています。会場となる慶雲館は、明治天皇昭憲皇太后の行幸啓のために建てられた長浜の迎賓館で、初代総理大臣の伊藤博文の命名です。国の名勝に指定される広大な池泉回遊式庭園も見どころ。
<期間> 2020年1月10日(金)~2020年3月10日(火)
ヨーロッパみたいな港町へトリップ!
「敦賀赤レンガ倉庫」
明治から昭和初期にかけて、ロシアを経由して、大陸ヨーロッパへと繋がる国際都市として繁栄した福井県敦賀市。そのシンボル『敦賀赤レンガ倉庫』は、1905年に外国人技師の設計によって建てられた赤いレンガが印象的な倉庫。2009年1月には北棟・南棟・煉瓦塀が国の登録有形文化財に登録され、2015年10月に北棟が鉄道と港のジオラマ館、南棟がレストラン館として生まれ変わりました。
赤レンガ倉庫内のおしゃれなレストランでいただく、敦賀湾でとれたての海鮮や、焼きたてチーズタルトなど手作りスイーツも人気!港の風と緑を感じながら、ゆったりできるおすすめの観光スポットです。
北国街道のおいしい手土産!
「今庄そばっこ」「蔵のかしゅていら」
旧北陸線トンネル群のアクセスに便利な福井県南越前町の今庄(いまじょう)は、江戸時代に大名も宿泊したという北国街道の宿場町。やさしい味わいのバター餡を、今庄産そば粉が練りこまれたしっとりやわらかな皮で包んだ洋風のおまんじゅう「今庄そばっこ」は、香り豊かなそばの風味が絶品。地酒がしっかりしみ込んだふわふわのカステラ「蔵のかしゅていら」も、北国街道のいにしえを感じさせてくれる手土産としておすすめです。
<監修>
トンネル探究家:花田 欣也氏
旅行会社勤務のかたわら、“乗り鉄”、“ジオラマ鉄”で、30歳の時JR全線完乗。鉄道で行ける「歩けるトンネル」に魅せられ、全国各地のさまざまなトンネルを歩き、テレビ、ラジオなど各種メディアや講演で産業遺産・トンネルの魅力を発信中。現在も使用されている道のトンネルのみを訪ねる珍しいバスツアー「花田欣也と行くトンネル探検隊」第3弾を旧北陸線トンネル群で開催し、満席の盛況。著書に「旅するトンネル」(本の研究社・刊)がある。本業では現在、一般財団法人地域活性化センターで課長を務め、セミナーなどを通じて地域活性化のお手伝いをしている。ホームページ https://ryukyumekama.grupo.jp/
photo:花田欣也、長浜市・敦賀市・南越前町観光連携協議会
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
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