歴史の街、金沢は現代アートも魅力的。【Masaの関西カメラさんぽ 特別編】

歴史の街、金沢は現代アートも魅力的。【Masaの関西カメラさんぽ 特別編】

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“北陸の小京都”ともいわれる石川・金沢市ですが、ひがし茶屋町や兼六園をはじめとする和のイメージや、近江町市場など海の幸が新鮮なイメージがあるかと思います。最近では、アートな街としても非常に有名で、「それだけでも撮りに行きたい」と思える場所も増えてきました。市内の喧騒に少し疲れたら、海沿いの砂浜を車で走れる爽快なスポットもありますよ。今回は関西を離れた特別編としてまとめてご紹介します。

Summary


「金沢21世紀美術館」は無料で楽しめる「交流ゾーン」にもアートがいっぱい

まず訪れたのは「金沢21世紀美術館」。建物全体が丸くガラス張りになっています。その周りは芝生に囲まれていて、ゆっくりくつろげる公園のようです。

敷地内には、フロリアン・クラールの作品「アリーナのためのクランクフェルト・ナンバー3」がいくつか設置されています。それぞれのラッパ同士が地中で繋がっていて、離れていても会話ができる仕組みになっているんですよ。

この写真のように、うさぎの耳のような椅子をはじめ、透明な椅子などのたくさんのデザイナーズチェアも。どれも絵になりますよ。

ヤン・ファーブルの「雲を測る男」という作品です。奥の屋根の上のオブジェでは、定規を使って何かを測ろうとしているのがわかりますか?

そのほかにも、色の三原色のイエロー、マゼンタ、シアンのガラス板を組み合わせた作品「カラー・アクティヴィティ・ハウス」や、天井から空が見える「ブルー・プラネット・スカイ」の「タレルの部屋」もおすすめスポット。「ブルー・プラネット・スカイ(タレルの部屋)」は、雨が降ると濡れてしまうので、やはり青空の日に行きたい場所です。

「金沢21世紀美術館」といえばコレ!というぐらい有名なプール

「金沢21世紀美術館」といえばコレ!なレアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。上から覗くと普通のプールに思えますが、よく見ると水中に人がいるように映るのです。いったいどんな仕掛けになっているのでしょうか...?

実はこちら、トリックアートのように、プールの下(中)に行くことができるんです!「金沢21世紀美術館」のなかでも特に人気な写真映えスポット。晴れていると上から水面越しのキラキラした光が入ってきて綺麗ですよ。この作品をみる場合には、展覧会ゾーンのチケットが必要になります。

※2019年12月20日(金)~2020年2月3日(月)は全館休館

このかわいいドット柄の建物がなんと図書館!

続いて訪れたのは「金沢海みらい図書館」。丸窓がたくさんあってかわいいですよね。全部で約6000個の窓があるそうですよ。

2013年に英国BBC放送にて発表された「世界のスーパーライブラリー ベスト4」をはじめ、これまで数々の賞を受賞しているそうです。思わず写真に収めたくなるキレイさを見れば、もう納得ですよね。

白い館内は半分以上が吹き抜けで開放感たっぷり

「金沢海みらい図書館」は、受付で撮影許可の申請をすることで撮影できます。ただし、図書館は地元住民の方々のための公共施設。シーンとした館内で音を立てたりすることがないよう、マナーは絶対守りましょう。

2階から3階に上がる階段。3階には、学習席がたくさん設置されています。

壁沿いには机が設置されています。優しい光が入ってきてきれいですね。

3階から2階を見下ろすと、広い図書館全体が見渡せるカットが撮れますよ。

砂浜のドライブが楽しめる「千里浜なぎさドライブウェイ」

最後に訪れたのは日本で唯一の、車で走れる海岸線「千里浜なぎさドライブウェイ」。車高の高い車や、四輪駆動でなくてもドライブを楽しめるのは、とてもうれしいです。

全長8キロほどの砂浜は先が見えないほどの距離

途中でこんな標識が何か所かありました。雨の日は、海に流れ出る川もできるのですね。

千里浜の砂はきめ細かくて、砂の1粒1粒が海水を含んで引き締まって硬くなるそう。海水を含んで硬くなったところは砂の色が濃く、逆に水分がほとんどない砂は白くサラサラしています。走る時は濃いところを走らないと抜け出せなくなることも!

海の色もやっぱり綺麗なので、青空とあわせて海バックでも撮りたくなりますね。

「金沢21世紀美術館」は、国内でもトップクラスに人気の高い入館者数を誇る美術館。「まちに開かれた公園のような美術館」をコンセプトにしているので、誰もが楽しめる開放的な空間もあり、無料のエリアだけでも十分に楽しめます。ただやはり、チケットを買って「スイミング・プール」を訪れてほしいところ。チケットは現地でも買えますが、かなりの行列ができるので、事前に購入しておくことをおすすめします。

「金沢海みらい図書館」は市街地の中心から離れているので、バスか車が必要ですが、「千里浜なぎさドライブウェイ」とあわせて行くなら、車の利用がおすすめ。東京から北陸新幹線が開通して以降、アクセスも良くなったのでぜひ訪れてみてください。

photo:西山雅彦(@masa_nikonist)

●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。

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