バリスタ日本一輩出店で、スペシャルティコーヒーの味を体験!
京都の自家焙煎スペシャルティコーヒーの草分けとして名を馳せる『Unir(ウニール)』。いまや東京や大阪、名古屋にもお店がありますが、本店があるのは、京都市に隣接する、長岡京市。同じ京都なのに“観光客が1日に使うお金が435円の街”として、関西ローカル番組「松本家の休日」で特集された長岡京市の人気店として紹介され、ますます注目を集めている『Unir本店』をご紹介します。
バリスタが淹れるスペシャルティコーヒーとパティシエのスイーツ
関西のスペシャルティコーヒーの先駆けといわれる『Unir』。路面店の本店は、大阪を拠点とするクリエイティブ集団「graf」が手がけたスタイリッシュな空間。駐車スペースもたっぷり確保されています。
焙煎ファクトリー、バリスタトレーニングルーム、物販カウンター、カフェを併設した広々とした店内。
『Unir』では、コーヒーの中で最も高品質とされるスペシャルティコーヒーの生豆だけを仕入れて自家焙煎、トレーニングを積んだバリスタがとっておきの一杯を淹れてくれます。
注文したのは、15時以降限定のスウィーツセット。セットのドリンクは、初心者にもオススメのカプチーノをチョイス。 エスプレッソマシンは、抽出温度を自在に調整できるSIMONERI社のAURERIAⅡを使用されています。
蜂蜜のようにとろりと抽出される深みのあるエスプレッソに、しっとりと泡立てたミルクを注ぎ入れます。毎朝、開店する前に、豆を注意深く見て、その日の状態に合わせて挽き方や淹れ方を調整するというエスプレッソ。
そして、しっかりスチームして、ふわふわの細かい泡にしたミルクを注ぎ入れたカプチーノは、フルーティな甘さや香りのあるエスプレッソと濃いミルクがあわさったやさしい味で、ほっこりします。
そしてスイーツは、パティシエが、コーヒーをより美味しく楽しめるように考えぬかれたモンブラン。
2種類のフランス産マロンペーストを使い分けたモンブランは、栗のまったりした甘みと、ほんのりラム酒が香るクリームの二重奏。下地はスポンジではなく、きめの細かいメレンゲで、歯ざわりはサクサク、舌どけがやさしく、まったりとしたマロンクリームとの相性も抜群です。
ほかにもコーヒーパフェ、アフォガード、スペシャルティコーヒーのロールケーキなどコーヒースイーツのほか、季節の限定スイーツも登場しますよ。添えられた『Unir』のキャラクター、“ピヨ”もかわいいですね。
店内には大型の焙煎機とバリスタ養成のトレーニングルーム
お店の外からも覗き見できる焙煎ファクトリー。焙煎機は、現在35kg釜の「KesTrel」と、7kg釜の「Nighthawk」の2種類を導入。豆の内部と外部の加熱ムラを最小限に抑える最新鋭の焙煎機です。世界のトップロースターも絶賛する焙煎機で、世界最高品質の豆を焙煎。『Unir』が最高のスペシャルティコーヒーのお店として注目される理由がわかりますね。
こちらはバリスタを目指すスタッフたちが日々トレーニングを重ねるトレーニングルーム。残念ながら営業時間外におこなわれるため、実際のトレーニングの様子は見られませんが、立派な設備が整っています。
スタッフの淹れたコーヒーの味をチェックするのは、コスタリカの国際品評会の審査員でもあるUnir代表の山本尚さんと、日本のバリスタ最高峰を決める選手権「JBC」で優勝経験のあるヘッドバリスタ・山本知子さん。最終的に合格を出したスタッフだけが、お客さんにドリンクを提供できるそう。だから、いつも安定しておいしい風味のコーヒーが飲めるんですね!
スペシャルティなコーヒー豆とおしゃれなUnirグッズをおみやげに
ショップでは、カフェで提供されているコーヒー豆を購入することができます。『Unir』 で扱われているのは、コーヒーの中で最も高品質とされるスペシャルティコーヒー。コーヒー豆のコンテストで入賞した豆や、世界に限られた数しか流通しない特別な豆も購入することができます。テイスティングもできるようになっていて、豆による味の違いを体感できます。
物販コーナーには、バリスタレンチやカッピングスプーンなどプロ仕様のマニアックな商品が並びます。
専門的なものだけではなく、おうちコーヒー初心者のためのグッズもいろいろ。オススメは湿気を嫌うコーヒー豆のための保存缶。オリジナルデザインがキュートです。
コーヒー好きの方には、一度は足を運んでもらいたいスペシャルティコーヒー専門店『Unir本店』。もっともっとコーヒーが好きになりますよ!
Photo:中野貴裕
text:小西尋子
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