スヌーピー愛があふれすぎる!リニューアルした「スヌーピーミュージアム」を完全レポート

スヌーピー愛があふれすぎる!リニューアルした「スヌーピーミュージアム」を完全レポート

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南町田グランベリーパークにある「スヌーピーミュージアム」が今回4年ぶりにリニューアルオープン!「スヌーピー・ワンダールーム」が登場するなど、よりファンと一体となって楽しめる場所に生まれ変わりました。リニューアルオープンの内容や新作のグッズ、カフェメニューなど、新しくなった「スヌーピーミュージアム」を編集部員がご紹介します!© 2024 Peanuts Worldwide LLC

Summary

「スヌーピーミュージアム」がリニューアルオープン!

東京・南町田グランベリーパークにある「スヌーピーミュージアム」が2024年2月、4年ぶりにリニューアルオープン!新エリア「スヌーピー・ワンダールーム」が追加されたほか、新作グッズも大幅に増えたり、新しい企画展がスタートしたりと、初めての人もそうでない人にもぜひ行ってほしい話題のスポットになっているんです。

エントランスには大きく口を開けたスヌーピーが登場。まるでスヌーピーに食べられちゃうみたい…!さっそく中に入っていきます。

館内に入ったらまずは頭上に注目。鏡になっている雲の上からスヌーピーたちが出迎えてくれていような仕掛けです。

入り口横にはスヌーピーでいっぱいのシャンデリアも!耳が下に垂れ下がっているのがかわいすぎる…。

リニューアルの目玉「スヌーピー・ワンダールーム」が気になる

入館受付を済ませたらまずは3階へ。入館して最初に訪れる「スヌーピー・ワンダールーム」が今回新しくオープンした展示室です。入った瞬間、スヌーピーグッズだらけの空間にびっくり。

ぬいぐるみ、ステーショナリー、ビンテージ品、洋服まで…!実はこちら、「みんなでつくる、みんなのミュージアム」というコンセプトで、スヌーピーファンから寄贈を募り、1000点以上のグッズが集まっているんです。ぬいぐるみだけでも300点以上あるのだとか。

ファンたちの思い出の品々には、50年分のコレクションが詰まっているため、見たことがあるものも発見できるかも。筆者は家にあるのと同じお菓子缶を発見しました。スヌーピーが好きな人なら誰でもアクセスできる空間になっており、いかにスヌーピーが身近な存在になっているかを感じられました。

ちなみに、このようにあらゆるものをコレクションした部屋を中世ヨーロッパの君主たちはこぞって「ブンダーカマー(驚異の部屋)」とよんで造ったそうですが、これはそのまま英語にすると「ワンダールーム」になります。名前の一致は偶然なのだそうですが、この展示室はみんなでコレクションしてつくった「ワンダールーム」なんですね…いきなり深いです…!

約8mの巨大なスヌーピーがいる「スヌーピールーム」で見られる新しいショーに注目

オープン以来人気のエリア、全長約8mの巨大スヌーピーがいる「スヌーピー・ルーム」もパワーアップ。映像・光・音によるミニショーが約5分に1回上映されるようになりました。
ライナスの毛布の上ですやすや眠る巨大スヌーピーの周りには、ぬいぐるみのふりをするスヌーピーや、スキーを楽しむスヌーピーなど普段なかなか見られないレアなスヌーピーが6体並んでいます。

そんなスヌーピーたちが夜になってこっそり”覚醒”…!彫刻から飛び出したスヌーピーたちが自由に動き回ります。右耳の前の位置が全体が見やすいベストポジションですが、気になるスヌーピーの近くで見るものおすすめです。

常設展示「ピーナッツ・ギャング・ギャラリー」の楽しみ方をご紹介

作者であるチャールズ・シュルツ氏についてや、コミック『PEANUTS』についてなど、ベーシックな情報を知ることができる常設展。一部の映像展示を除き、撮影OKなので、お気に入りのひとコマや、展示されているビンテージ品など気になったものは撮影できちゃいます。

