冬の非公開文化財特別公開は1月10日から!歴史の舞台に触れる“京の冬の旅”
京都市・京都市観光協会主催の「第54回 京の冬の旅」非公開文化財特別公開が、2020年1月10日(金)から始まります。通常非公開の文化財が、この時期だけ特別公開されます。公開される文化財は市内全15カ所。なかでも重要文化財「法堂」が「京の冬の旅」初公開となり、戦国武将にゆかりの深い「大徳寺」に注目してご紹介します。
Summary
戦国武将ゆかりの大禅刹「大徳寺」
明智光秀に裏切り者の烙印を押した歴史上の大事件「本能寺の変」。家臣、光秀の謀反により自害した織田信長の菩提寺「総見院」などの塔頭寺院のある戦国武将にゆかりの深いお寺が「臨済宗大徳寺派大本山 大徳寺」です。
『京の冬の旅』では、通常は非公開の大徳寺「法堂」「方丈」「唐門」が特別公開されます。公開期間は2020年1月10日(金)~15日(水)、19 日(日)、20 日(月)、1月22日(水)~2月20日(木)、2月22日(土)~3月14日(土)、3月16日(月)~18日(水)。上記以外は拝観不可なので、スケジュールチェックは必須です。あわせて織田信長の菩提寺でもある「総見院」も特別公開されるのでぜひ見学してみてくださいね。
「法堂」の天井には、絵師・狩野探幽(かのうたんゆう)作の見事な天井画が。この龍の絵の下で手を叩くと、龍が鳴いたように音が法堂内に響くことから「鳴き龍」とも称されています。澄みわたった空気に、鳴き龍の声を響かせるなんて、冬の京都ならではの楽しみ方。
一面の白砂が見事な南庭と、小堀遠州(こぼりえんしゅう)作で「七五三の庭」とも呼ばれる東庭の枯山水庭園もみどころです。
特別公開全15カ所と公開期間を一挙ご紹介
京都の観光は、やはり春と秋が人気ですが、神社仏閣を巡り、仏像や文化財とゆっくり向き合うには、冬がオススメ。「京の冬の旅」で特別公開される非公開文化財を巡れば、とっておきの京都旅行になるはずです。
「第54回京の冬の旅」で特別公開される非公開の15社寺(文化財)はこちら。
*知恩院(大方丈・小方丈・方丈庭園)
*高台寺
*泉涌寺(霊明殿・御座所)
*泉涌寺 雲龍院
*泉涌寺 新善光寺
*大聖寺〈旧御寺御所〉
*宝鏡寺〈旧百々御所〉
*大徳寺 (法堂・方丈・唐門)
*大徳寺 総見院
*妙心寺 (仏殿・浴室「明智風呂」)
*妙心寺 玉鳳院
*東寺 五重塔
*三時知恩寺〈旧入江御所〉
*光照院〈旧常磐御所〉
*霊鑑寺〈旧谷の御所〉
「京の御大礼 雅の御所文化」「明智光秀と戦国の英傑たち」をテーマに、普段は見学できない庭園、仏像、襖絵、建築など、さまざまなジャンルの文化財の数々が期間限定で特別公開される、選りすぐりの「京の冬の旅」。この冬ならではの特別な体験をしに京都へでかけてみませんか?
■第54回「京の冬の旅」非公開文化財特別公開
公開期間:2020年1月10日(金)~3月18日(水)
※各寺により、公開日、公開時間、拝観料が異なりますので、詳細は京都観光Naviホームページ「京の冬の旅」で確認してください。
料金:1カ所600円※公開箇所により異なる
問い合わせ:公益社団法人京都市観光協会 075-213-1717(10~18時)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。