「浅草寺」の帰りに行きたい!1人鍋OKがうれしいレトロな名店
「浅草寺」にお参りする機会も増えるこの時期。その帰り道には、古くから江戸っ子に愛されているという「どぜう(どじょう)鍋」を食べてみるのはいかがでしょうか?また、どじょうだけではなく、ちび鍋シリーズは牛、豚、鶏、クジラなどがそろっています。1人前から用意していただけるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
「浅草寺」のすぐ近く!路地にある風情あふれる日本料理店
「浅草寺」のすぐ近くにありながら、混雑している仲見世から1本入るため比較的静かで情緒ある路地に、渋い外観のお店があります。
「浅草寺」から見て巽・辰巳(たつみ=東南)の位置にあるので、「東南屋」と書いて、“たつみや”と読むお店。名前からしてすでに粋ですね!
かつては旅館、その後、骨董屋として使われていたという建物。古き良き日本の雰囲気が店内外に漂い、タイムスリップしたかのような気分になります。
そんなレトロな店内では、江戸っ子の好物であるどじょうやすき焼きなどの江戸前鍋が楽しめます。
日本酒がずらりと並ぶ土間にはテーブル席。
奥には小上がりもあるので、1人でも家族連れでも使い勝手がよいですよ。
そのまま入ったどじょうに驚く!人気のどぜう鍋
「どぜう鍋」はどじょうがそのまま丸々入っている「丸」と、開きにして並べられる「開」が用意されています。
人気なのは「丸」。厨房であらかじめ作られる鍋には、ごぼうの上に細長いどじょうがそのままの姿で並んでいるので、少し驚くかもしれません。
どじょうの数は、約30匹!目の前に運ばれてきた鍋に改めて火がつけられ、たっぷりとネギが盛られて出来上がりです。
甘さ控えめなあっさりとした出汁で煮られたどじょうは、泥臭さはなくしっとりとやわらかで上品な味。ほんの少し残る骨の食感がなければ、どじょうを食べているという感覚はないかもしれません。
ごぼうとネギの香りもよく、スルスルと胃の中に収まっていきます。
山椒をふりかけると、キリッとした風味に変わり、また違った味を楽しめるのもうれしいポイント。
ご飯&お味噌汁&香の物がセット!お得なランチタイム
「どぜう鍋 丸」は、1580円(税別)、「開」は1680円(税別)ですが、15時までのランチタイムなら、ご飯、お味噌汁と香の物がセットになって値段は同じととってもお得!
ツヤツヤのご飯との相性もよい鍋なので、これはうれしいサービスですね。
また、お味噌汁は赤だしのなめこ汁で、ホッとするランチセットになっています。
そのほかの“ちび鍋シリーズ”も、「どぜう鍋」と同じくランチは定食に。
手頃な値段で江戸前鍋を1人前から食べられる、ありがたいお店です。
浅草へおでかけの際にはぜひ行ってみてくださいね。
Text & Photo︓nanano.nana
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