2020年は五感を研ぎ澄ませ!いざ、“香り”で楽しむ京の旅へ
「京の冬の旅」は、京都の街がいちばん静かな冬に文化財や伝統文化・産業などの奥深い京都の魅力を伝え、ゆっくりと観光を楽しむキャンペーンです。京都市内をめぐる定期観光バスも「京の冬の旅」の期間中である2020年1月10日(金)~3月18日(水)の間、新企画「“香り”で楽しむ京の旅~写真では語れない旅の思い出を~」の特別コースを毎日運行。思い出とともに記憶に残る“香り”の旅で訪れる5つのスポットをご紹介します。
Summary
1つめの香り~知る・学ぶ・楽しむ 香りの世界へ~
定期観光バスコースで最初に訪れるのは、お香の老舗「香老舗 松栄堂」が2018年に開設した『薫習館』。ふとした瞬間、匂いから記憶がよみがえることってありますよね。『薫習館』は、そんな香りの魅力を、五感を使って体験しながら学ぶ施設です。
たとえば人気コーナー「koh-labo香りのさんぽ」では、かおりの詰まったBOXにすっぽりと頭をうずめて香りの世界に満たされるなどのさまざまな体験ができます。
2つめの香り~近代日本庭園の傑作を体感!生活の中の美と香り~
2カ所目に訪れるのは、『無鄰菴』。『無鄰菴』は、第3代内閣総理大臣の山縣有朋が、名庭師七代目小川治兵衛につくらせた庭園で、七代目小川治兵衛の作品の中でも代表作と言われるものです。
この名庭を管理する「植彌加藤造園」のスタッフにガイドしてもらうことで、庭の見方、巡り方、楽しみ方を学びます。
3つめの香り~南禅寺参道に佇む食と時を味わう別邸~
お庭を散策し、お腹が空いてきたころに訪れるのが『南禅寺参道 菊水』。京都・南禅寺の老舗「料理旅館 菊水」が、2018年6月、“食と時を味わう別邸”としてリニューアルオープン。こちらの庭も、七代目小川治兵衛の作。
庭を見ながらいただける“香りの旅”オリジナルのコースメニューには、スモーク(燻製)やコニャックで香りづけられた香りを楽しむ料理も含まれています。五感をフルに使って、優雅なランチを楽しんで。
4つめの香り~美味しさが最も際立つ、ピークフレーバーを感じて~
食後に訪れるのは『ブルーボトルコーヒー 京都カフェ』。世界中の農家と直接契約を結び、仕入れた豆を最適に焙煎し、フレッシュな状態で提供してくれる「ブルーボトルコーヒー」。コーヒー豆を焙煎する香ばしい香りが店内を漂います。
日本の木造建築の特徴でもある、地盤面から数10㎝ほどの上がりを取り払ってフラットにするなど、日本とアメリカの文化を融合した建築も見所。
5つめの香り~伝統は歩みの積み重ね、守り、育み、創り出すもの~
旅の終わりには、京都みやげも欲しいですよね。最終目的地は、大正6年から京漬物一筋の『川勝總本家』。
門外不出の甘酢で聖護院かぶらを漬け込んだ千枚漬はぜひ京都みやげに。旬の京野菜の試食や、漬け込み実演の見学もできます。
2020年の年初めに、京都で五感磨きをしませんか?「“香り”で楽しむ京の旅」に出かけましょう。
■京の冬の旅 新企画 “香り”で楽しむ京の旅
開催期間:2020年1月10日(金)~3月18日(水)の毎日
出発場所:定期観光バスのりば(JR京都駅烏丸口)
出発時間: 10時20分発(期間中毎日)
所要時間:5時間30分~6時間程度
交通: JR「京都」駅からすぐ
料金:1万1500円
予約:075-672-2100(京都定期観光バス予約センター 7時40分~20時)
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。内容の変更、消費税率変更に伴う金額の改定などが発生する場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
Text : 小西尋子