まるでタイムスリップ!時間を忘れて癒される吉祥寺のレトロな喫茶店
吉祥寺にある「ゆりあぺむぺる」は、24時までオープンしている老舗の喫茶店。“レトロかわいい”があふれている店内は、まるで昭和で時が止まっているかのよう。写真映えするクリームソーダやお食事メニューも充実しています。仕事帰りや遊び疲れたあとに、ほっとできる素敵なお店です。
24時まで営業がうれしい!1976年創業の老舗
吉祥寺駅から歩いてわずか1〜2分。多くの人が行き交う通り沿いにたたずむのが、こちらの「ゆりあぺむぺる」です。
あたたかな風合いのドアを開けると、さっきまでの喧騒とはまるで別世界!時が止まったかのような、とってもノスタルジックな空間が広がっています。
創業は1976年。44年前、当時まだ夜の遊び場が少なかった吉祥寺に、夜遅くまで開いている憩いの場をつくろうとオープンさせたのがはじまりだとか。
深夜営業は創業当初から続いていると聞き、驚きました。
店名の「ゆりあぺむぺる」とは、宮沢賢治の詩に出てくる「ユリア」と「ペムペル」という登場人物が由来だそうです。
現在は1階が喫煙可能に、2階が禁煙となっています。お店に染み付いた匂いまでが、なんともいえないなつかしさを醸し出しています。
こちらは2階席。本を読んだり食事をしたり、1人の時間を過ごすのにもぴったりの静かな空気が流れています。
まるでタイムスリップ!?時を超えた調度品の数々
同店を訪れたら、店内のテーブルや椅子、壁、ランプなど、年季の入った調度品にも注目です。
アンティークショップから買い集められたという家具類は、その多くが創業当時のまま。手入れをしながら、長年愛され続けています。
入口すぐのところには、今ではお目にかかる機会の少ないピンク電話が。当時の若者たちが、この電話で待ち合わせの約束をしていたかも?なんて、想像するのも楽しいですね。
驚くべきはこちらのレジ。100年以上前のものだそうで、創業当時でもかなり珍しがられる品だったはず。それがなんと、今も現役で活躍しています。
大満足ボリューム!おすすめの絶品クリームソーダ
フードやドリンクのメニューも充実している同店の人気メニューは、こちらのクリームソーダ。
大きめのグラスにクリーミーなバニラアイスがこんもりと乗ったビジュアルは、写真映えもバッチリ!
一見すると飲みきれるか心配になるボリュームですが、1人でもあっという間に飲み干してしまいました。
クリームソーダは季節ごとに変わる3種を含め、全部で8種のカラフルなラインナップ。
自家製のスイーツも魅力的。
この日は冬にぴったりな、温かい「りんごのケーキ」をオーダー。
しっとりとしたほかほかのケーキはりんごの酸味と甘みがしっかりと効いて、なんとも口福なお味。
冷たいクリームソーダとも相性抜群です。
カレーやパスタ、サンドイッチなど、お食事メニューも豊富です。しかもそれが超絶品!
通いつめて、すべてのメニューを試してみたくなるほどのおいしさでした。
ランチもディナーも基本のメニューは同じですが、ランチタイムにはミニサラダとコーヒーまたは紅茶がセットになります。
多すぎず少なすぎずの“ちょうどよい”量も、うれしいポイントです。
仕事帰りにふらっと立ち寄るのはもちろん、吉祥寺散策に疲れたときや、ランチのお店を探しているとき、ディナーだけを楽しみたいときなど、どんなシチュエーションにもぴったりの同店。
なつかしさを感じるゆったりとした店内で、溜まった日々の疲れを癒しませんか?
Text & Photo:大石七海
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