
年末年始の旅の前にチェック!迷いがちな機内持ち込み手荷物ルール3選
電車やバスと違い飛行機は持ち込み手荷物の基準が厳しいですよね。持ち込めると思っていたものが手荷物検査で引っかかったり、逆に機内で「あれは持ち込んでOKだったのか」と悔しい思いをしたり…。今回は旅行の荷造りのとき迷いがちな手荷物についてご紹介します。
機内持ち込み荷物はひとつまで
飛行機の機内に持ち込める荷物は、貴重品や身の回りのものを入れたハンドバックのような小さなカバンと、各社既定のサイズ以内の荷物がひとつまで。
この手荷物のなかに入れてもよいのか、出発前に悩んでしまうアイテムもありますよね。
今回は、そんな「これって持ち込めるんだっけ…?」と悩みがちなものをピックアップしてご紹介します。
“ヘアスプレー”や“制汗スプレー”は持ち込みNG?
旅行時もおしゃれは欠かせないので、ヘアアイテムやエチケットアイテムは必ず持っていきたいですよね。
そんなとき悩むのは、“ヘアスプレー”や“制汗スプレー”は持ち込み手荷物にできるの?ということ。
実は、飛行機には、化粧品類や医薬品類に分類されるスプレーは持ち込めるようになっているのです。
つまり、“ヘアスプレー”や“制汗スプレー”は持ち込みOK!さらに、鼻炎スプレーなど医療用のスプレーも持ち込めるのでご安心を。
また、スプレーは液体物に該当するので持ち込みルールは以下の通り。
・透明のジッパー付きビニール袋に入れる
・液体物はそれぞれ100ml以下の容器に入れる
・袋のサイズは縦横の合計が40cm以下
・1人1袋まで
化粧品のなかの要注意アイテム
いつもバッグに一通りのメイクアイテムを入れて持ち歩いている人も多いはず。
飛行機に乗るときになってはじめて、「これ大丈夫だよね?」と不安になるものもありますよね。
“液状”ととらえられるアイテムは持ち込めない可能性があります。なかでも要注意なのはリップグロス。
没収されないように、液体持ち込みルールに従って手荷物にくわえましょう。
化粧水やクリームも小さな容器に詰め替えて、リップグロスと一緒にビニール袋にまとめてくださいね。
液体となるのを知らない人が多いのは、歯みがき粉。
筆者は、海外で購入した人気スターの描かれた歯みがき粉が手荷物検査で引っ掛かり、泣く泣く捨てることになりました。
せっかくの記念のお土産を捨てることにならないよう、ご注意ください!
爪切りは持ち込める?
刃物は機内持ち込みできませんが、爪切りとT字型剃刀は持ち込みできます。
ほかにも眉毛や鼻毛などをケアするはさみや裁縫用の小さなはさみは持ち込みOK。これらも、迷いがちなアイテムですよね。
ただ、席で使用するのはマナーとしてNGなので注意してくださいね。
飛行機の機内持ち込み荷物は、座席数100以上の飛行機と100未満の飛行機でも違います。
国内でも途中で小さな飛行機に乗り換えて離島などに行くときは、一般のSサイズのスーツケースは機内持ち込みができません。
離島ではないですが、羽田空港から伊丹空港で乗り換え、コウノトリ但馬空港へ出かけたとき、伊丹空港でスーツケースを機内に持ち込めず預けることになりました。
小型機を利用する場合は注意してくださいね。
もうすぐはじまる冬休み、ルールを守って楽しい旅をしましょう。
Text:さとちん
Photo:Denis Belitsky,Maridav,AnnieBrusnika,Indigo Photo Club,Africa Studio,Michal Ludwiczak,ImYanis / Shutterstock
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