めくるめく常滑焼の世界へ!焼きものを楽しむ常滑1DAYトリップ
常滑市を中心に伝えられる「常滑焼」は、日本六古窯のひとつとして日本遺産に認定されています。市内には、「やきもの散歩道」と呼ばれる常滑焼の歴史を残す通りがあり、常滑焼のショップ、カフェなどが点在。散策したり、買い物したりしながら、のんびり歩くのにピッタリです。有名作家さんのギャラリーもあるで、好みの1点を探しにいきましょう。
INAXライブミュージアム「世界のタイル博物館」
繊細な絵柄とカラフルな色使いにくぎ付け!タイル上に描かれたアートがおもしろい
装飾タイルを集めた珍しいミュージアムで、オリエント、イスラム、スペイン、オランダ、イギリス、中国、日本など世界中の装飾タイルが約1000点展示されています。古くは紀元前から近代のものまでが、ずらりと並んだコレクションは個性たっぷり。凝ったデザインやカラフルな色使いのものは、これぞアート!といった強いインパクトがあります。個別のタイルのほかに、装飾タイルを使った空間も見どころのひとつ。とくにイスラムのドーム天井は、ため息が出るほどの美しさなので必見です。
※料金:一般700円、高校・大学生 500円、小・中学生 250円(ライブミュージアム内共通)
INAXライブミュージアム「陶楽工房」
どんな絵柄にしようかな?絵付けやモザイクアートに時間を忘れて没頭しよう
「陶楽工房」では、焼きものを使ったアートに挑戦できます。体験メニューは、焼きもの用の絵の具を使ったタイルの絵付けや、1cm×1cmのタイルを並べて作るモザイクアートなど。とくにモザイクアートは、鍋敷きやコースターとして日常的に使えるので、自宅用のおみやげにピッタリです。幾何学的なデザインにするか、ワンポイントで目立たせるか、デザインに頭を悩ませるのも良いものです。「世界のタイル博物館」の美しいタイル作品を思い出しながら、傑作作りに取り組んではいかが?
※料金:体験メニューにより異なる ※ライブミュージアム内の展示施設を見学の場合、別途共通入館料
常滑屋
常滑焼の器で料理のおいしさUP!旬の地魚を使ったちらし寿司に舌つづみ
大正時代の土管工場を利用したカフェ&ショップ&ギャラリーで、レトロな店構えが目印です。おすすめは、旬の地魚を使った手ごね風ちらし寿司をメインにしたランチセット・常滑ちらし。常滑焼の皿で提供されるデザートも楽しみです。ランチの後は、急須や茶器、花瓶などの常滑焼が常設展示されている2階へ。販売もしているので、気になるものがあるかのぞいてみましょう。
SPACEとこなべ
シンプルで使うほどに手になじむ!作家さんのこだわりの作品をチェック
若手作家から伝統工芸士まで、30名ほどの常滑焼作家による手作り作品が並ぶ常滑焼の専門店。朱泥急須・煎茶器・茶器・食器・茶香炉など、さまざまな種類の常滑焼がそろっています。同じ作家さんのものでそろえたり、あえて違うテイストのものにしてみたり。シンプルで使いやすい作品が多いので、自宅用にするのはもちろん、ギフトにしても喜ばれそうです。
やきもの散歩道
焼きものの町ならでは!レトロな煙突が立ち並ぶノスタルジックな町並みを歩く
常滑駅の南東の小高い丘の周辺にあるのが、常滑観光に欠かせない「やきもの散歩道」。細い路地がまるで迷路のように入り組んでいて、古い町並みの中に、土管や焼酎瓶が積まれた土管坂、国の重要文化財・登窯など、焼きものの町を象徴するスポットが点在しています。主要スポットを回るなら、所要時間は1時間ほど。散歩道には常滑焼の工房やギャラリー、カフェなどもあるので、寄り道しながらのんびり散策してみましょう。
※営業時間:9~17時(常滑市陶磁器会館)
暮布土屋 侘助
歩き疲れたら甘いものでひと休み!かき氷、ぜんざい、フロートなどの甘味をどうぞ
うどんや甘味などのメニューがそろう食事処「侘助」。昭和初期の建物を利用した店舗は、レトロな趣がありおしゃれ。温かみのある空間でくつろぎながら食事ができます。午後のブレイクタイムには、クリームぜんざいなどの甘味や、季節の果物を使ったソーダフロート、かき氷などのスイーツがおすすめ。歩き疲れた体に、やさしい甘さがじんわり染み入ります。
工房の中には、ろくろや手びねりの陶芸体験ができるところもあります。カップやお皿、お地蔵さんなど作れるものはいろいろあるので、体験するときは事前に調べて予約しておくとスムーズです。作家さんの作品と自分の作品、どちらも旅の良い思い出になりますよ。
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