• るるぶ&more.
  • エリア一覧
  • 寒い季節を乗り越える知恵がいっぱい!ロシア料理をおうちで再現!~旅好き女子のための世界一周レシピ vol.4 ロシア料理~
寒い季節を乗り越える知恵がいっぱい!ロシア料理をおうちで再現!~旅好き女子のための世界一周レシピ vol.4 ロシア料理~

寒い季節を乗り越える知恵がいっぱい!ロシア料理をおうちで再現!~旅好き女子のための世界一周レシピ vol.4 ロシア料理~

ライフスタイル レシピ ロシア料理 るるぶ&more.編集部
Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket

海を挟んだご近所の国なのに、その魅力はいまだ日本人にとって多くのベールに包まれているロシア。実は寒い国ならではのほっと温まる伝統的料理の宝庫なんです。今夜はロシアンディナーを作って、心も身体もほっこりしてみてはいかが?旅好き女子にお届けする、基礎からしっかり学べる料理教室「ABCクッキングスタジオ」とのコラボ連載。2月のテーマはロシアです!

Summary


冬の夜こそ、じんわり温まるロシアの伝統料理を囲もう♡

都市によってはマイナス30℃近くまで気温が下がることもあるロシアは、伝統的に暖炉の火などを使った煮込み料理やスープが多いのが特徴。今回は、ロシア流焼きロールキャベツの「ガルプツィー」と、「ビーツのポタージュ」に加え、サイドメニューのじゃが芋のサワークリームのせ「カルトーシュカ」をご紹介。優しくて素朴な味のディナーでほっこりしましょう。

【レシピ】ロシア流焼きロールキャベツ「ガルプツィー」

ロシアではポピュラーなガルプツィー。たねにお米を入れたロールキャベツを煮込む前に香ばしく焼き、サワークリームをたっぷり使う点が、一般的なロールキャベツと異なるロシア流。


<材料> 4人分
キャベツ 4枚(240g)
合いびき肉 200g
塩 小さじ1/2
黒こしょう 少々

米 50㏄
玉ねぎ 60g
卵 1/2個
パン粉 大さじ2
水 大さじ1

にんにく 10g
サラダ油 小さじ1
カットトマト缶 200g
水 100㏄~
コンソメ(顆粒) 小さじ1/4
砂糖 小さじ1
ローリエ 1/2枚

塩 少々
黒こしょう 少々
サワークリーム 40g
牛乳 大さじ2
パセリ 少々

<下準備>
・キャベツの葉は、熱湯でしんなりするまで茹で(1~2分)、ザルに広げ冷ます。芯を削ぎ取り、巻きやすくし、削ぎ取った芯は、みじん切りにし、たねに使用する。〈★ポイント1〉
・米は、熱湯を加え、そのままおいておき(20分~)、水気を切っておく。
・玉ねぎは、みじん切り。
・パン粉は、水を加えてしとらせておく。
・にんにくは、皮と芯を除き、潰しておく。
・サワークリームと牛乳を合わせておく。(サワークリームソース)

★ポイント1
キャベツの芯を浮かせてその下に包丁を入れると、キレイに削ぎ取れます。こうすることでキャベツを巻きやすくなります。

<作り方>
①ボウルに合いびき肉を入れ、塩・黒こしょうを加えてよく混ぜる。
②粘りが出てきたら、水気を切った米・みじん切りにしたキャベツの芯・玉ねぎ・溶いた卵・水でしとらせておいたパン粉を加えさらによく混ぜる。4等分にする。
③キャベツの内側を上にして芯の方を手前に広げ、俵形(やや横長)にしたたねを手前に横長に置き、手前、片方と包み、奥へと転がす。折っていないもう片方を中へ押し込む。〈★ポイント2〉
④鍋ににんにく・サラダ油を入れて弱火にかけ、香りがするまで加熱する。
⑤にんにくの香りが出たら、③のロールキャベツを加え香ばしく焼く。
⑥カットトマト缶・水・コンソメ・砂糖・ローリエを加えて、ひと煮立ちさせ、アクが出たら除く。フタをして、煮込む(中火15分~)。
⑦フタを取り、スプーンで煮汁をロールキャベツにかけながら、煮詰める(中火5分~)。
⑧ローリエを取り出し、塩・黒こしょうで味をととのえる。

★ポイント2
たねをキャベツで上手に巻くコツは、まずキャベツの手前と片方のみを折りたたんだ状態を作って、そのままくるくるロールしはじめること。

下の写真の状態になったら、折りたたんでいない方のキャベツを親指でグッと中に押し込んで完了です。

<盛り付け>
①ロールキャベツを器に盛り付け、ソースかける。
②サワークリームソースをのせ、パセリをふる。

【レシピ】じゃが芋のサワークリームのせ「カルトーシュカ」

熱々のじゃがいもの上に好みの食材をトッピングするカルトーシュカは、ロシアではファーストフードとしても大人気で、モスクワをはじめとした各都市には専門店や屋台もよく見かけます。今回はサワークリームといくらで彩りましょう。

<材料> 4人分
じゃが芋(メークイーン) 400g
サワークリーム 40g
塩 小さじ1/8
ディル 2枚
いくら 小さじ2

<下準備>
・じゃが芋は、たわしでこすり洗いし、芽があれば除き皮付きのまま半分に切り、安定する様に切り口の反対側も少し切っておく。〈★ポイント1〉
・ディルは、水で洗い水気を切り、太い茎からはずし、トッピング用に4つ分け取り、残りはちぎっておく。

