令和ゆかりの地は今だから行きたい!梅が見ごろの太宰府で梅が枝餅をパクリ!
学問の神様をまつる太宰府天満宮の境内では、1月下旬~3月上旬に約200種6000本の梅が咲き香ります。参拝と梅見の後は、焼き立てアツアツの香ばしい梅が枝餅をぜひ!梅が枝餅を味わったら「令和」の出典となった宴の舞台とされる坂本八幡宮と大宰府展示館も訪ねましょう。
Summary
1月下旬~3月上旬に約200種6000本の梅が咲き香る太宰府天満宮
学問の神様こと菅原道真公(天神様)をまつる、全国12000社の天満宮の総本宮。学生や受験生から、最後のよりどころとして頼られる存在です。
本殿右の「飛梅」は、梅を愛した道真公がこの地に流された時、道真公を慕って京の邸宅から一夜で飛んできたと伝わります。
参拝と梅見の後は、門前名物として名高い梅が枝餅の老舗「かさの家」でひと息
太宰府天満宮の門前名物・梅が枝餅の老舗です。店頭で次々焼かれる梅が枝餅130円は、香ばしい薄皮餅の中に、甘さ控えめの粒餡がたっぷり。
食べ歩く以外に、店内の食事処では抹茶セット650円でも味わえます。
ひと足のばして、令和の出典となった宴が開かれた地とされる坂本八幡宮にお参り
太宰府天満宮から徒歩40分ほどの古社。祭神は応神天皇。大伴旅人の邸宅はこの地の辺りだったと伝わっています。天平2年(730)、旅人が自邸で開いた梅見の宴の席上で詠まれた歌32首が『万葉集』に収められており、その序文の一節「初春令月、氣淑風和」が新元号「令和」の出典となりました。境内には万葉歌碑があり、御朱印を受けることもできます。
■坂本八幡宮
住所:福岡県太宰府市坂本3-4-23
電話:092-928-3100
拝観時間:境内自由(社務所は9~16時)
定休日:無休(社務所は月・木曜休)
料金:境内自由
駐車場:なし
古代の大宰府の中心地だった大宰府政庁跡と大宰府展示館へ
古代の大宰府は「遠の朝廷」と呼ばれ、九州一円を治めるとともに、大陸・朝鮮半島との外交や海防も担っていました。
史跡公園として整備された大宰府政庁跡には巨大な礎石が残り、隣接する大宰府展示館では博多人形で再現された大伴旅人の梅花の宴など、出土品やジオラマで大宰府の歴史や文化をわかりやすく紹介しています。
掲載した情報をはじめ、太宰府天満宮や坂本八幡宮についてもっと知りたい方は、『万葉集を旅する 令和の源と和歌の舞台へ』をご覧ください。
●掲載の内容は取材時点の情報に基づきます。変更される場合がありますので、ご利用の際は事前にご確認ください。
●この記事は『万葉集を旅する 令和の源と和歌の舞台へ』に掲載した記事をもとに作成しています。