常設展チャールズ・シュルツ・ギャラリー

「スヌーピー・ワンダールーム」を抜けて最初に入る「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」。『PEANUTS』の作者であるシュルツ氏がどんな人なのかを紹介しています。展示室の中央にある4つのテーブルではある番組の取材での映像を放映。ささっとキャラクターを書き上げている様子は、早送りしているわけではないそう。その素早さにちょっと感動します。

常設展「ピーナツ・ギャング・ギャラリー」

少し暗い照明だった「チャールズ・シュルツ・ギャラリー」を抜けた途端に広がるカラフルなコミックの世界。ここは『PEANUTS』 とそこに登場するキャラクター「ピーナッツ・ギャング」を紹介しています。新聞連載当時のコミックの雰囲気が部屋全体を通して感じられる展示に。

注目の一つは入ってすぐのこの旗。『PEANUTS』 の頭文字でデザインされた旗にはトリビア的な解説があるそうですよ。

壁のコミックも近くに寄ってよく見ると、新聞に印刷されている時と同じ赤・黄・青・黒のドットで描かれているのがわかります。これも『PEANUTS』が新聞のコミックだったことがわかる要素。なかには「版ズレ」といって色がずれているところがあったりと、連載当時の雰囲気を再現しているのがポイント。近づいてみたり離れたりしてじっくり楽しんでみてくださいね。

キャラクターの紹介は全部で12。典型的なエピソードや人気エピソードの4コマ漫画(デイリー版)とカラーの日曜版で7~8のコミックと一緒にキャラクターを紹介。解説の大小は、大きなものは基本的に知っておきたいこと、小さいものにはトリビア的なことに分けているそう。

額縁のなかでシュローダーがピアノを弾き始めました…!
額縁のなかでシュローダーがピアノを弾き始めました…!
首振り人形 Nodder 1976年
首振り人形 Nodder 1976年

今回新たに、壁のコミックが動き出す、ユニークでかわいらしいアニメーション展示が追加され、ますます見ごたえたっぷり。ところどころに飾られている60~70'sのビンテージグッズにも注目です。

1992年の日曜版に掲載されたコミックの1コマが再現されたテラスも。ゴルフの大会に出たスヌーピーがティショットを打とうとしたところに友達や親せきが大勢見に来た!というシーンなのだそうですよ。テラスからは隣接する鶴間公園や遠くには富士山も眺められるので、ちょっとした休憩にもおすすめ。

記念撮影をするならスヌーピーの「ベリー・ハッピー・ホーム」で。特大サイズのスヌーピーの小屋の中に実際に入ることができます。

中に入ると、スヌーピーがとんでもなく自由なスタイルで寝ていました。そのほか何パターンかすやすや寝ているスヌーピーが見られるので、時間をかけてじっくりのぞいてみてくださいね。

また、「スヌーピー・ルーム」に展示されている立体スヌーピーを描いたコミックが階段の踊り場にあるので、こちらもお見逃しなく。

企画展示『旅するピーナッツ。』旅するスヌーピーたちの原画を限定公開

「スヌーピー・ルーム」を抜けた先には企画展示スペースがあります。アメリカのシュルツ美術館で開催された企画展を「スヌーピーミュージアム」として再編集して展示。内容は半年に1度というサイクルで、展示替えしています。

今回は、旅というテーマの企画展『旅するピーナッツ。』が2024年9月1日(日)まで開催。「旅行は大好きです。お昼の12時に戻ってこられるなら」と話していたというシュルツ氏が描く、スヌーピーたちの旅のひとコマが集められています。

例えばこちらは、フランスのエッフェル塔を訪れた際の1コマ。新聞のコミックという小ささでも伝わるよう、最小限の線でエッフェル塔が描かれています。世界各地を巡る「ピーナッツ・ギャング」をじっくり眺めてみてくださいね。

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