★ポイント1
毒素があると言われるじゃが芋の芽は丁寧に除くのがベター。包丁の角を芽の部分に固定し、そのまま位置を変えずに360℃回すと上手にくり抜けます。

<作り方>
①ボウルにサワークリーム・ディル・塩を入れて均一になる様に混ぜ、4等分にする(ディルクリーム)。
②鍋にじゃが芋とかぶるくらいの水を入れ、沸騰後、中火で約20分茹でる。

<盛り付け>
・皿にじゃが芋を盛り付け、ディルクリーム・いくらをのせ、ディルを飾る。

【レシピ】ピンクが鮮やか!ビーツのポタージュ

「ボルシチ」をはじめ、ロシアの家庭料理に欠かせない栄養豊富なビーツ。今回はビーツを使ったポタージュに挑戦してみましょう。

 

<材料> 4人分
ビーツ(缶・水煮) 80g
玉ねぎ 60g
白ねぎ 40g
塩 小さじ1/8
オリーブ油 小さじ2

コンソメ(顆粒) 小さじ1
水 160㏄
牛乳 160㏄
塩 小さじ1/8
白こしょう 少々
生クリーム 小さじ2

<下準備>
・ビーツは汁気を切っておく。
・玉ねぎは根元を除き、繊維に逆らった薄切り。
・白ねぎは縦半分に切り、斜め薄切り。

<作り方>
①鍋にオリーブオイルを温め、玉ねぎ・白ねぎ・塩を加えしんなりするまで炒める(中火3分)。
②ビーツを加え焦がさないように全体を炒める(弱火2分)。
③水・コンソメを加え、アクを除き、沸騰後1分程煮込む。
④③が冷めたら、ミキサーカップに移し、1分程まわし鍋に戻す。
⑤ミキサーカップに牛乳を入れ、3秒程まわす。
⑥鍋に移し、温めなおす。塩・白こしょうで味をととのえる。

<盛り付け>
①スープを器に均等に分け入れる。
②生クリームを落とし、竹串で描くようにして模様をつける。〈★ポイント1〉

★ポイント1
生クリームをスープの上に3点落としたら、点の先からすっと竹串を入れて、線がつながるように円を描いてみましょう。ハート型を意識しても◎

ロシア料理のディナー、全部完成!

メインのロシア流焼きロールキャベツ、サイドメニューのじゃが芋のサワークリームのせ、ビーツのポタージュが並ぶ食卓が出来上がりました。

マトリョーシカやティーカップなどロシアンな小物で彩るテーブルコーデ

ロシアの国旗に使われる赤と白を配したテーブルクロスや、生地屋さんで見つけたモコモコなファー素材を引いてできるだけ温かな雰囲気を演出してみましょう。

ここで大活躍するのが、記事冒頭でも紹介したロシアの代表的な民芸品マトリョーシカ。入れ子になった人形たちをすべて並べれば、愉快なファミリー感が出て食卓がにぎやかに。愛らしい表情に思わずディナーの参加者も笑顔になること間違いなしです。

ロシアンティーをイメージしたシルバーのティーセットを置けばリッチな雰囲気も加わります。ヨーロッパの民族衣装を飾るために生まれたチロリアンテープをあしらうとよりキュートに。手芸やさんでお気に入りの色を見つけましょう。

ロシアの国旗やモスクワのモスク、民族衣装を着たロシア人など、イラストを印刷して貼り付けた手作りピックもかわいいアクセントになりますよ!

SNSで募集中!おうちでロシア料理&テーブルコーデ写真

るるぶ&more.では本記事のレシピをおうちで再現された写真をSNSで募集中!手作ロシア料理やテーブルコーデのアイデアをハッシュタグ「#旅好き女子のための世界一周レシピ」「#rurubuandmoreレシピ」をつけてシェアしてください!
素敵なご投稿お待ちしております!

今回レシピ提供のご協力をいただいたABCクッキングスタジオでは体験レッスンを開催中!初めての方は500円で体験レッスンに参加できます。詳しくはこちら

まず訪れたい街は「サンクトペテルブルク」と「モスクワ」

クレムリン
クレムリン

広大な国土を誇るロシアのなかでもまず訪れるべきは、ロシアで最も美しい都市とも評されるサンクトペテルブルク。モスクワ川の河畔に位置する宮殿兼要塞のクレムリンや、数々の歴史的事件を目撃してきた赤の広場、歴代皇帝の宮殿だったエルミタージュ美術館など19世紀の面影を残す街並みがとても幻想的なんです。

エルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館

文豪ドストエフスキーの作品の舞台や、世界最高峰のバレエやオペラなどで知られるマリインスキー劇場など、歴史的な文学と芸術が放つ気品に酔いしれることもできます。

マトリョーシカ
マトリョーシカ

ロシアには素敵なお土産もたくさん! その代表が、木製の入れ子人形マトリョーシカ。ロシアらしいふくよかな輪郭で、上下をひねると、次から次へと一回り小さな人形が現れてなんともかわいらしい!

最もポピュラーなものは民族衣装を着た女の子で、中に入っている人形は少しずつ絵柄が違うので、次に何が出てくるかワクワクしてしまいます。ほかにも、古くからある民芸品でロシア独特の美しい絵柄が描かれた「ホフロマ塗り」の食器やスプーンもオススメですよ。

レシピ提供 =ABCクッキングスタジオ
text = mogShore
photo = 大塚七恵
Styling = Yuka Eguchi, Masako Ouchi

●記事内のロシアの旅行情報は『るるぶロシア モスクワ サンクトペテルブルク』に掲載した記事をもとに作成しています。


Twitter Facebook LINE はてなブックマーク Pocket
記事トップに戻る

この記事に関連するタグ

編集部のおすすめ

ページトップへ戻る

検索したいキーワードを入力してください