食・グルメ
2020.01.07
こんなの見たことない！もっちもちの“パンケーキ界の新星”に驚き
パンケーキと聞くと、丸い形や、ボリュームたっぷりのタイプを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか？ そんな概念を覆すパンケーキが、池尻大橋駅から徒歩7分にあるカフェ「LiLiBET（リリベット）」にあります。このお店では、薄いクレープのような生地をくるくる巻いたパンケーキが人気。イギリスの伝統スイーツを独自にアレンジした、ここでしか味わえないスイーツです。
“イギリスの街角に佇むティーハウス”をイメージしたカフェ
池尻大橋駅から7分ほど歩くと、シックなグレーの外壁と淡いブルーのドアが印象的なお店が現れます。
良質な食材を使用し、丁寧に作られたスイーツや料理が味わえると評判のカフェ「LiLiBET（リリベット）」です。
木を基調にした店内には、アンティークの家具や照明、品のよい紫色の椅子などが配されていて、ゆったりとした時間が流れています。
店名を「LiLiBET」と名付けたのは、オーナーが子どものときに読んだ「王女物語」に出てくる、エリザベス女王の幼少期の愛称から。
2015年、この場所にカフェをオープンすることを決めたとき、幼い頃に抱いたイギリスへの純粋な憧れを形にすることにしたとのこと。
本場イギリスにならい紅茶にこだわる同店では、信頼する紅茶専門店から良質な茶葉を取り寄せています。その茶葉本来の味わいを引き出せるよう丁寧に抽出した紅茶は、すっきりと澄んだ味わいのなかに豊かな香りを感じ絶品です。
店長の荘司伊知郎さんは、紅茶への理解を深めるため、海外の紅茶農園へも足を運んだそう。
イギリスの伝統スイーツをアレンジしたパンケーキ
そんな紅茶とともにぜひ味わいたいのは、「LiLiBET」名物の「ブリティッシュパンケーキ」。
そもそもブリティッシュパンケーキとは、イギリスで一年に一度、“パンケーキデー”と呼ばれる日に食べる伝統的なスイーツのこと。
薄いクレープのような生地でできているのですが、「LiLiBET」ではそれを独自にアレンジし、くるくると巻いて提供しています。
同店で提供しているデザート系の「ブリティッシュパンケーキ」は、メープルシュガーやバナナラムキャラメルなど全4種類。
今回は、自家製レモンカードを使用した「レモンクラシック」をチョイスしました。
まずは、何もつけずにパンケーキだけをパクリ！
香ばしさともっちもちの食感に、思わず頬がゆるみます。
ちなみにその食感は、何か特別な食材を加えているのではなく、材料の状態をよく確かめながら時間をかけ丁寧に混ぜ合わせることで生み出しているのだそう。
パンケーキ自体の甘さはひかえめで、生クリームや甘酸っぱいレモンカードとの相性も抜群！
ランチタイムにおすすめの“お食事系パンケーキ”
「食事もデザートも楽しみたい」という方には、こちらの「リリベットサラダプレート」がおすすめ。
サニーレタスやグリーンカール、レッドマスタード、グリーンクリスピーなど、常時8〜10種類ほどの野菜やハーブが使われたサラダは、ボリュームたっぷり！
毎朝、鎌倉にある市場などから直接仕入れる野菜は、シャキシャキしていて新鮮そのもの。
サラダに添えられたキャロットラペや、紫キャベツのマリネはもちろん、オリーブオイルや白ワインビネガーなどで作るドレッシングも、店内のキッチンで手作りしているそうです。
ソーセージは小ぶりながらもナイフを入れると肉汁がジュワ～ッとあふれ、歯応えもしっかり。少しスパイシーで、全体のアクセントにもなっています。
こちらのプレートにはメープルシロップも添えられているので、パンケーキをデザートとして楽しむこともできますよ。
「LiLiBET」のこだわりがたくさんつまった、満足感の高い一皿です。
開店から14時頃までは満席になることも多いそうですが、そのあとは比較的スムーズに席に案内してもらえるとのこと。
前日までに電話すれば、どの曜日や時間帯でも予約可能です。
アンティークの温かみを感じる店内で、丁寧に作られたスイーツや紅茶が味わえるお店「LiLiBET」。
ほっと安らぐ時間を過ごしに足を運んでみてはいかがでしょうか。
Text & Photo：なかくきくみこ
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