ブーム再燃!京都の名喫茶「スマート珈琲店」自慢のタマゴサンドがおいしすぎ
京都市役所前駅から歩いてすぐ。寺町通り商店街の中にある「スマート珈琲店」は1932年創業の老舗喫茶店です。コーヒー、ホットケーキ、プリン、フレンチトーストそしてタマゴサンドウィッチが長年愛されている。なかでもタマゴサンドは近年のタマゴサンドブームで人気が再燃中! 土日祝は観光客も多く、30分以上待つこともあるのでモーニングタイムがねらい目です。
自家焙煎珈琲を堪能できる「スマート珈琲店」
「スマート珈琲店」へは地下鉄東西線・京都市役所前駅から徒歩1分、京阪三条駅からも徒歩5分と好アクセス。御池通りから寺町商店街を南に向かって歩くと右側にあります。1932(昭和7)年に創業して以来、京都人に長く愛され、作家、俳優、映画人にもファンの多い自家焙煎珈琲を楽しめる名喫茶店です。
珈琲豆は三代目オーナー元木章さんが、ドイツ製の焙煎機を使い自ら焙煎。使う豆は、コロンビア、ブラジル、エチオピア、インドネシア、ドミニカなど5種。見た目、香り、はぜる音などを五感を使って感じ取り、豆と会話しながら90年近く続く「スマート珈琲」の味を再現し続けています。
「スマート珈琲店」の珈琲を一言で表すなら、「過ぎない味」。酸味が出すぎず、苦すぎず、まろやかな京都の水と絶妙に調和し、品のある味を生み出します。
究極のタマゴサンドウィッチ
開店は朝8時、この珈琲に合わせて注文したいのがタマゴサンドウィッチ(750円)です。 「スマート珈琲店」のタマゴサンドウィッチは、究極にシンプル。それだけに、ごまかしが一切ありません。
京都の名店ベーカリー進々堂の食パンが使われ、わずかな塩のみで味付けしたフワフワの卵焼きをサンドしてあります。卵そのものの風味が味わえ、繊細な珈琲に合う優しい味です。
卵焼きをフワフワに仕上げるコツは火加減。高温に熱したフライパンに薄く油をひき、むらなく溶いた新鮮な卵を流し込み30秒ほどで一気に焼き上げます。ふわっと空気を含んだところをひっくり返して、余熱で仕上げてあるのです。
パンはほんのわずかだけ乾燥させ、極うすーくからしバターでコーティング。アツアツの卵焼きの余分な水分がパンに移らない工夫です。
少しでも失敗したらテーブルに運ばれることはありません。新しい料理人は、何十回、何百回とお客様に出せるようになるまで練習するそうです。
優しい味ですが、一度食べたら強い印象を残すタマゴサンド。ブームに関係なく愛され続けるサンドウィッチです。
飽きのこない看板メニュー
「スマート珈琲店」といえばホットケーキ(700円)も有名。初代オーナーの奥様 (現オーナーのおばあ様)のレシピで、長く愛され続け、親子三代ファンというファミリーもあるとか。お母さんにつくってもらったような昔懐かしい味です。バターと自家製シロップでいただきます。
自家製プリン(600円)もおばあ様のレシピです。固めのしっかりとした作りですが、舌触りはまろやかで、カラメルの苦みとが絶妙にマッチ。
フレンチトースト(700円)は50年前に出来たオーナーのお母様のレシピ。珈琲のシュガーかホットケーキの自家製シロップを選んで自分の好みに仕上げることができます。
2階でランチもおすすめ!
創業当時は洋食屋さんだった「スマート珈琲店」。20年前から洋食を復活させ、2階でランチが味わえます。スマートランチは、エビフライやポークカツなど9品のメニューから2品を選んでワンプレートでいただきます。
店内は、木のぬくもりが感じられ、積み重ねた歴史が懐かしさを醸し出しています。落ち着いた雰囲気の中、香り高き珈琲と京都人が長年愛する料理を楽しんでくださいね。
text:山田詩乃(ウエストプラン)
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