2020年こそ彼氏が欲しい!初詣で行きたい“知る人ぞ知る”虎ノ門の縁結び神社【虎ノ門金刀比羅宮(とらのもんことひらぐう)】
“こんぴらさん”で親しまれている四国の「金刀比羅宮」。この金刀比羅大権現を勧請したものが港区虎ノ門にある「金刀比羅宮」です。四国の“こんぴらさん”は山の上にありますが、港区虎ノ門の“こんぴらさん”は都心らしくビルの谷間にあります。「金刀比羅宮」といえば海上安全、商売繁盛、豊作などのご利益で有名ですが、実はここ、虎ノ門・金刀比羅宮は、知る人ぞ知る“縁結び”の聖地。良縁を願う人は必見です。
都心の超スタイリッシュな神社
「虎ノ門金刀比羅宮(とらのもんことひらぐう)」があるのは高層ビルが立ち並ぶオフィス街の一画で、東京メトロ銀座線・虎ノ門駅から徒歩1分という超都心にあります。
社殿の前には、四神の彫刻が施された銅の鳥居が。とてもめずらしい鳥居なのでぜひ見ておいてくださいね。
江戸時代、当時の讃岐国(現・香川県)の丸亀藩主であった京極氏が、芝・三田にあった江戸の藩邸に故郷の神様を祀り金刀比羅宮を創建したのがはじまりで、そのあと現在の地に遷されたそう。
まずは、こちらの社殿にお参りしましょう!
江戸時代から続く縁結びの聖地
そして縁結びの祈願は、社殿にむかって右手の幟(のぼり)の立っている「結(むすび)神社」へ。
この「結神社」がいつできたのかは定かではありませんが、明治時代に作られたガイドブック「新撰東京名所図会」には、“江戸時代から良縁を求める女性が殺到した”と書かれています。
縁結びといえば出雲大社が全国的に有名ですが、江戸においてはここが縁結びの聖地だったといえそうです。
当時の女性たちは、切り取った自分の髪や折り紙などを社殿の周りの木などに結いつけたそう。
女性の真心を表して「物を結ぶ=縁を結ぶ」という乙女チックな祈願だったようですよ。
そして、この故事に倣って祈願する方法は3ステップ。
最初に社務所で「良縁祈願セット一組800円」をお受けください。縁結びに重要な“良縁祈願紐”と“えんむすびお守り”がセットになっています。
そして「結神社」のご神前にむかい“良縁祈願紐”に祈願して台に結びましょう。
最後に、ご神前にむかって、もう一度良縁を祈願します。
江戸時代から続く良縁祈願。あなたにもきっと良縁が訪れるはず!
初詣に行くなら限定のお守りもゲットして
縁結び祈願はいつでもできますが、初詣をかねて参拝するなら正月限定のお守りも要チェック。
それは元日から1月10日まで授与されている「福銭開運のお守り1体1500円」で、古くからあるオリジナルの御神符です。添えられている福銭は御神紋が丸金であることから財宝のシンボルになっているそう。
良縁祈願とあわせて、きっとあなたに福が訪れることでしょう。
Text&Photo:70.Qanai
Photo:虎ノ門金刀比羅宮(とらのもんことひらぐう)
【参考】
※『新撰東京名所図会』/東陽堂
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