お正月のおでかけはここで決まり!都内で気軽にできる“七福神巡り”
日本のお正月の風習のひとつ“七福神巡り”。都内で初心者にもぴったりなのが「荏原七福神巡り」です。2時間もあれば、すべてまわることができるのでお正月のおでかけにおすすめです。「荏原七福神巡り」には2015年からは、かわいい七福神のキャラクターも登場!スタンプは無料なので、気軽にチャレンジできますよ。
東京品川区を巡る「荏原七福神巡り」
七福神は幸運や財産を授けてくださる神様で、一般的には恵比寿、大黒天、福禄寿、毘沙門天、布袋、寿老人、弁財天の7柱の神様のこと。
さまざまな福を授けてくださる七福神は縁起物として昔から信仰されています。
お正月にそれぞれの神様を参拝して縁起を呼び込むのが、七福神巡り。
七福神巡りでは、1枚の色紙に御朱印を集めてまわるのが通例です。
都内にはたくさんの七福神巡りがありますが、「荏原七福神巡り」は2時間ほどで歩いてまわれます。
歩くのが苦手な人は、「東急線ワンデーパス」(680円)がおすすめ!
これを利用すれば電車を乗り継いでまわることができ、初めてでも気軽に参加できますよ。
「荏原七福神巡り」の期間と歩き方
「荏原七福神巡り」の各社寺は下記のとおりです。
大井蔵王権現神社 | 福禄寿 | 品川区大井1-14-8 |
不動院 東光寺 | 毘沙門天 | 品川区二葉1-14-16 |
養玉院 如来寺 | 布袋尊 | 品川区西大井5-22-25 |
蛇窪神社 | 弁財天 | 品川区二葉4-4-12 |
法蓮寺 | 恵比寿 | 品川区旗の台3-6-18 |
摩耶寺 | 寿老人 | 品川区荏原7-6-9 |
小山八幡神社 | 大国天 | 品川区荏原7-5-14 |
「荏原七福神巡り」は通年開催されていますが、各社寺に宮司や住職がいらっしゃるのは1月1日~7日まで。
1月8日以降は、「法蓮寺」と「蛇窪神社」で色紙やスタンプをいただくことができますよ。
「荏原七福神巡り」はすべて歩いてまわって2時間程度、7kmの行程になります。
- まずは大井町駅で降り「大井蔵王権現神社」へ。
- 次に、「大井蔵王権現神社」から歩いて7分の「不動院 東光寺」。こちらにはトイレの神様もいらっしゃいますよ。こちらでトイレを借りることもできますが、御賽銭を忘れずに。
- 荏原七福神一番の長距離移動。「不動院 東光寺」から20分ほど歩いて、「養玉院 如来寺」へ。
- 「養玉院 如来寺」から11分歩いて「蛇窪神社」へ。こちらには白蛇様も祀られていて、金運と美肌のご利益があるといわれています。飲むと美しくなれる“美人水”も。災いを福へと転じてくれる八方招福守のご利益も侮れません。また、元旦から節分の間だけ授与いただける「八方招福守」もあります。
- 「蛇窪神社」から11分歩くと、大きなお寺「法蓮寺」が。年始7日までは境内に七福神のパネルも登場するので、写真を撮ってSNSにあげるのもおすすめ!
- 七福神巡りもあと少し。「法蓮寺」から「摩耶寺」までの徒歩17分が最後の難関です。こちらでは、お正月期間中は甘酒の振る舞いがありますよ。
- 「摩耶寺」から歩いて1分で、最後の「小山八幡神社」へ到着。ここからの眺望は「品川百景」にも選ばれているんです。ぜひ、まわりの景色も楽しんでくださいね。
「小山八幡宮」からスタートして「大井蔵王権現神社」へと向かっても問題ありませんよ。
一度に回り切れず、何度かに分けて挑戦する人もいるそう。
都営浅草線馬込駅が最寄り駅の「養玉院 如来寺」以外は、すべて東急線の沿線なので、先にご紹介した「東急ワンデーパス」を利用して、電車でまわるのも楽しそうですね。
「荏原七福神巡り」の色紙は2種類
「荏原七福神巡り」で用意されているのは、通常の色紙と、かわいい七福神キャラクターの色紙の2種類。
七福神キャラクターは2015年のコンテストで誕生したもので、七福神巡りを終えると、キャラクターのついたグッズやシールがもらえますよ。
せっかくなら両方集めたいですよね。
食べ歩きも楽しみながら七福神巡りを
“荏原”は、万葉集にも出てくる由緒ある土地です。
近くには、荏原商店街、旗の台商店街、そして都内で一番古い戸越商店街など、昔ながらの商店街も点在しています。
なんと天然温泉の銭湯まであるんですよ!
七福神巡りが終わったら温泉に入り、ビールと熱々の焼き鳥を食べる…なんて、計画するだけでワクワクしてきちゃいますね。
冬休みには「荏原七福神巡り」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
■荏原七福神会
住所:東京都品川区旗の台3-6-18
TEL: 03-3781-4011
代表:法蓮寺住職 渋谷幸道
Text & Photo:さとちん
photo:荏原七福神会
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