北海道の牧場ジェラートがたっぷり。京都・四条河原町で夜の極上シメパフェ!
京都一の繁華街、四条河原町を南に下がった雑居ビルの3階に2019年5月オープンした『cafe/bar NORD゜(カフェバー ノード)』。北海道出身の店主だからこそ知る、ホンモノの北海道食材を使ったメニューが評判を呼び、開店1年も経たずに人気カフェに。中でもイチオシは牧場内ジェラトリアの新鮮ミルクジェラートを使ったパフェ。素材の甘みと美味しさで勝負した甘すぎないパフェは、シメパフェにも最高です。
家具のセレクトも音もいい、スタイリッシュなカフェ
『カフェバー ノード』は、京都一の賑わいをみせる四条河原町の交差点から南の方向へ歩くこと約2分の穴場な雑居ビルの3階。居酒屋「地球屋」のあるビルといえば、地元民なら「あぁ、あそこね」とわかる場所です。
通りに面した階段を上がって3階へ。
ドアを開けると広がるこの空間。コンクリ打ちっ放しのような無骨なインテリアに枝ぶりのシルエットが映える大きなドライフラワーが無造作に飾られています。
ひとつずつ形の違う照明は、アンティークの一点モノ。
ふくよかに響く音楽が、耳に心地よく、お酒を飲めば気持ちよく酔えそう。いまや入手困難な年代物のスピーカーは、北海道のご実家から搬送。月に数回、生演奏のライブもおこなわれるなど音も楽しめるカフェです。
牧場ジェラートがたっぷり詰まった映えパフェでシメ!
『カフェバー ノード』のスイーツ系看板メニューは、なんといっても季節のフルーツパフェ。今までに桃パフェやブドウパフェ、モンブランパフェなどが登場しています。
12月のセレクト食材は、りんご。白雪姫の世界をパフェで表現しています。シャリシャリっと積もる雪はりんごのシャーベット、雪の上には姫林檎のコンポートが丸ごと1つ。
グラスの中にはりんごの白ワインゼリー、フレッシュなりんご、クランブル、そしてミルクジェラート1つとヨーグルトのジェラートが2つしっかり入っています。
こちらのジェラートは、北海道の牧場が、搾りたての生乳をそのまま牧場内でジェラートにしたもの。ミルクの濃さ、甘さが段違いです。シメパフェとしてすっきり味わえるように甘さは控えめ。キャラメリゼされたりんごが、味と歯ざわりのアクセントになって楽しさ倍増!
夜ならば、りんごのシードルと合わせてみるのはいかがでしょうか。こちら北海道ワインのシードル2018。余市産のりんご100%の天然のおいしさ。同じ余市産りんご・旭のフレッシュジュースもあります。パフェとのペアリングでりんご尽くしを楽しむのもあり。
コーヒーは、シングルオリジンやオリジナルブレンドの豆をハンドドリップで。飲み方もエスプレッソ、エスプレッソトニック、コーヒーフロート、チョコクッキーカプチーノなどバリエーションに富んでいて本格的です。
北海道のワインやクラフトビール、チーズでバー使いも
パフェ以外にも北海道の恵みを堪能できるメニューがいろいろ。バーづかいにオススメなのはチーズ3種盛り合わせ。
この3種盛りには、食通の間で注目を集めている北海道「しあわせチーズ工房」のチーズが1種類は入ります。この日のプレートに入っていたのは国産ナチュラルチーズコンクール「Japan Cheese Award」で最優秀部門賞、金賞をW受賞した「幸」。添えられた蜂蜜や枝付きレーズンと一緒に食べると、また味わいに深みが。
チーズに合わせたワインは、「Le Nord 2017」。『カフェバー ノード』で1番人気の北海道産牛乳とバターの自家製ホワイトソースで作る「北国の白いラザニア」ともよく合います。
店主の太崎さんが北海道のワイナリーで偶然見つけた、店名と同じ綴りのワイン。セイベル13053種、ツヴァイゲルトレーベ種、ヤマブドウ種、メルロー種、ピノ・ノワール種を使用した北海道ぶどう100%ブレンドの赤ワインは、柔らかな余韻が楽しめる1杯。うまみがギュッと濃縮された北海道チーズによく合います。
四条河原町から徒歩2分とかなりアクセスのよい場所ながら、目立ちにくい路地、雑居ビルの3階、オープン1年以内ということもあり、まだまだ穴場なこちらのカフェ。深夜24時まで営業しているので、京都の夜の締めくくりにしてみてはいかがでしょうか?
Photo:瀬田川勝弘
text:小西尋子
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